"Complete Symphonies, Violin Concertos : Rozhdestvensky / Moscow Radio Symphony Orchestra , Oistrakh (vn)(4CD) "
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sac | 東京都 | 不明 | 10/March/2013
シベリウスの交響曲集というと、ベルグルンド、デイヴィスあたりがスタンダード化されているが、この演奏は、他に比類のない、着眼点の異なる、シベリウスの知られざる側面のような印象を受けました。 この演奏を聴いてしまうと各演奏家によるシベリウスのどの演奏を耳にしても、型にハマり、同じように聞こえてしまう程、インパクトがあります。 前述のご評価されていらっしゃる方のご意見通り、調整のないシベリウスの部分もスポットが当てられ、めまぐるしい程に、音、音、響き、響き、のオンパレードで、審美的。俗っぽく言えばワイルドなシベリウスを浮き彫りにしており、むき出しにされた音楽、まさにその演奏をするに一番相応しいモスクワ放送の金管がけたたましくもあり、美しさすらも感じさせてくれる。 ロジェヴェンの大胆な、拍や間の取り方、低弦のメリハリ感、金管とティンパニーの爆音炸裂など、鳥肌ものです。 通常のシベリウスに聴き飽きている方には必聴!1 people agree with this review
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yasukun | 大阪府 | 不明 | 31/January/2010
ロジェストベンスキーのこの全集は、30年前頃のLPで聞いていた頃は粗雑な音が気になりましたが、それは再生の問題であってCDになった全集を聞いてみるとこれほどまでに音に細かなニュアンスがあったのかと驚きました。とりわけ金管楽器の強大な音は確かに「爆演」であり、それが好評と不評を大きく左右しますが、その奏法はロシア、旧ソ蓮のオーケストラにある程度共通するものであり、彼らの音に対する感覚がそのようになっているからだと思われます。よく聞き込めば決して野放図に演奏しているのではなく、光り輝くようなニュアンスを持っていることがこのCDから十分聞き取ることができます。(あるレベルにある再生装置でなければ金管の音を正確に再生しきれないので注意。) この全集では第2番は比較的穏やかな演奏で、むしろトスカニーニの方が過剰な情熱を感じますが、快速の第3楽章から第4楽章への盛り上がりは見事な演奏です。しかし比較される演奏が多いために、演奏に苦心しているのでは?と思ったりします。第3番、第5番、第6番ではロジェストベンスキーの伸びやかに歌わせている弦楽器、とくにチェロが美しい音で捉えられていて、秀逸です。第4番ではムンクの叫びが聞こえます。今まで聞いた中ではデイビスとボストンSOの上品で堅牢な演奏が全集としてもっとも優れているように思っていましたが、このロジェストベンスキーの演奏は全く別の世界の優れた全集です。とくに第6番の第1楽章は他の演奏と比べるとこれが本当に同じ曲なのか?と感じるほどオリジナリティーに富む演奏です。この全集は好き嫌いのはっきりする演奏とは思いますが、優れたものであることは疑う余地はありません。細部にこだわって精密になればなるほど全体の強い流れを失うような今の演奏にはない、強い訴えがあります。6 people agree with this review
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餡入り堂夏 | 兵庫県 | 不明 | 31/December/2009
シベリウスの交響曲は、これが初めてです。 不満な方の感想を見ると、「北欧の雰囲気がない」と評されています。 お国なまりは、その国の人にしか良さが出せない部分もあるので 「お国もの」を否定してしまうつもりはありませんが、それを 抜きにしても鑑賞は可能だろうと思っています。 カラヤンもレニーも、ヤルヴィもベルグルンドも、バルビローリも、 サー・コリンも聴いていないので、シベリウスとしてどうかと言う よりも普通に「交響曲」として聴きました。 その立場から言えば、これは素晴らしい演奏です。 楽器も上手いし、録音もさしたる不満もなく、鮮明に聴けます。 メロディアの、響きに乏しい音に慣れている僕は、驚きました。 作曲者の意図を無視してまで、指揮者の音楽を押しつけるような 傍若無人な解釈ではないようです。 交響曲としての様式感を大切に守った演奏だと感じました。 ファーストチョイスには向いていないようなことが、複数の記事に 書かれていたので、おっかなびっくりで購入しました。 しかし、これがファーストチョイスの人はラッキーではないかと (僕ですが)思うぐらいに感心しました。 これほどの聴く楽しさを持った演奏にお目にかかれるのですから。 どの曲もワクワクしながら聴き進めることが出来ました。 一度通しただけですので、この先変わるかも知れません。 今回は、偶数の曲(2,4,6番)が気に入りました。 中でも、寒さに震えるような、寂寥感が伝わってくる第4番が 一番のお気に入りになりました。この演奏では第4楽章が、 とくに良いと思いました。訳の分からない恐怖感が潜んでいて、 それを上手く表出させています。 他と比べてはいないので、絶対のお勧めという言葉は使えません。 ですが、とても気に入ったので星5つです。ぼくは、満足しました。 それにしても、シベリウスって良い曲を書いたんですね。 良さが分かったのは、ロジェストヴェンスキーさんの手柄ですね。5 people agree with this review
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MATATABI | 横浜市 | 不明 | 07/April/2009
この豪快なシベリウス、僕は大好きです。多分、普段クラシックしか聴かない人は受け入れがたいんじゃないかと思います。爆音のロックがお好きな方、お薦めですよ!3 people agree with this review
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あるまじろ | 神奈川 | 不明 | 09/February/2008
低い評価をつけられている方もいらっしゃいますが、ロジェヴェン/モスクワ放響のコンビに手を出す以上、ある程度の覚悟は持ってらっしゃったのでは(笑? 「ソヴィエト」や「赤」などの言葉で形容される、もはやネタとしか思えない彼らの独特の感性を笑って受け容れられる方には、愛聴盤となりましょう(笑。綺麗だけど平易な演奏に飽きた、一回衝撃を受けてみたいという方にもお薦め。また、誠実にシベリウスを聴きたい方には決してお薦めしません。2 people agree with this review
