TOP > Music CD・DVD > Classical > Berlioz (1803-1869) > Symphonie fantastique : Charles Munch / Paris Orchestra -Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

Berlioz (1803-1869)

CD Symphonie fantastique : Charles Munch / Paris Orchestra -Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

Symphonie fantastique : Charles Munch / Paris Orchestra -Transfers & Production: Naoya Hirabayashi

Customer Reviews

Do you want to write a review?

Write you own review

Showing 16 - 30 of 39 items

  • ★★☆☆☆ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  14/May/2008

    「国威発揚のため」にやることに対しては、賛美以外許されないような空気…いつの時代も変わりませんね。シラケます。コンセルヴァトワール時代のエスプリ溢れる魅力は、どこへ消えたんでしょうねぇ。この演奏は、暴発的なだけでアンサンブルの粗が目立ちます。威圧的でうるさい程だし、狂気の中に垣間見る美への倒錯や異様な静寂の雰囲気に欠けた、ただ勢いだけで突っ走るような演奏です。もっとも、冷静過ぎる演奏は大嫌いだし、華麗なだけで背後にある毒を炙り出さない演奏も論外に思います。従って私のお薦めはマルケヴィチ/コンセール・ラムルー(DG/1961年録音)になります。因みにお分りの通り、古い録音を称賛することに対する批判の気持ちはありませんよ?

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★☆☆ 

    ゆーさん  |  埼玉某所  |  不明  |  30/December/2007

    ジンジャーエールさんに全く同感だ。パリ管のアンサンブル力は決して高くはないし、むしろ煩雑な程だ。ミュンシュの完全燃焼タイプの指揮は確かに凄いのかも知れないが、オケがついていっていない。ミュンシュは即興の名手であり、大の練習嫌いとしても知られている。仮に綿密なプローベをしたとしても、本番中悪魔のような笑みを浮かべつつ練習とは全く違う指示を出すことも多かったとか。それでオケのアンサンブルに破綻が生じようが、お構いなしだったようだ。こうしたミュンシュの芸風に、オケが対応しきれなかったのではないか。音質も、リマスタリングの所為か威圧的で金属的だ。内外で歴史的名盤と称賛する声を聞くが、もっと良い盤があると思う。もう一度まっさらな気持ちで古今の《幻想交響曲》の録音と対峙し、21世紀に相応しい名盤を推薦するべきである。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★☆☆☆ 

    伊東洋輔  |  神奈川  |  不明  |  07/April/2007

    1度聴けば十分。繰り返し聴くと白ける・・というか、作品の一端しか視ていない感じがする。クリストフ氏の「テンションの高さで誤魔化している」という評は正鵠を射ているように思う。

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    rela-cla88  |  愛知県  |  不明  |  31/March/2021

    幻想と言えば、皆さん必ず持っていらっしゃる程の名盤ですね。私が高校生の頃から常に決定盤でした。ミュンシュもパリ管もこれ以上ない程ヤル気満々で臨んでいるようで、とてもスタジオ録音とは思えぬ気迫と熱気に満ち溢れています。とにかくミュンシュの勢い最優先と言った感じで、多少のアンサンブルの乱れは気にせずに突っ走る「凄み」のある演奏です。おそらくは、指揮者もオケもゾーンに入っていたのではないでしょうかね。勿論さまざまな解釈、表現での素晴らしい幻想は他にも多数ありますが、ミュンシュのこの演奏は一生聴き続けていく幻想だと思います。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★☆☆ 

    古今東西  |  横浜  |  不明  |  07/April/2008

    パリ音楽院管弦楽団がパリ管弦楽団となり国威高揚を目的とした最初の演奏会でお国の顔ともいうべき指揮者がお国ものを熱演する。これは後世から名盤、定盤と評価されることが決められていた作品です。そして多くの日欧の評論家は賛辞を送り数々の賞を与えました。私はこの作品のお陰で自身の耳と感性が一番信用できることを知りました。この音盤の演奏は指揮者と楽団に温度差がありお世辞にも最高とはいえません。しかし私にとって職業評論家の見方、推薦盤紹介文の読み方を学ぶことができた記念盤となりました。他の演奏と聴き比べるにはOKです。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★☆☆ 

    京都のフランス人  |  日本  |  不明  |  08/January/2008

    私も前のお二人に同感w 初めにクリュイタンス盤、その後にこれを聴いたのですが、ギクシャクした部分が散見され、初めの盤に戻った記憶があります。思うに高邁な理想を前に指揮者も楽員も気合が空回りしたところがあるのでは? 今では、さまざまなアプローチの名演奏があるので、その中の「歴史的名盤」と言うことでいかが?^^;

