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Bach, Johann Sebastian (1685-1750)

CD 6 Cello Suites : Jean-Guihen Queyras (2023)(2CD)(+1BD -Rosas: Mitten wir im Leben sind)

6 Cello Suites : Jean-Guihen Queyras (2023)(2CD)(+1BD -Rosas: Mitten wir im Leben sind)

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  27/October/2024

    孤独に、しかし自由に…私が聴いて感じたのはそんなこと。19世紀のヴァイオリニスト、J.ヨアヒムのモットーとして知られる「自由に、しかし孤独に(frei aber einsam)」よりは「孤独に、しかし自由に」の方がしっくりくる気がした。前回の録音(2007年)と基本路線は変わらず技の冴えと流れるような演奏を聴かせてくれる。前回と比べて流れるような演奏の中にあって、より一層じっくり語ってくれているような気がした。  特に前回より深まったと感じたのは「対話」。ソロ組曲の中で問いかけとそれに対する応答が充実して広がっている気がする。装飾音は前回より目立つ。中には弓を使わずピチカートで問いかけてくる場面もある。同じフレーズでも語り口は違っており、それが対話のような風景を想起させる。装飾とはいっても飾り立てる感じは皆無、話の口調が少し変化したといった感じだろうか。歳を経れば話し方も変わり、話す内容も変化するように。 装飾があり、対話があふれているといっても、多弁というのではない。人と人が一言ずつかみしめながら対話をし、考えを深める。そんな風景を、当盤を聴いて考えてしまう。今回特典で舞踏とのコラボ映像がついている。これも「対話」のひとつのバリエーションなのかもしれない。話すだけが対話ではない。お互いの表現手段は違えども互いの所作や表現を吸収し思考の対話をあたためていく…。ケラスは独りで演奏していても心の中で自由に対話して自身または作品の内奥を見つめている。私にはそう思える。  今、世界を見回しても「対話」でなく、自分の言いたいことだけが一方的に流れていく現象が多くなってしまっているような気がする。ケラスはただ独りバッハと向き合って作曲家または作品、舞踏との対話をしているのだろうが、何となくそんなところにも思い至った。良い作品は思索を生む。私の思索なぞたかが知れているが、他の方にも当盤を手に取って対話の風景を愉しんでもいただきたい。ぜひ当盤を耳にして対話を通したいろいろな思索の世界を旅してみてはいかがだろう。おすすめです。

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    てつ  |  東京都  |  不明  |  11/October/2024

    ケラスも今年で57歳である。57歳にして二度目のバッハ全曲録音。ケラスには再録音の必然性があったのだろう。それは何かと推測するに・・元々ケラスは均質な音作りで、かつ良い意味で軽やかに演奏する奏者で、旧盤(2007)もその路線だった。今年実演を聴いたが、その傾向は変わらず、でも流す感じは一切しない真摯さが信条と思った。その中での今回の新盤、やはり彼の美質をそのまま受け継ぎ、ますます良い意味での端正さと軽やかさが増した。力むところなどない。まさに自然体のバッハである。特に6番の冒頭を聞けば、ケラスの目指すところがわかると思う。端正と自由さの両立が今回の新録音の特徴だろう。ただし、フランスの奏者のような洒脱なところはないし、そんなものは元来ケラス自身が目指していない。 多分ケラスは、旧録音の頃に比して、自分の進化がわかったのだろう。旧盤も新盤もともにharmonia mundiからのリリースである。ケラス自身が再録音を頼んだのか、プロデューサーの意向なのかは分からないが、ここには間違いなく、ケラスが望み、研鑽し、成し遂げたものがある。また旧盤に比して、録音が相当良くなっており、これがまたケラスの意図をしっかり伝えてくれる。 ある意味HIPスタイルを取り入れているのは間違いないが、この伸びやかさ、自由さは他の演奏とは一線を画している。それ故に、心が洗われる気がする。ケラスの音は天上に伸びていくような、そんな気すらする。

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