[USED:Cond.A] "Brahms Symphony No, 3, (1989)+Dvorak Symphony No, 8, (1973): Suitner / NHK Symphony Orchestra"
Showing 1 - 2 of 2 items
-




ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 22/July/2013
大変魅力的な曲目のカップリング。ブラームスとドヴォルザークは個人的に接点もありますし(ドヴォルザークのメロディメーカーぶりをブラームスは羨ましがったんでしたね)、その点からも意味ある組み合わせ。さて、演奏は新しいブラームスの方が断然優れています。まずN響の充実ぶりに感服。個人技も合奏も実にしっかりしたもので、この時は非常な心構えで臨んだのでしょうか。スイトナーさんは力強くかつ繊細に、聴きごたえのある立派なブラームスを構築しました。すばらしい!一方、だいぶ前のドヴォルザークはいま一つ。こっちはN響の状態が悪く、正直個人技では「下手」と言ってもいい人もいますよ。合奏もややアバウトでざらっとしたところ、あります。スイトナーさんのアプローチはこれもブラームス同様力強くも抒情的で、曲の魅力を活かしたもの。録音はいずれも年代相当。スイトナーさんの貴重な遺産として結構なディスクであります。0 people agree with this review
-




七海耀 | 埼玉県 | 不明 | 26/May/2010
ドヴォルザークはスイトナーが良く取り上げた曲ですが、構成がしっかりしており、スタジオ録音盤に勝るとも劣らぬ仕上がりと言えます。N響も、多少の瑕はありますが、共感に満ちた演奏を繰り広げており、ティンパニの確信に満ちた打ち込みも素晴らしいです。73年の演奏ですが、もう当時から、N響はこれだけ求心力のある演奏が出来てたのですね。第三楽章で、第二主題を弾くヴァイオリンが絶妙のポルタメントを聞かせます。音も、会場の音響特性もあり、ややドライですが、十分及第点でしょう。弦なんか潤いがあります。来日最後の年、1989年のブラームスは、オケも録音ももっと立派で、ロマン性と造形が高度な次元で結びついた、見事な仕上がりです。有名な第3楽章は、ことのほか感動的です。スイトナーは、英語圏ではあまり姿を見せなかったと思うのですが、N響に来てくれたおかげで、日本の音楽ファンにとっては忘れられない存在となりました。ブルックナーの8番や、ブラームスの4番なども名演だったと思います。2 people agree with this review
Showing 1 - 2 of 2 items
