[USED:Cond.A] Sym, 2, : 朝比奈隆 / 大阪po 豊田喜代美 伊原直子
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 24/August/2013
朝比奈隆は確かカラヤンと同年生まれの指揮者だったのですがブルックナー、ベートーヴェンを主なレパートリーに入れてその重厚な容姿と相俟って演奏も何となくスケール感が伴っておりました。まぁ、遅いテンポを保って、腰の据わった恰幅のよい音楽を展開するのでマーラーの大規模な交響曲にも適性を示す場合があり殊に交響曲第2番「復活」はマーラー交響曲群でも比較的親しみ易い曲だけに何かイベント時に演奏される曲として朝比奈もしばしば取り扱っております。本盤を語る前に今手元に個人的な昔の知人で大フィル合唱団のメンバーを通して入手したその人が参加したコンサートでの偶々朝比奈が指揮する1976年演奏の「復活」・・・独唱は樋本栄(S、当時48歳)と大藤裕子(MS、同27歳)の自主制作LP(タイム@22’42A10’27B10’00C4’50D33’56)盤を何回か聴いたのを思い出しました。多分そのコンサートも大フィル三十年記念的なイベントのものでしたが決して録音が優れているわけではなく果たして演奏も朝比奈がマーラー独特の雰囲気にマッチしているとはお世辞にも言えず・・・多分宗教的灰汁の強さとは別の世界というかドイツ交響曲の一つの記念曲の切り口で攻めているからなのでしょう。本盤1987年ライブも大フィル四十年記念コンサートで独唱は豊田喜代美(S、当時36歳)と伊原直子(A、同42歳)、合唱は武庫川女子大合唱団と関西学院大グリークラブ他と完璧な布陣での演奏で演奏タイムは@22’07A10’32B12’23C4’35D34’53と若干の異同はありますが朝比奈らしい安定ペースです。少し遅い目で展開する第1楽章では意外な全楽器休止を挟んで変化をつけたり第2楽章での起伏感を進める内に割りとゆったりした「間」の入れ方は面白いです。最終楽章もスケール感は感ぜられるものの徒に高揚一辺倒ではなく従ってマーラーの宗教的カタルシスに今一インパクトが及ばないのは正しく朝比奈のマーラーだからでしょう。録音では楽器遠近感は上記のLPよりはきちっと把握されていると思いました。この1987年演奏会の盤は何種類かあるようです。自主制作盤として完全記録されているものをリストアップしておきます→1969年大阪PSO、アサヒコーラス、岡田晴美(S)、長野羊奈子(A)。→1986年新星日本SO、同コーラス他、大倉由紀枝(S)、辻宥子(A)。→1995年大阪PSO、武蔵野コーラス他、井岡潤子(S)、竹本節子(A)。とにかく分かり易い曲ではあるので宗教的感動とは別でも良いから御大の指揮に触れるのも感動かと思われます、素晴らしいランクとします。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)1 people agree with this review
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eroicka | 不明 | 不明 | 11/November/2012
朝比奈御大の復活はクレンペラー晩年やワルターを思わせる芸風だ。派手さや強い演劇性、狂気を強調した刺激的な表現、サウンド重視の感覚美は薄く、あくまでもドイツの交響曲ととらえている。95年のライヴ盤(朝日放送の撮影のDVDやポニーキャニオンの廃盤CD)は老成の味がありスケールも大きくなっているが、87年のシンフォニーホールライヴの方が気力が漲りオケも好調で完成度は高い。いずれもそれぞれの魅力があり、ファンならば両方とも耳にした方がよい。長く廃盤だったものを廉価で出してもらい、メーカーには感謝する。1 people agree with this review
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七海耀 | 埼玉県 | 不明 | 09/April/2011
この録音は、初出の時酷評されたと思う。あの当時、朝比奈はまだ関西限定のローカルな指揮者という感覚が色濃くあったと思う。実は、私も、あの当時、友人が所有していたこの盤を聞いて、妙にがっかりした記憶がある。ところがどうだ。あれから4分の1世紀。再び聴いてみたが、印象は激変。朝比奈らしい、腰の据わった演奏で、語り口は上品ではなく、オケも洗練されているとは言い難いが、スケールの大きなは比例なく、最後の高揚も、派手に盛り上げるというより、地の底から湧きあがってくるような感じである。朝比奈は、この曲を大阪フィルとキャニオンクラシックで再録していたが、演奏はいずれも甲乙つけがたい。キャニオン盤が現在入手不能なので(映像はあるようだが)、朝比奈の「復活」を手頃な価格で入手できるという意味で、本盤の再発は嬉しい限りである。阪神淡路大震災の時は、数日を置いて東京でシューベルトをやった朝比奈だったが、今度は、大植と大フィルでぜひこの曲を取り上げ、「復活」ならぬ、「復興」への狼煙を上げて頂きたい。3 people agree with this review
