Piano Concertos Nos.20, 23, Piano Sonata No.15 : Khatia Buniatishvili(P)/ ASMF
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 18/November/2024
K.466の終楽章では定番の位置で、ごく短いアインガングを入れているが、驚くべきことに、それ以外まったく旋律装飾がない。フィルアップの「易しいソナタ」K.545(第1、第2楽章は全リピート実施、第3楽章は全くリピートなし)でさえそうなのだから、これは完全に確信犯の「反時代的」演奏と言うべきだろう。その代わりにあるのは、細やかなタッチの変化で、一楽節(数小節)ごとに音色ががらりと変わる。多彩なタッチの寄せ木細工のような演奏で、タッチの変化があれば旋律装飾など不要と言わんばかりだ。そのほかにも個性的な箇所は山盛りで、K.466第1楽章カデンツァ(両楽章ともベートーヴェン作)、第2楽章中間部などの闊達な動きは一聴して分かるが、疾風怒濤の終楽章はカデンツァの最後でさらにアッチェレランドし、最後のニ長調の結尾は猛烈に速い。K.488第一楽章カデンツァ(作曲者作)ではびっくりするようなテンポと強弱の変化がある。嬰ヘ短調の第2楽章は、近年では珍しい遅めのテンポ(7”23)で孤独なモノローグをじっくりと奏でる。 リシエツキとのベートーヴェン全集ではピアノを横置きにしてコンマスがオケを統率していた(全曲の映像がある)ASMFだが、今回は指揮もブニアティシヴィリということなので、内田光子風の弾き振りか。いずれにせよ、やや穏健なHIPで文句のない伴奏ぶり。このコンビ、今年の11月には韓国ツアーを行うのに、日本には来ないのは残念だ。2 people agree with this review
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