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★☆☆ 

    伊東洋輔  |  神奈川  |  不明  |  08/January/2008

    ジンジャーエール氏・ゆーさん氏の意見に私も見解を同じくする。かつてM・ヴェーバーは学問について「進歩する事が運命付けられている」と喝破したが、私は「芸術」にも同様な事が当て嵌まるのでは、と考えている。今から40年も前の録音を「歴史的名盤」と神棚に祭り上げて崇拝し、返す刀で「それにひきかえ現在の指揮者の演奏は・・」とやるのは、少なくとも私の目には酷く非建設的・後ろ向きな姿勢だと思う。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    ボクちゃん  |  東京都  |  不明  |  12/April/2019

    このオープンリールシリーズを初めて聞いてみました。最近CDの音に疲れ、もっぱらLP回帰していたため、なかなか手が出ませんでした。聞いて驚きました。なんと生々しい。弦やピアノの一級品に見られる音の【艶】が、交響曲にもかかわらずしっかり感じ取れることに驚かされました。SACDといった新しいメディアになれば音が良くなると錯覚し、高いお金をムダにしている方が多いように見受けられますが、ソースさえ良ければ、こんなコンサートホールにいるような音に対峙できるということです。出口のスピーカーの良さを前提としてではありますが、メディアよりこうしたソースの良さを重視すべきだと、再認識した次第です。あわせて購入したフルトヴェングラーやムラヴィンスキーを聞くのが楽しみになりました。音の良さ=人工的に操作した機械音ではないことを思い知らされ、ホコリを気にしなくていいCDも見直す気になった次第です。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    ど素人  |  不明  |  不明  |  22/November/2011

    以下、個人的な感想です。 幻想交響曲には2種類の演奏(録音?)があるような気がします。 1、小音量で聴くとバランス良く、そこそこ気持良く聴こえるが音量を上げてもうるさいだけで感動が深まらないタイプ。 2、小音量で聴いている時はあまりパッとしないが音量を上げると俄然感動が深まるタイプ。 本演奏は「2」のタイプだと思う。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  13/July/2010

    本盤は長らく幻想演奏の王座?を占めていた演奏盤で周知の通り1967年アンドレ・マルロー文化相肝いりで設立されたPOの初代指揮者として就任したミュンシュの記念盤(ミュンシュ当時76歳、演奏タイム@13’47A6’14B14’48C4’29D9’46)であります。しかし後年他社から本盤演奏19日後のライブ録音盤(演奏タイム@13’13A6’17B12’49C4’10D8’51)が出て・・・それも彼が実演の人なのか、かなりいい線を行っているらしい・・・少し?その王座も怪しくなったということです。聴いてみたいですね。 私の世代はミュンシュの幻想と言えばBSOを振ったものがお馴染み演奏でそれも二種類出ておりました。参考までに1954年BSO盤は@13’21A6’10B13’55C4’28D8’46、 1962年BSO盤は@13’59A6’26B14’59C4’28D9’16と夫々演奏タイムメモしておきますね。その他1949年FNRO、 1963年CBCSO、 1966年ハンガリーRO,ブタペストSOといった演奏盤もあるらしいです。さて、本盤第1楽章何か切羽詰った感じで後半管楽器、ティンパニーがそれを煽って高ぶって行きます。第2楽章は意外と穏やか気味、第3楽章旋律線を鮮明にそして遠雷は以降の不気味さを強調します。この楽章が先の同年ライブ盤とタイム的に異なっているようですが決して本番がだらけているというわけではありません。第4楽章、底深く響き最後の断頭はキツイ!最終楽章もダイナミックに、鐘の生々しさに続いてグレゴリア聖歌も一筋縄では行かない運び、この世の終わりの弦掛け合いがその底深さを再び見せつけ最後は伸ばし気味で〆めます。新設POの意気込みが伝わる演奏かと思いますが多分ライブ盤と比較すると大人しいんでしょう(ブラームス交響曲第1番に聴かれた大波小波のウネリはもうひとつといった感じ)。本盤仕様改善分ですが素晴らしいランクに当面しておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★☆ 

    mid-massa  |  三重県  |  不明  |  28/November/2009

    確かにこれも名演なんでしょうが、ストコNPOを聴いてしまうとあのフィナーレの鐘+ピアノが妙に懐かしく思えて(確かミトロプーロスも同じようにやっていた。古くは39年のワルターのパリ音楽院のもそうだった。)鐘だけの演奏はどうでも良くなってしまった。鐘+ピアノの演奏は最近の人はやらないんでしょうか?どなたか知って見えたら教えてくださいな。ではこれに次ぐものは?と聞かれたらそうですなあ、クリュイタンス/PO?デービス?でしょうかねえ・・・。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    Haru  |  千葉県柏市  |  不明  |  13/June/2008