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七海耀 | さいたま市 | 不明 | 25/November/2007
まず、音が予想以上に良いのが有難い。1番や5番では、金管が鳴りすぎて、やや騒々しいものの、これだけ吹っ切れていれば良いじゃないかと思う。これほど退屈しないシベリウスの交響曲全集も珍しい。個人的には、バーンスタイン・NYPと併せて、座右に置いていつまでも聞きたいと思う。2 people agree with this review
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ぴよきゅう | 横浜 | 不明 | 05/November/2007
シベリウスはとっつきにくいtころがありますが、分り易く、痛快な演奏!私はこの演奏でシベリウスの素晴らしさを知りました!!!ロジェヴェンは特に60〜70年代に素晴らしい録音があるので、不当に評価されています!現代の誇る巨匠です!!!2 people agree with this review
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I&W | JAPAN | 不明 | 27/August/2007
No.1;11’16/9’43/5’29/11’41=38’09 No.2;9’33/14’55/5’53/14’27=44’48 No.3;9’40/7’39/9’33=26’52 No.4;10’02/4’54/10’00/9’01=34’57 No.5;13’24/7’24/8’08=28’56 No.6;9’47/4’39/3’45/9’21=27’32 No.7;20’54 V.C;15’04/8’42/7’22=31’081 people agree with this review
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koshi | 仙台市 | 不明 | 22/July/2007
途方もない絶叫と強烈なTuttiのアタック,そして襲いかかるような重低音。夏のクソ暑い日に涼もうなんて思って聴いては絶対にいけない演奏。少なくてもファスト・ワンには向かないので,そういう場合はバルビローリかベルングルンドをチョイスすべきなのでしょう。第1や第5の爆演にはすべてが霞みます・・・。ましてこの価格だし・・・。3 people agree with this review
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三輪敬志 | 東京都 | 不明 | 31/March/2007
これはこれでもう是認せざるを得ないというか、そういう演奏だと思います。確かに「北欧の抒情」はどこに行ったという感じではありますが、これほどの良い作品群をなにもそんな、いつまでもスカンジナヴィア半島にだけ押し込めて置くこともないわけで、そういう意味で、シベリウスをかなり確信犯的に大胆にロシア側へ開放したこの演奏は、やっぱりアリだと思います。5 people agree with this review
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どぼっち | 湯河原町 | 不明 | 15/January/2007
1番は異様な世界です。ザンデルリンクやベルングルドとは違う、とにかく異様な世界ですが1番を含めた交響曲もバイオリン協奏曲もすばらしいです。2 people agree with this review
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ショス8マニア | 明石市 | 不明 | 12/November/2006
全く寒さを感じない音ですが、至極日本人向け(?)の演奏ですね。アントン・ミントン氏の「演歌」というのは的を得ていると思います。 初期の作品などはチャイコの影響受けまくりなのがよーく分かる演奏です!(スクリャービンの初期も影響大ですよね!) 王道とはベクトルが違うのでセカンドチョイスに最適。チャイコ好きの方にはファーストチョイスでおすすめします!!2 people agree with this review
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アントン-ミントン | 横浜市 | 不明 | 29/March/2006
このシベリウスは泣けますねー。全ての旋律に歌があり、まるで演歌歌手による合唱団(?)のようで、感情にストレートに訴えてきます。5番のラストや1番の終楽章では不覚にも胸が熱くなり、涙が出そうになりました。いかんせん録音が古いのですが、ロシアの60〜70年代モノとしては十分及第点でしょう。(ただ、やはり曲間のポーズはもっと取ってほしい)2 people agree with this review
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pepejaramigio | 東京 | 不明 | 12/March/2006
30cmLPの時代,メロディアレーベルから発売された第2番を後生大事にしてきましたが,経年劣化というか,使い過ぎというか,メンテナンスが悪いというか,いずれにしても聴くに耐えない状態になったとき,ある親切な方(仮にF氏)がCD全集版の存在を教えて下さり,小生必死になって探し回りましたが,入手困難の状態でした.それがこんなに幸せな状態で目の前に出現するなんて,数少ない「生きていてよかった」と思える瞬間でした.2 people agree with this review
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ドリトル | さいたま | 不明 | 25/February/2006
ロジェヴェンの2番もいいですね。私のシベリウス2番のリファレンスは、何と言ってもセルの東京ライブ‘70ですが、これと張り合える演奏はなかなか見つかりませんでしたが、やっと発見です。傾向は全く違いますが、引き込まれるような情景の深い描写があります。ぎりぎり許される範囲での抑揚が「立体感」を巧く築いており、力強く美しい「怒濤」を想起させる部分は特に◎。オーディオ的にも高い水準の録音です。2 people agree with this review
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