ザルツブルクのワグネリアン  |  愛知県  |  不明  |  28/June/2008

ブラームスにおいてもアンチェルはやはりアンチェルであり続けるという当たり前と言えば当たり前でしかないことを書く以外に言葉が見つからない。誇張のない端正な流れの中にハッとするような微妙なニュアンスが随所で聴かれる。二曲とも派手さはまったくないが、たいへんな名演である。二重協奏曲のｽｰｸとﾅｳﾞｧﾗもこの演奏にふさわしい。

 

福永陽二郎  |  藤沢  |  不明  |  28/January/2006

これは素晴らしい!!ｱﾝﾁｪﾙの代表的名盤ではないか｡名門ﾁｪｺ･ﾌｨﾙの魅力が堪能できる｡弦の響き､管楽器の音色等､言葉では語れない美しさである｡全集では､ｻﾞﾝﾃﾞﾙﾘﾝｸ/SD,ﾍﾞﾙﾘﾝSO､ｹﾝﾍﾟ/BPO,ﾐｭﾝﾍﾝPO､ｼﾞｭﾘｰﾆ/VPOを愛聴しているが､｢ﾌﾞﾗ2｣単発ではｹﾝﾍﾟ/ﾊﾞﾝﾍﾞﾙｸSO､ｶｲﾙﾍﾞﾙﾄ/ﾊﾞｲｴﾙﾝRSO､ﾍﾞｰﾑ/BPO､ｼｭｰﾘﾋﾄ/VPO､ﾓﾝﾄｩｰ/LSO､山田一雄/新日本POを好んで聴いているが､このｱﾝﾁｪﾙ盤も仲間入りである｡｢ﾌﾞﾗ2｣の理想的な演奏である｡