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Dvorak (1841-1904)

CD Symphony No.9, American Suite : Nathalie Stutzmann / Atlanta Symphony Orchestra

Symphony No.9, American Suite : Nathalie Stutzmann / Atlanta Symphony Orchestra

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  24/September/2024

    シュトゥッツマンの指揮者としての実質的なデビュー録音だが、『新世界より』が素晴らしい名演。これまで聴こえなかった対位声部がことごとく掘り起こされており、まさしくすべての声部に血が通っている。振っているのは、もちろん現代楽器を持つ大編成オケだが、HIPのセンスが感じられる。自在なテンポの流動も絶妙。第1楽章主部のアレグロ・モルトというテンポ指示は第1主題のものに過ぎず、第2主題、第3(小結尾)主題と進むにつれてテンポが落ち、コデッタまたはコーダで元に戻るというのが、この楽章についての私の理解だが(譜面には何も書いてない)、これほど見事にそのイメージを実現している演奏は滅多にあるまい。第2楽章ラルゴも中間部では速くなるし、スケルツォも非常に速い主部第1楽想(バーンスタイン/ニューヨーク・フィル並み)、少し遅い副楽想、かなり遅いトリオのテンポ配分が完璧だ。全楽章の主題を総登場させることにこだわって、ゴテゴテした感のある終楽章も上手く聴かせる。アメリカ組曲は気の利いた小品集といったところで、序曲三部作や晩年の交響詩のような重みはないが、アルバム全体のコンセプトは良く出来ている。

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