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Mozart (1756-1791)

CD Le Nozze Di Figaro: Karajan / Vpo Kunz Seefried London Schwarzkopf

Le Nozze Di Figaro: Karajan / Vpo Kunz Seefried London Schwarzkopf

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  11/April/2010

    カラヤンによるフィガロの結婚は、約30年前の録音に次いで2度目の録音ということになる。旧盤は、豪華な歌手陣や壮年期のカラヤンならではのフレッシュな指揮ぶりやウィーン・フィルの美演が素晴らしく、名演の誉れ高い名盤であるが、残念ながらモノラル録音という音質面でのハンディがあった。それに対して、本盤はステレオ録音ということもあり、カラヤンによるフィガロの結婚ということになれば、私としてはやはり本盤の方を上位に置きたいと考える。先ずは、カラヤンの指揮が豪華絢爛にして豪奢だ。確かに、モーツァルトにしてはいささかどうかという批判も一部にあるのは承知しているが、モーツァルトの音楽をこれほどまでに壮麗に音化した例はほかにはなく、これだけその音楽の魅力を堪能させてくれれば文句は言えまい。歌手陣も、伯爵夫人役のトモワ・シントウが、旧盤のシュヴァルツコップにやや劣る以外は、旧盤と殆ど遜色のない豪華歌手陣を揃えていると言えよう。特に、フィガロ役のファン・ダムとスザンナ役のコトルバスは、むしろ旧盤よりも優れていると言ってもいいぐらいの絶美の歌唱を行っており最高だ。特筆すべきはウィーン・フィルの美演であり、どんなに最強奏を行っても、高貴な美感を失わないのはさすがというほかはない。

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  • ★★★★☆ 

    ミラクル博士  |  さいたま市  |  不明  |  14/December/2008

    速めのテンポで颯爽と進み、全曲を通して隙なくまとめ上げられている。歌手もクンツとゼーフリートのコンビのうまさ、シュバルツコップの優雅さの中に込められた憂いの気配、等々魅力にあふれている。セッコが省略されており、またモノーラル録音であるが、優れた録音の一つだと思う。

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  • ★★★☆☆ 

    コッペリウス  |  さいたま市  |  不明  |  05/December/2005

    待望のステレオによる再録音であったが、上出来とは言いかねる。まず女声陣に比して男声陣がしめりがちである。さらに演奏がせかせかと速い。それでもそのテンポについていく歌手達とオーケストラ。そのため、優雅さやゆとりといったものが失われてしまったようだ。カラヤンならもっとできたろうにと残念でならない。それにしても彼自身はこの演奏に満足していたのだろうか?

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