TOP > Music CD・DVD > Classical > Dvorak (1841-1904) > Symphonies Nos.7, 8, 9, Carnaval, In Nature's Realm, Othello : Semyon Bychkov / Czech Philharmonic (2CD)

Dvorak (1841-1904)

CD Symphonies Nos.7, 8, 9, Carnaval, In Nature's Realm, Othello : Semyon Bychkov / Czech Philharmonic (2CD)

Symphonies Nos.7, 8, 9, Carnaval, In Nature's Realm, Othello : Semyon Bychkov / Czech Philharmonic (2CD)

Customer Reviews

Showing 5 star reviews > Read all customer reviews

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 1 - 1 of 1 items

  • ★★★★★ 

    てつ  |  東京都  |  不明  |  14/September/2024

    先日の我が祖国に続き、またビシュコフとチェコフィルが名盤を生み出した。この録音直後にこのコンビは日本公演を行い、この3曲が演奏された。私は8番と9番を聴いたがそれは素晴らしかった。ワールドクラスのオケは金管が上手いが、チェコフィルも凄かった。8番4楽章冒頭のトランペットなど、オクターブで一切の乱れなく、ファンファーレの最後に向かって音を柔らかくするという高等技術を披露したが、それはこのディスクでも聴ける。とにかく、聴いていて安心できる。またビシュコフの指揮も素晴らしい。基本的にはインテンポなのだが、聴かせどころだけちょっとルバートかけるのが効果的だし、各声部のボリュームコントロールが絶妙なので、音楽が明確であり、かつ推進力を失わない。単に「聴かせる」だけの演奏ではない。スコアを徹底的に分析して、チェコフィルの共感を引き出している。ビシュコフは名指揮者だと思い知った。3曲とも名演だが、特に7番は手放しで名演だと言えるディスクが従来なかったので、この演奏がスタンダードと言って差し支えないほどの出来。終楽章353小節は慣習通りホルンに提示部同様のパッセージをオクターブ上で吹かせている。またこの楽章の終わらせ方も見事である。 第8番はじっくり聴かせる姿勢が堪らない。また聴かせどころ、ツボはしっかり押さえているので、聴いていて自然と笑みが溢れてくる。9番は端正。でも、8番同様タメが効いており、快演。2楽章冒頭の金管コラールなどは他の演奏に比しても絶美である。また終楽章の力感も素晴らしい。 また序曲『自然と生命と愛』が併録されているのもとても嬉しい。これら3曲は8番と9番の間に書かれており、まさに橋渡しである。ただ、3曲通じて聴くと、謝肉祭だけ人気が高い理由も良くわかる^^

    4 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 1 of 1 items