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Verdi (1813-1901)

DVD Il Trovatore: Karajan / Vienna State Opera Domingo Cappuccilli Cossotto

Il Trovatore: Karajan / Vienna State Opera Domingo Cappuccilli Cossotto

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  • ★★★★★ 

    banban  |  東京都  |  不明  |  11/November/2024

    1970年代後半のウィーン国立歌劇場での大きな話題は何と言っても「カラヤン・フェスティバル」と呼ばれた一連のカラヤンのプロダクションだろう。中でもこの「トロヴァトーレ」は傑出した名舞台だった。あまりにも伝統的なカラヤンの演出は、読み替え演出全盛の現代では、かえって新鮮に見えるから何とも面白い。またカラヤンの演出では舞台装置を手掛けることが多いギュンター・シュナイダー=ジームセンが映像収録を行ない、舞台装置はテオ・オットーが手掛けているのも何だか懐かしい。歌手ではコッソットとカプッチッリの二人がずば抜けて素晴らしい。まさにヴェルディがメゾとバリトンをキーロールに据え、ベルカント・オペラとは異なる性格的なイタリア・オペラを創造したことが、この二人の名歌手の絶唱を聴くと実感出来る。モデル並みの容姿で人気を博したカヴァイバンスカはライヴでこそ実力を発揮する歌手だったので、正規録音は少ないが、こうしてベストフォームが映像として残されたことは嬉しい限りだ。残念なのはドミンゴだ。やはり高音が苦しく、あの「見よ恐ろしい炎を」では最後のアクートを下げているにもかかわらず、雄渾な輝きに不足している。本来はボニゾッリが歌うはずだったが、カラヤンと喧嘩別れしてしまい、急遽ドミンゴが呼ばれたわけだ。しかしマンリーコはドミンゴに相応しい役ではない。どうせならバルトリーニあたりを起用して欲しかったが、ネームバリューでドミンゴが起用されたのだろう。期待外れとしか言いようがない。そのドミンゴの不調をカバーしようとしてか、カラヤンの指揮が尋常でなく燃え盛っている。EMIでのセッション録音とは別人のように生き生きした音楽を生み出し、劇場は興奮の坩堝と化している。当たり前だが、カラヤンもライヴでこそ実力を発揮する指揮者だ。まだまだカラヤンのライヴ発掘は進んでいるとは言えないが、これからもカラヤンのライヴがリリースされることを大いに期待したい。ドミンゴがミスキャストなので減点したいところだが、これ以上の「トロヴァトーレ」の映像はないので星5つにしましょう。

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  • ★★★★★ 

    れいくー  |  奈良県  |  不明  |  09/July/2012

    ルーナ伯爵ではバスティアニーニ、レオノーラではカラス、アズチェーナではシミオナート、マンリーコではコレッリ、フェルランドではザッカリアが私のBESTではありますが、カプッチルリ、コッソット、ドミンゴを揃えたこのディスクはカラヤンの巧みなタクトも加わり最上のトロヴァトーレだと思います。 カラヤンには上記の歌手陣のほとんどを揃えたザルツブルク音楽祭の白熱のライヴ録音もありますが、録音の事、映像の有る無しを考え併せると、このDVDに軍配をあげざるをえません。 こんなに素晴らしいトロヴァトーレの映像を我々に残してくれたカラヤンに感謝します。 ありがとうございました。

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  • ★★★★★ 

    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  09/March/2012

    マンリーコがドミンゴ、レオノーラがカバイヴァンスカ、アズチューナがコソット、ルーナ伯爵にカップチッリ、そしてフェランドにファン・ダムという超豪華メンバー。 CDのスタジオ録音でもないのによくこれだけ揃ったものです。しかもこのときマンリーコは別のテノールが歌うはずだったのが急遽ドミンゴに変更になったというから二度びっくり。 まずカラヤン指揮のウィーン国立歌劇場管弦楽団の反応がいい。ヴェルデイのいきいきとした旋律を見事に(のりのりで)演奏している。 ウィーン国立歌劇場合唱団にしても演奏も演技もいい。特に第一幕。 ただ第二幕のこれはカラヤンの演出の問題だろうが、合唱団の配置(立ち位置)が詰まりすぎていて舞台を観ていてごちゃごちゃした分かりにくいものになっている。しかも合唱団の役はジプシーなので、その衣装が暗くよけいにそう感じてしまう。 間が空きすぎてもいけないし、離れすぎると歌いにくかったりするのだろうか? それとも映像で観ているからそう感じるのだろうか? 難しいところだ。 DVDの映像監督はブライアン・ラージが多いが、ここではギュンター・シュナイダー=ジームセン。カメラ・ワークがとてもよかった。 あまり関係ないことだが幕を閉めるタイミングが若干速いような気がする。 この作品のタイトルは「イル・トロヴァトーレ」つまり吟遊詩人だが、本当の主人公はアズチューナなのだろうか? コソットの歌唱がすさまじく、アズチューナの役が要求するものを見事に歌い切り、演じている。

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  • ★★★★★ 

     |  広島県  |  不明  |  06/January/2010

    男性歌手陣はドミンゴをはじめ、カプッチッリ、ヴァン・ダムといずれもきわめて充実。女声陣は、カバイヴァンスカの上品さはともかく、声にはやや好みが分かれるかもしれない。コッソットは、力量はやや劣るが大熱唱でカヴァー。一方、演奏陣ではウイーン国立歌劇場管は文句なし。カラヤンもコンサートとは違って、オペラではなかなかの実力者ぶりを発揮している。演出もカラヤンが自ら担当しているようだが、まずは妥当。ただし、古臭さは否めない。なお、画質・音質はともに1978年の収録とは思えないレベル(いい意味で)。

