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Mozart (1756-1791)

CD Symphonies Nos.35, 36, 40 : Tarmo Peltokoski / Deutsche Kammerphilharmonie

Symphonies Nos.35, 36, 40 : Tarmo Peltokoski / Deutsche Kammerphilharmonie

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  • ★★★★☆ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  24/June/2024

    ついに交響曲でもこういう演奏が現われましたね。今のところ緩徐楽章とメヌエットのトリオに限られるが(『ハフナー』終楽章コーダ、全休止の前など何かやれそうだが、何もなし)、同じ旋律が繰り返される箇所では楽譜通りではなく、旋律装飾を加えたヴァリアントを演奏している。18世紀にはこのように演奏されたのだろうが、文字通りインプロヴィゼーション(即興演奏)だったので、残っている譜面はない。団員と相談の上としても、この録音では指揮者のセンス頼り。そのセンスは悪くないし、まだ「おっかなびっくり」、ずいぶん穏健だ。ただし、ソナタ楽章後半の反復はすべて省略、行われているのは提示部のリピートだけで、このあたりは前の世代のHIPとは一線を画そうということらしい。ティンパニの鳴りは華々しいが、弦と管のバランスはかなり伝統的、というか録音がダンゴ状で各声部が明晰に聞き取れない。 3曲の中では旋律装飾のセンスも含めて『ハフナー』が一番、ついで『リンツ』、ティンパニのない第40番はだいぶ落ちる。両端楽章の疾走感はなかなかだが、逆に単調。緩徐楽章の旋律装飾を最小限にとどめたのは正解だが、単に美しい旋律が流れるだけではない、この楽章の寂寥感は表現できていない。

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  • ★★★★☆ 

    フォアグラ  |  愛知県  |  不明  |  09/June/2024

    またまたフィンランドからの新鋭ペルトコスキのデビュー盤。DGからの登場でしかもモーツァルトの超有名曲。どれほどの才能か興味を持たないほうがおかしいだろう。一聴しての感想は録音がよくないなあと。モダン楽器でノンビブラートのピリオド奏法なのに響きがうるさく透明感がないのだ。ペンタトンやリファレンスらのマイナーが素晴らしい音質なのに対してユニヴァーサル系は20世紀の録音より後退しているのは残念だ。ペルトコスキの指揮は速いテンポでキレよくダイナミックに進行するのは予想通りだが、ティンパニの強打が対旋律をつぶしてしまう部分が「ハフナー」「リンツ」にあるのは疑問。録音も相まって雑然とした印象が残る。この指揮者の評価は保留。やっぱりモーツァルトは難しい。

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