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Mozart (1756-1791)

CD [USED:Cond.A] Horn Concerto, 1-4, : Baumann(Hr)Harnoncourt / Cmw

[USED:Cond.A] Horn Concerto, 1-4, : Baumann(Hr)Harnoncourt / Cmw

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  15/December/2012

    モーツァルトのホルン協奏曲の名演としては、デニス・ブレイン、ゲルト・ザイフェルト、ペーター・ダム、ズデニック・ティルシャルなど、名うてのホルン奏者による演奏が掲げられるが、いずれもバルブによって音を出す現代楽器(ヴァイヴ・ホルン)によって演奏がなされている。私事で恐縮ではあるが、かつて私も、中学生や高校生の時代にブラスバンドでホルンを吹いていたことがあるが、ホルンという楽器はバルブが付いていても、音を外しやすい難しい楽器である。現在楽器(ヴァイヴ・ホルン)ですら難しいところ、本盤のヘルマン・バウマンは、バルブがない、いわゆるナチュラル・ホルンというオリジナル楽器を用いて演奏している。私は、ナチュラル・ホルンを吹いたことがないが、バルブが付いていないだけに、更に演奏するのが難しいことは容易に予想できるところだ。もっとも、バルブが付いていない分だけ管は長く、うまく演奏できた時の深みのある音は、現代楽器には及びもつかないものがあるとも言えるだろう。そうした、かつてのナチュラル・ホルンによる演奏の魅力を十二分に満喫させてくれる演奏ことは、本盤のバウマン、そしてアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによる演奏であると考えられる。本演奏を聴いて思うのは、いわゆる学術的な臭いが全くしないということである。いわゆるオリジナル楽器やピリオド奏法と言った、かつてのモーツァルトなどが生きていた時代の演奏を再現した近年流行の古楽器系の演奏は、名演もあるが、クラシック音楽ファンのよい演奏、感動を与えるという演奏を行うという本来あるべき姿勢をどこかに置き忘れ、学者の学究意欲を掻き立てることのみに照準を合わせた演奏が跋扈しているという嘆かわしい現状にあると言える。そのような中で、本演奏は、オリジナル楽器やピリオド奏法を行いつつも、同曲の魅力をクラシック音楽ファンに伝えるという姿勢を決して蔑ろにしていないのが見事であり、これぞ、現代における古楽器系の演奏の理想像の具現化と評しても過言ではあるまい。若きバウマンのホルン演奏は、ナチュラル・ホルンの特性を十二分に活かした深みのある透明感溢れるものであり、おそらくは、ナチュラル・ホルンによる同曲の演奏としては、現代においても最高峰に君臨する名演奏と評価したいと考える。アーノンクールは、古楽器系の演奏の指揮者の旗手として、様々なピリオド奏法を駆使した演奏を行ってきているが、本盤の演奏においては、バウマンのホルン演奏とともに、音楽の自然な流れを重視した歌謡性豊かな演奏を心がけており、これまた同曲の古楽器系の演奏の中でも最右翼に掲げるべき名演奏と言えるだろう。いずれにしても、本盤の演奏は、録音から約40年が経った今日においても、モーツァルトのホルン協奏曲のオリジナル楽器やピリオド奏法による演奏の中でもトップの座に君臨する素晴らしい名演と高く評価したいと考える。そして、今般のSACD化によって、圧倒的な高音質化が図られたことも、本盤の価値を高めるのに大きく貢献していることを忘れてはならない。

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