Brahms: Symphony No.2 & No.3
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一人のクラシックオールドファン | Hyogo | 不明 | 12/July/2013
ヨッフムは私達LP世代では19世紀末生まれの諸大指揮者の影に回ったどちらかと言えば二番手的存在の指揮者ではありましたが私個人としてはARCOとのバッハ「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ曲」でドイツ指揮者の割りには暖かで伸びやかな演奏が気に入りでした。さてこうした彼がブラームスの交響曲を扱った一つが本盤でそれも先に述べた芸風から四曲のブラームス交響曲のうち適していると思われる第2番についてメモさせていただきました。本盤演奏は1976年LPOを振ったヨッフム74歳の時の演奏(タイム@19’09A9’27B5’45C8’31)です。この曲は周知の様にブラームスが刻苦して作曲した先行第1番とは異なり風光明媚な所に浸ってその田園風景を中心とした牧歌的印象を短期間に仕上げた明るい曲です。さて、演奏の方は第1楽章はやや速めに進めて前のめりになりそうな感じもしないではありませんが反復部分の「つなぎ」のニュアンスや後半でのドラマチックな表情を面白く聴きました。第2楽章も基本的には輪郭を明瞭にしつつも力を抜いて聴かせる処や「間」を取りつつのクロージングも印象的でした。同様なアプローチの第3楽章に続いていよいよこの曲の名場面の最終楽章・・・運び自体は余り無理はしていませんがやはり歯切れ良くテンポ速めに展開して雰囲気的にはのんびりムード、団円ムードとはちょっと路線が異なり〆でのコーダ付近〆に向ってはスピードアップして気分の高揚を図りライブ的な面もありました。ヨッフムの割りには表情豊かな演奏ではありました。彼の指揮したブラームス交響曲第2番には他の演奏として1951年BPO(同@14’59A10’06B5’40C8’17)や1981年VPOライブ(同@15’31A10’14B5’56C9’03・・・拍手込み)等が記録されておりますが本盤演奏は第1楽章の反復が特徴となっています。なお、本盤併録の第3番(同@12’54A9’03B5’37C8’43)の方は未聴であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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チタンシルバー | 千葉県 | 不明 | 10/July/2009
第2番終楽章コーダのすさまじい盛り上がりはぶっ飛びます!両曲通じて剛毅でかつ彫りが深く、枯れた味わいや老いの影など微塵もない演奏。4 people agree with this review
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