"Complete Symphonies, Violin Concertos : Rozhdestvensky / Moscow Radio Symphony Orchestra , Oistrakh (vn)(4CD) "
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 27/November/2011
これは確かに普通のシベリウス演奏と一味も二味も違う。 こんな部分があったのかという驚きの連続だった。 調和している部分だけでなく、不協和な部分もしっかりと響かせている。 いい悪いは別にして、きれいごとだけではすまされないシベリウス像がここにある。 奇をてらう印象は感じなかったが、明らかに一般的な指揮者と着眼点が違う。2 people agree with this review
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 17/September/2011
1969〜1974年、ロジェストヴェンスキーがロシアの指揮者として多分最初にシベリウス交響曲全集を収録したもので私などはLP時代単発でソ連輸入盤・・・第4番他を買って聴いておりました。あまり期待せず針を下ろしたのですがオーケストラMRSOは決してロシア色一辺倒ではなくこの曲の持つ北欧的なそして内省的なカラーをロジェストヴェンスキーがその知性で上手く引き出した演奏となっておりました。この第4番は1971年の録音で演奏タイムは@10’05A4’56B10’07C9’10と多分他の交響曲も傾向としてテンポは速めな感じがしますが第1楽章最初不気味な低音から深遠に弦が旋律線を描き他の楽器が呼応しシベリウス世界へ導いて行きます。冷えびえした見果てぬツンドラ世界を垣間見せつつ管ファンファーレを機に次第に穏やかさが明るさに結びつきます。各パートの仕分けと〆への昇華は指揮者のコントロールの上手さを物語っています。第2楽章は到ってのんびりムードで「遊び」センス溢れますが途中イチャモンの様なテーマが入り中途半端な感じで次の楽章へ。極めて内省的な第3楽章では引っ張る様な中低音弦が印象的で次第に盛り上がって金管がやっとロシア的に咆哮し更に分厚い弦が鋼鉄の肌合いを感じさせます。パワーフルな処が過ぎると静かな〆へと推移して行きます。終始焦らせる様なタッチの最終楽章はクライマックスさがない分やや不満が残ってしまいますがそれは指揮者の責任ではありません。全体ストレートな男性的勢いのみに結果せず当時40歳のロジェストヴェンスキーの能力が活きた仕上がりとなっています。他の交響曲は未聴ですが録音年と演奏タイムをメモしておきます・・・第1番(1974年、タイム@11’16A9’43B5’29C11’41)、第2番(1969年@9’33A14’55B5’53C14’27)、第3番(1973年@9’40A7’39B9’33)、第5番(1973年@13’24A7’24B8’08)、第6番(1973年@9’47A4’39B3’45C9’21)、第7番(1971年20’54)。意義ある交響曲録音としての位置付けは確固たるものと思います。V協奏曲の方はオイストラフ57歳、ロジェストヴェンスキーが先の交響曲録音時よりもう少し若い34歳・・・1965年の時の指揮でオーケストラはUSSRRSO(ライブ)(タイム@15’04A8’42B7’22)であります(なお、オイストラフのシベリウスV協奏曲はこの演奏の他に1954年エールリンク/SFO、同年(ライブ)フーグシュテット/FRSO、1959年オーマンディ/PPO等の録音盤が残されております)。最初の楽章は冷え冷えとしたVの入りも聴き処ですがややテンポ速めながら終始しっかり語って行くスタンスは技に傾かないという事を訴えている様です。正直もう少し華やかさ要素が加わればという欲にかられようとするとやがてオーケストラ余韻の空白から凄いカデンツァが弾き切られその緊迫感・スケール感に圧倒されました。〆への攻めも同様で「溜め」を作りつつの仕上げは冒頭の冷え冷え感をすっかり熱っぽさに変えてしまいました。中間楽章と最終楽章はタイムとしては普通。中間楽章はシンフォニー的位置付けのこの曲の特徴をオーケストとVの集中一体化においてやはり音楽に魂を吹き込み実に客観的に説得力があります。最終楽章もしっかりオーケストラもやや粘着性を見せながらV 主体の活躍には変わりはありません。未聴分がありますので★一つ保留させていただきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)1 people agree with this review
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ヒデ | 神奈川県 | 不明 | 27/June/2011
この演奏は、金管楽器が力強く鳴っていて最高に素晴らしい演奏です。特に第1番・第2番はロシアらしい土臭い演奏で、大好きです。0 people agree with this review
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whitie | 新潟市 | 不明 | 26/October/2008
絶叫とか体育会系とかいう形容が多いが,私はそうは思えない。デリカシーのある演奏だと思うのです。ただそれはあまりキメ細やかではないだけ。無骨な人が一生懸命に子守唄を歌っているような肌合いで,びしっと近代的に桶を鳴らすような演奏よりもはるかに人間くさい。バルビローリがパワーヒッターになって,超近代的なオケを振っているような印象。対照的ではあるが,私はバルとロジェベンのシベリウスは大好きである。1 people agree with this review
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saitaman | saitama | 不明 | 18/March/2006
ニ長調の交響曲第2番は素晴しい演奏。オイストラフのバイオリン協奏曲も名演。全体的には粗いが、すごく力強く湧き上がるような叙情性がある。1 people agree with this review
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シベリウスV世 | Dr.野口の故郷・会津 | 不明 | 24/January/2006
もやがすっきり上がったような明瞭で、筋肉質の体育会系シベリウスですネ。聴き始めこそ違和感を覚えますが、徐々にこれもありかな!?と、ねじ伏せられてしまう堂々たる演奏です。LP以来久々に聴きましたが、メロディア盤特有のとげとげしいきつい感じは薄らぎ、少し耳あたりの良い音になりました。でも同じような気候風土とはいえ、ヘルシンキ系の響きとはちょっと違います。(アメリカ系のほうに近いか) 中でも第3・第6番は雄弁で新鮮です。さらに、ヴァイオリン協奏曲は、いまさら言うまでもなく、文句の付けようのない別格の超名演です。2 people agree with this review
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ドクターペイン | 仙台市太白区 | 不明 | 19/November/2005
私もすみません、先走りです。CDでは交響曲2番とオイストラッフとロジェヴェン共演を持っていますが、最高です。他も大いに期待できるのではないかと思います。0 people agree with this review
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