小鳥遊 司  |  東京都三鷹市  |  不明  |  13/March/2007

バーンスタインのシューマンは、やや大味で表面許り熱しており、大変な使命感を持って指揮している事は十分想像出来るが、一体何処まで心からの共感をもって指揮しているのかには、輿論に反し疑問が残った。シューマンのロマンチィシズムに寄り添うには彼はやや現実的な感覚があり過ぎた様である。これは作曲家に寄り添う事で数々の名演を成し遂げてきた指揮者にとっては、決定的な障害となったであろうし、またそれを巧く誤魔化せる様では底の知れた詰まらない指揮者に終始したに違いない。バーンスタインのひとの良さが露となった熱演にして非名盤である。

 

なべ  |  神戸  |  不明  |  15/February/2006

バーンスタインの音楽の作り方がとにかく凄い。シューマンにハマるきっかけを作ってくれる演奏だと思う。少し音が荒いところがあるが、ウィーンフィルらしい響きも十分に楽しめる（ショルティ版も凄く好きだが）。どれも良いけど、特に３番のシンコベーション的テンポはうまく処理されている。４番のデモーニッシュさもすばらしい。２番は情の入れ方がテンポにあらわれていて独特の味を持っている。バーンスタインのメンデルスゾーンでも感じたが、この頃のバーンスタインは聞き直す価値が物凄くある。

 

プーやん  |  福岡市  |  不明  |  16/January/2006

この演奏はＶＰＯのようなスーパーオケでこそ成立しうる。それほどのエネルギーを前面に。４曲それぞれの世界が展開されます。ただ、３番はちょっと限度を超えたボリュームですが・・・。

 

guinness  |  yokohama  |  不明  |  02/December/2005

わお！わお！こんな素晴らしい盤があるなんて驚きです！バーンスタはシューマンが一番のお得意ではないだろうか？と思う程壷にはまった素敵な演奏です。マーラーより感動いたしました。特にラインの終楽章、そして4番（フルベンのステレオ版か？）感動の荒らし、ただ聴いた後の疲労感、、、、疲れる演奏だねね、、、、サッパリした演奏も別な意味で魅力的ですな。誰？

 

エーリッヒの息子  |  相模原  |  不明  |  04/November/2005

真摯にシューマンの世界に向き合い、限りない愛情と共感を持って取り組んだバーンスタインならではの名演。ともすると思い込みが激しすぎて作品のフォルムをしばしば崩してきた晩年のバーンスタイン様式が、ここでは１００％よい方向に作用している。ウィーンフィルが指揮者の意図をうまく汲み取っていて理想的な音を鳴らしている。特に４番の素晴らしさ・・・。

 

イルカの父  |  東京都  |  不明  |  29/July/2005

２番と４番が絶品。２番は白、４番は赤。１番が春。４番が夏とするなら、２番は冬の交響曲です。ウィーンフィルの適度な響きがとてもアコースティックで、ごく自然に音楽に没入してしまいます。バーンスタインとシューマン、今最も大切な宝物の一つです。

 

bravo  |  Osaka  |  不明  |  22/July/2005

元々シューマンの音楽を再創造するアプローチではなく、シューマンの音楽を使ってバーンスタインが演奏をしている、という感じです。これほど感動的なシューマンを他に知りません。難しい顔をして芸術鑑賞等と言って大損するくらいなら、素直に音楽の感動に打ちのめされる方を私は選びます。バーンスタインの至芸です。

 

s21arima  |  広島  |  不明  |  16/June/2005

みんな良い。最高、シューマンの交響曲って本当は大曲だったんだと思い知らせてくれる。それとウイーンフィルはさすがと言うか文句なしの演奏。 この2枚組みはお値打ちですね。

 

錦糸公園  |  錦糸町  |  不明  |  10/June/2005

疾風怒涛の４番がお勧めです。聞くべし。

 

ばんばんすたんす  |  日本  |  不明  |  24/March/2005

「第４番」が【超】名演です。このシューマンの、何かに取り付かれたような想いつめた楽曲を完全に描きっています。また、ライヴ録音ということが、バーンスタイン最晩年の感情過多で鈍重になりがちな音楽から免れています。フルトヴェングラーの録音どころではない凄い「４番」であーる

 

mackenji  |  埼玉県  |  不明  |  22/May/2004

兎に角、バーンスタインという演奏で文句なし。シューマンもこうなるかと感心する。ステーキが食べたくなったときは、格別です。毎日三食はつらいけど、バーンスタインの食べ方があります。

 

佳田玲奈  |  京都  |  不明  |  17/April/2004

ジンマン盤の試聴を機会にグッドマン、サヴァリッシュ、クーベリック、コンヴィチュニー、クレンペラ−、メータ、バーンスタインの演奏と聴き比べたのですが、バーンスタインの演奏は濃厚すぎてシューマンのロマン性を引き出してはいない、ちょうどカラヤンのモーツアルトのような演奏に感じられます。サヴァリッシュの素晴らしい演奏とは格段の差があります。

 

彦左衛門  |  福岡  |  不明  |  15/February/2003

濁流押し寄せるような「ライン」だけは頂けませんが（笑）他はスケール大きく濃厚なのに緻密で雄弁な名演。特に元来地味な2番は忘れ難い。細部に渡り徹底的に練り上げられた感動的な語り口だ。

 

Ｍ  |  兵庫  |  不明  |  04/February/2003

先入観を捨てて聴けば、至極真っ当な演奏。ただ全ての音に丁寧に表情を与えているからテンポが少し遅いだけ。シューマンをマーラーみたいに演奏しているのではなくて、マーラーがシューマンみたいな音楽を作っただけだと思う。

 

ミタケ  |  埼玉  |  不明  |  29/November/2002

熱いっすよ、熱すぎるっす 胃もたれしませんように・・・　笑　でも好きです