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 06/February/2011
朝比奈には、コンサートの記録や遺された録音の数からしても、どうしてもブルックナー指揮者としてのイメージが拭えない。確かに、朝比奈のブルックナーには名演が多く、特に、最晩年の演奏は神々しささえ感じさせる至高・至純の名演揃いであった。では、朝比奈は、マーラーを無視していたかというと、決してそのようなことはない。確かに、第1は、記録によると演奏した形跡すらないようであるが、第2以降の交響曲は、コンサートでも相当回数採り上げ、かなりの点数のCDが発売されているという厳然たる事実を見過ごしてはならないだろう。特に、本盤の第2や大地の歌、第9等では、複数の録音が存在するなど、意外にもマーラーに対して一見識を持っていたのではないかとさえ思うほどだ。朝比奈のマーラーへのアプローチは、他のマーラー指揮者とはまるで異なる。荘重な微動だにしないインテンポで、マーラーがスコアに記したすべての音符を一音たりとも蔑にせずに音化していくというものだ。その意味では、朝比奈は、ベートーヴェンやブラームス、ブルックナーの交響曲に対するのと同様のアプローチで、マーラーの交響曲を指揮していることになる。それ故に、マーラーの交響曲が含有する劇的な要素などの描出にはいささか不十分な面もあると思うが、スケール雄大な壮麗さや、音楽の内面を抉り出していくような精神的な深みにおいては、他のマーラー指揮者による名演と互角に渡り合えるだけの豊かな内容を兼ね備えていると言える。本盤も、そうした朝比奈の真摯なアプローチによる壮麗な名演であり、その圧倒的な生命力や力強さにおいては、90年代の後年の録音(ポニーキャノン)よりも上位に置かれるべきものと考える。大阪フィルも朝比奈の指揮の下、素晴らしい演奏を展開しており、独唱陣や合唱団も最高のパフォーマンスを示していると言える。0 people agree with this review
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Deto | 兵庫県 | 不明 | 30/December/2010
実は御大、ブルックナー・ベートーヴェン・ブラームスと変わらないくらい、マーラーが好きやったんやないかと、終楽章を聴きながら、改めて思った次第。共感に満ち溢れた音楽というほかないっす。 本盤の大フィルはこの時期としては、十二分の大健闘やと思いますけど、でも、やっぱり、90年代にも都響なりN響なり新日フィルなりとの演奏を残していてくれたら、と、ないものねだりをしてしまいたくなりますねぇ。 芸人魂ゆえに、世評の上がらないマーラーを捨てて、ウケる3Bに集中したのだとすれば、本当に残念なことです。2 people agree with this review
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恐怖のタヌキ男 | 不明 | 不明 | 23/October/2010
朝比奈のマーラーはベートーヴェンやブラームスの延長上にあるもので、マーラーを特異な存在と見る指揮者とは違います。朝比奈による誠実なマーラーであり、大阪フィルの響きはやや貧弱なものの、立派なマーラーです。朝比奈には、晩年にもマーラーの9番をやって欲しかったです。1 people agree with this review
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ushio | 東京都 | 不明 | 03/October/2010
朝比奈のマーラーが続々と再発されている。中古で探していた人には朗報か?当然出来不出来はあるが、朝比奈が「マーラー先生」の音楽に真摯に向き合っていたことは、誰も否定できまい。この「復活」はブルックナー風の剛胆さが生きた傑作。ヤルヴィやジンマン、ホーネックなどの、音響(こけおどし)とは次元が違う。1 people agree with this review
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