[USED:Cond.A] Comp.symphonies: Abravanel / Utah.so
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広島のパヴァンヌ | 広島県 | 不明 | 13/October/2012
この盤の評価は難しい。4点は少し甘いかもしれないが、ユタ響が思いの外うまいのである。この盤は同演奏のルロイ・アンダーソンのレコードをきっかけに購入した。そのレコードの解説には確かユタ響のことを、アメリカの二線級、三線級のオーケストラのように紹介されていたと思うが、このブラームスを聴くと十分一線級に肉薄する力量があることが分かる。どの曲も全く破綻なくこなしている上、たとえば4番や3番の3楽章以降などは秀逸であり、十分にブラームスを感じさせる演奏である。これらのために購入しても損はない。しかし、曲によっては無音からvnが無造作に入る所が数々あり、もう少し何とかならないかと思ったりする。また、MMTさんには悪いが2番は全曲36分で駆け抜け、如何にも演出不足である。したがって、どちらかというと、表現するよりも楽譜に奉仕すると言う傾向が強い。録音については木管などがきれいに鳴り、かなり良質な状態で行われていると言える。しかし200〜500Hzあたりに異様にエネルギーの高まりがあり、100Hz以下の音がほとんど入っていない。そのため「重量感がない」とか「能天気」「深みが薄い」との印象を与えるが、これはマスタリングの問題であろう。 リマスタリングすれば必ず大きく印象が変わる。アブラヴァネルに関心のある方や、手垢にまみれていないブラームスを聴きたい方にはお薦めである。2 people agree with this review
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eroicka | 不明 | 不明 | 20/April/2010
アブラヴァネルといえばLPステレオ初期のマーラー全集で有名だ。結論からいえば、マーラーほどは成功はしていない。特に1番はスケールや構成力の面で完成度が今ひとつで、いかにもアメリカ的なオケの重量感のない明るい響きが能天気に過ぎ、アンサンブルの粗さやイージーさも目立つが、2番以降は佳作級の出来栄えだ。謹厳な厳めしさではなく、ブラームスの歌謡性を前面に出した楽天的演奏は、肩がこらず独特の懐かしさを感じさせる。とりわけ、ダイナミックでかつ歌謡的な3番だけはオケの明るい開放的な響きに気迫も感じられ、傑出した出来栄えだ。この3番だけなら、1点高い評価をつけてよいと思う。1970年代の録音ということで音質は悪くない。今でもカタログに残るだけの値打ちはあると思う。1 people agree with this review
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MMT | 兵庫県 | 不明 | 19/July/2009
2&3番の演奏が気に入りましたので、評価&コメント共にその2&3番へのものとさせていただきます。ブラームスの音楽に期待されがちな渋みや深みは薄いですが、その代わり、どこか人懐っこいような明るさがあります。「ブラームスはこうあるべき」という主張も特に強いわけではありませんが、「ブラームスワールドって素敵だよ。手ぶらでいいからおいでよ。」とでも言っているような気楽さを感じます。普通の指揮者のテンポより全体的に速めですが、ブラームスが書いたスコアから判断すると、むしろこの位が妥当だと私は思っています。表情もスッキリしており、繰り返し聴いても疲れにくいと思います。ブラームスを聴き過ぎて飽和状態になってしまった人が、再び「元気を取り戻す」には、このアブラヴァネル盤は好都合かもしれません。また、ブラームスは結構世俗音楽が好きだったと伝えられていますが、そんなブラームスの一面も表れている演奏だと思いました。ところで、とかくその合奏力の粗さを指摘されがちなユタ交響楽団ですが、ここでは特に問題はないと思います。 尚、個人的感想にはどうしても主観が関わりますので、客観的な演奏時間を以下にご紹介します。 第1番/T12:15/U8:14/V4:56/W15:48、 第2番/T14:03/U8:08/V5:26/W8:27、 第3番T8:59/U7:39/V6:08/W8:12、 第4番T11:49/U10:40/V6:03/W9:212 people agree with this review
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