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  • ★★★★★ 

    ちゃい  |  東京都  |  不明  |  31/March/2009

    とにかくコソットです。歌はもちろん、まさしく何かが乗り移ったかのような演技で、存在感は圧倒的。また、カプチッリという歌手は、今までリゴレット等のスタジオ録音でしか知らず、マイナスイメージが強かったのですが、ここではまったくの別人です。直線的ですが、物凄い声量で迫ってきます。唯一の欠点は、カバイバンスカのクセのある発音と金切り声ですが、ここでは触れなかった他の歌手や合唱が素晴らしすぎます。トロヴァトーレ好きなら、ぜひ押さえておいた方がいいです。字幕にイタリア語があるのも嬉しい。もっと早く買えばよかった。

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  • ★★★★★ 

    Yuniko  |  新潟県  |  不明  |  17/January/2009

    豪華な舞台、強力な歌手陣、そして精緻にして生気あふれるカラヤンの指揮。前奏曲の最初の和音から目と耳が画面に釘付けになり、一瞬たりとも緊張をゆるませない。歌手陣は誰もが最高度の名唱だが、中でも呪いと情念の塊のようなコッソットがものすごい!幕切れ、主役4人=ドミンゴ、カバイヴァンスカ、カプッチルリ、コッソットが愛憎をぶつけ合う場面は何度聞いても鳥肌が立つ。 カラヤンを迎えるウィーンの聴衆たちの熱狂も熱く伝える貴重な記録に感謝。

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  • ★★★★★ 

    ito  |  神奈川県  |  不明  |  14/July/2007

    この曲のベスト・パフォーマンスの一つ。ドミンゴ、コソット、カプッチルリは最強のトリオといってもよい。中でもコソットはド迫力でこれ以上の名唱はめったに聴けるものではない。カプッチルリは同年に録音したEMI録音の方が出来が良いようだ(指揮は同じくカラヤン)。

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  • ★★★★★ 

    ito  |  神奈川県  |  不明  |  18/June/2007

    ドミンゴは見事な出来だが、第1幕でのロマンツェではレヴァイン・メト盤(DG)のパバロッティのカンタービレに軍配が上がる。ただ、パバロッティの声が全体的に楽天的ながこの曲では問題。なお、レヴァイン盤ではレオノーラをマルトンが歌っているが、これはドラマティコの威力を生かした名唱。是非聴いていただきたい。

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  • ★★★★★ 

    ito  |  神奈川県  |  不明  |  17/June/2007

    さて、カラヤンのオペラにおけるベスト・パフォーマンスは私は‘69年のザルツブルグにおける「ドン・ジョバ」だと思いますが(とにかく壮絶の一語!A・クラウスが素晴しいドン・オッターヴィオを歌っています。)、皆さんはどう思いますか。

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  • ★★★★★ 

    ito  |  神奈川県  |  不明  |  17/June/2007

    ドリームキャストによる「トロバトーレ」。ドミンゴ、カプッチルリ、コソットの3人は最強のキャスト。カバイヴァンスカも熱演しているが、盛時を過ぎており声の安定感に欠ける。カラヤンの指揮は豪奢だがややくどい。カラヤンはこの年(78年)にEMIに「ドン・カルロ」の名録音を残しており(カレーラス、カプッチルリ、フレーニ等)オペラの当たり年だったのか。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  30/March/2007

    TDKが海外で出しているフレーニのフェドーラ(スカラの方)とサバリッシュの影のない女(来日公演)も国内で出してほしい。それから88年のポップのアラベラもぜひDVD化を希望する。

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  • ★★★★★ 

    hans von karajan  |  japan  |  不明  |  14/December/2005

    視覚・聴覚ともにオペラの醍醐味を堪能できる名盤。若々しくスケールの大きなドミンゴと、迫真の演技力と高貴な歌唱のカバイヴァンスカ。この二人の叙情的で神々しい雰囲気のなかに強引に割り込むカプッチルリの生々しく豪快な声。ソプラノとテノールが主役のイタリアオペラにあって、バリトンを重視したヴェルディのオペラはこれくらいのメンバーでこそ真価がわかるというもの。帝王カラヤンとウイーンフィルの重厚でオペラティックな演奏もすばらしく、全盛期の帝王の颯爽とした姿も懐かしい。忘れちゃいけないコソットの凄さはまさに別格。

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  • ★★★★★ 

    アンディの父  |  東京  |  不明  |  06/December/2005

    カラヤンの指揮、歌手陣の素晴らしい歌声、客席を含めた全体の雰囲気、何をとっても最高です。絶対お買い得のDVDです。

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  • ★★★★★ 

    takafumi  |  Tokyo  |  不明  |  04/November/2005

    これは特別なイベントにおける、特別な演奏です。カラヤンの指揮姿も音楽も颯爽としていて、緊張感にあふれています。大きな感銘にひたれるDVDです。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  02/November/2005

    カラヤンのヴェルディは必ずしもイタリアオペラっぽいとは言えないかもしれないが、このウイーンでのライブはカラヤンのトロバトーレの中で最も良いだけでなくセラフィン/スカラ座のCDと並んでこの曲のベストチョイスと言える。特にルーナとアズチェーナはこれを越える演奏が今後もあるかどうか。音質はRCAから出ていたCDに及ばないが(マイクが違うのか?)鑑賞に差し支えない。

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