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Brahms (1833-1897)

CD Ein Deutsches Requiem: Karajan / Bpo Tomowa-sintow Van Dam

Ein Deutsches Requiem: Karajan / Bpo Tomowa-sintow Van Dam

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Showing 1 - 7 of 7 items

  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  24/March/2011

    ブラームス「ドイツ・レクイエム」はドイツ語によるレクイエムでプロテスタントだったブラームスが新旧訳聖書から歌詞をピックアップしたものらしいです。「ドイツ・レクイエム」は他のレクイエムにもあるように7楽章から成り真ん中の第4楽章を中心に対称的になって人生への肯定的な明るさと力強さを謳いあげます。本盤演奏1976年カラヤン(68歳)/BPO録音のものは演奏タイムが@11’12A14’58B11’15C5’28D7’51E13’12F11’35と私の感じでは過不足ないと思うのですが・・・。独唱はA.T.シントウ(S,当時35歳)とJ.D.ダム(B,36歳・・・彼は後年録音にも登場)でドイツ出身でない処はひっかかりつつ・・・その様な事を言ったらキリがありませんね。そして長年カラヤンが起用している合唱団・・・ウィーン楽友協会Cは彼の指揮に、そしてオーケストラBPOは艶やかな演奏を聴かせます。そう言えばカラヤンはこの曲を結構扱っておりHMVカタログだけでも1947年VPO、1957年VPO、1964年BPO、本盤1976年BPOそして1983年VPOの各CD盤があり私は本盤と1983年VPO演奏分しか聴いてはいないのですがこの曲へのカラヤンの姿勢が晩年宗教曲へのウェイトを若干かけて行った事に何か気がつかされた思いはしております。二つの演奏盤比較からなのですが本盤の方は特に合唱とオーケストラが全体生々しいというかグラマラスな印象を受けそれだけに起伏感(静謐な祈りと劇的な盛り上がりのコントラスト)もあり分り易い出来上がりになっています。第1楽章美しい合唱「悩める者は幸せ」から少し大仰な重厚っぽさはカラヤン臭いのですがブラームスのまだ若いロマン性を安らかに且つ艶っぽく表現します。第2楽章もややすると重々しい葬送行進風合唱を執拗なティンパニーがフォロー。中間は一条の光りが見え後半はアレグロに転じ荘厳な合唱が先のティンパニーをより戻しつつ〆に。重要な第3楽章は先ずJ.D.ダム(B)が落ち着いた表情で語り始めます。(途中ドヴォルザークのチェロ協奏曲で聴いたフレーズもばら撒きながら)やがてしなやかな大フーガでのカラヤンコントロールぶりは見事!最後はウーンと引っ張って終わります。 ピチカート風な弦をバックに合唱が平穏に流れ中程での軽いフーガの後は又平穏に戻って充分引っ張って4楽章は〆。第5楽章はA.T.シントウ(S)が合唱と違う歌詞で歌う処ですが無難に終わり第6楽章は交替にJ.D.ダム(B)が彷徨う様な合唱に取っ掛かりを入れ全奏「怒り」へ・・・。区切る様にハ短調独特の押し強さをカラヤンは管楽器をアクセントとして強調します・・・この辺りは流石上手いものですね。合唱にも覇気が感じられ〆は充分引っ張ります。最終楽章「死に行く者は幸せ」は曲目自体ちょつと付け足し的な印象を私は持っていたのですが本盤演奏は説得力がある様に思えました。第1楽章を断片的に循環し最後は持ち上げる様にハープとともに終わります。全体からは後年演奏には無い派手さ、分かり易さが特徴となり・・・やゝはしゃぎ過ぎの感で宗教曲でまとめきれない要素を孕んではいると思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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  • ★★★★★ 

    神戸のカラヤンマニア  |  兵庫県  |  不明  |  04/November/2007

    Pianistさんの感想に大賛成です!特に第2曲!!重厚で引き締まったこの年代のカラヤンならではの流麗さが感じられる、この曲の演奏の最高峰ではないでしょうか!

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  16/August/2007

    訂正。お読み頂ければ分かると思いますが、以下の2007年5月4日のレヴューは70年代のBPOとの再録EMI盤について述べたものです。64年DG盤についてではありません。

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  • ★★★★☆ 

    Pianist  |  Tokyo  |  不明  |  04/May/2007

    カラヤンの残した同曲の中では一番優れたものだと思う。BPOの響きは確かに見事で、壮大な壁画を見あげるような思いを抱かせるが、この作品の再現としては少々ものものし過ぎるような気もする。アバド盤の優しさ、ハイティンク盤の穏やかさ、ジュリーニの落ち着きと諦念、フルトヴェングラーの神妙な安定感… と、多少「静」の傾向の演奏に偏りすぎているかもしれないが、ゴージャス傾向の演奏としては強力なパワーを持つ演奏。64年のDG盤より明らかに良いと思う。

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  • ★★★★★ 

    レイトスターター  |  西宮  |  不明  |  16/January/2007

    弦の豊穣な響きは正しくベルリンフィルの黄金時代の録音ではないでしょうか。(もう、これを聴いたら後任のアバドやラトルは・・・と嘆息してしまう・・)金管は天国のラッパのように優しく包み込む・・・カラヤンの同曲録音の内、これがベストだと思料す。

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  • ★★★★★ 

    安曇野のカラヤン  |  長野県安曇野市  |  不明  |  19/March/2006

    私もカラヤン先生の同曲盤の中ではベストだと思います。晩年のウイーンフィルとの盤より良いと思う。特に第二楽章と第三楽章の迫力は素晴らしい。レクイエムというより1つの大きな声楽曲という位置づけの演奏のように感じられるが、そこがまたカラヤンらしいと言える。宗教曲としての要求を本当に満たしているかは分からないが、純音楽として聴いて合唱、ソロ、オーケストラ全てを堪能できる。

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  • ★★★★★ 

    ボール犬  |  兵庫県  |  不明  |  13/February/2004

     数多いカラヤンの同曲録音の中で、程良いロマンと救済の高揚感において、これに勝るものはない。ソリストもカラヤンの意図に沿う、バランスの良い歌唱を聴かせてくれる。録音は強奏、合唱が入る部分などでやや粗いが、カラヤンのドイツレクイエムとしては、まずこれが聴かれるべきだろう。

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