    色々な演奏を聴いてみても”幻想”はやっぱりこれが一番だな。熱狂度合いが他の指揮者と全然違うから。でも味のあるマルケヴィッチ、パレー、マルティノンあたりは結構好きだ。あとミュンシュがフランス国立管を振ったライヴ録音も好きだな。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★★ 

    好事家  |  千葉県  |  不明  |  10/August/2023

    CD黎明期にCD化を最も望んでいたのがこの演奏です。そして実際に聴いて最も失望したのもこの演奏でした。LPとは似ても似つかない硬質でがさつな響きは何とかならないものかと思ったことを鮮明に思い出します。そして今回、平林直哉氏復刻と出会いました。これほどCDを聴いて感動したのは稀で、細大漏らさずどころかLP以上の仕上がりになっていて、幻想交響曲の最高の演奏がここに収められていることを改めて感じました。ぜひ一聴されることをお勧めします。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★☆☆ 

    テディおじさん  |  埼玉県  |  不明  |  23/June/2023

    演奏そのものは、この曲のリファレンスとも言える素晴らしいものですが、本重量盤LPの音質はとても酷いものです。理由は再生音質の忠実度の非常に高い重量盤LPで、元の素晴らしい音質のアナログマスターを、(アナログLPを作るのに有害でしかない)デジタル媒体作製用の24ビット/96kHzリマスターで空気感が損なわれ、かつデジタル歪み満載の情報に劣化させたマスターを使用して、それらのデジタル化で生じる空気感の欠落、デジタル歪みによる音の粗さ(アナログマスターでは感じない耳に不快と感じる成分の混入)が重量盤LPで見事に(残念にもと言うべきか)再生されており(良いアナログ再生機器を使えば使うほどデジタルマスターの音の悪さが如実に判り、耳の良い人には酷い再生音と感じられる)、このような意味の無い重量盤LPを製作、販売するWarner Classicsの、ただ重量LP化すれば高値で、ある程度売れて商売になるという 認識での重量盤LP作製には音楽媒体製作のプロとしての恥が無いのかと思う。調べて見るとWaner Classicsの新しい全ての重量盤LP作製でデジタルリマスターを使用するという愚の骨頂がされているようで、アナログ重量盤LPを手間をかけてオリジナルアナログマスターを使用して元の空気感、空間情報満載でデジタル歪みを一切含まないラッカー盤、スタンパーにより、アナログマスターを彷彿させるような音の良い、気持ちの良い(デジタル歪みで神経を逆撫でされない)本来あるべき重量盤LPを(実際にグラモフォン等見識のある他社は、そうししている)作るのが、せっかくの素晴らしい演奏、音質のアナログマスターを所有する会社の責務だと考えます。(デジタルリマスター使用なら半値で買えるCDで十分です)

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  13/July/2010

    本盤は長らく幻想演奏の王座?を占めていた演奏盤で周知の通り1967年アンドレ・マルロー文化相肝いりで設立されたPOの初代指揮者として就任したミュンシュの記念盤(ミュンシュ当時76歳、演奏タイム@13’47A6’14B14’48C4’29D9’46)であります。しかし後年他社から本盤演奏19日後のライブ録音盤(演奏タイム@13’13A6’17B12’49C4’10D8’51)が出て・・・それも彼が実演の人なのか、かなりいい線を行っているらしい・・・少し?その王座も怪しくなったということです。聴いてみたいですね。 私の世代はミュンシュの幻想と言えばBSOを振ったものがお馴染み演奏でそれも二種類出ておりました。参考までに1954年BSO盤は@13’21A6’10B13’55C4’28D8’46、 1962年BSO盤は@13’59A6’26B14’59C4’28D9’16と夫々演奏タイムメモしておきますね。その他1949年FNRO、 1963年CBCSO、 1966年ハンガリーRO,ブタペストSOといった演奏盤もあるらしいです。さて、本盤第1楽章何か切羽詰った感じで後半管楽器、ティンパニーがそれを煽って高ぶって行きます。第2楽章は意外と穏やか気味、第3楽章旋律線を鮮明にそして遠雷は以降の不気味さを強調します。この楽章が先の同年ライブ盤とタイム的に異なっているようですが決して本番がだらけているというわけではありません。第4楽章、底深く響き最後の断頭はキツイ!最終楽章もダイナミックに、鐘の生々しさに続いてグレゴリア聖歌も一筋縄では行かない運び、この世の終わりの弦掛け合いがその底深さを再び見せつけ最後は伸ばし気味で〆めます。新設POの意気込みが伝わる演奏かと思いますが多分ライブ盤と比較すると大人しいんでしょう(ブラームス交響曲第1番に聴かれた大波小波のウネリはもうひとつといった感じ)。素晴らしいランクに当面しておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    0 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 16 - 30 of 39 items