Symphony No.9 : Paul Paray / French National Radio Orchestra (1966 Stereo)
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フランツ | 宮崎県 | 不明 | 09/July/2023
颯爽としたテンポで最後まで走り切った演奏かと思いきや、当然全体的には速いテンポですけど細かいところにいろいろ手が入っていて飽きない演奏でした。速いテンポで通しても軽々しくなっていないのはダイナミクスや音の表情に工夫がたくさん成されているからで、一つ一つのフレーズがきちんとはっきり出てきてエネルギーが感じられる1楽章でした。2楽章も同じ感じだけど主部は予想よりわりとゆったりした感じ。で、中間部が面白かった。主部よりテンポを上げながらなんだか楽しく歌いまくってる感じ。ホルンが調子ぱずれっぽい音でユニーク。3楽章も最近の古楽器の演奏のような快速でサクサク進むけど、やっぱりホルンがユニーク。いったい上手いのかヘタなのかわからない音でした。そして、いよいよ4楽章。まあ、面白い。チェロバスのカデンツァはだいぶ練習した感じ。楽譜のスタッカートは無視してかなり巨匠風な演奏。そしてそれに輪をかけてバスのソロの堂々とした歌唱には思わず拍手したくなった。以後はやはり早いテンポでどんどん進むけど、合唱がまた上手で堂々とした歌で唸ってしまった。ところがテノールが緊張しているのか途中前のめりで走ってしまう場面も。女声も落ち着いた歌唱でどんどん進むけど4楽章後半で録音にリミッターが掛り、音が全体に小さくなった感じに。そして最後のコーダの速いこと速いこと!!フルトベングラーもびっくりのスピード感にお客さんも大興奮の盛り上がりでした。楽譜はベーレンライター版に忠実ながらも細かいところにいろいろな工夫が入っています。声楽陣と合唱の頑張りもあって生で聴いたら感動したろうなあと思える演奏でした。0 people agree with this review
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RCS | 長野県 | 不明 | 22/January/2023
パレーの迫力ある録音も良い演奏に、聴いてる最中から感動してしまいました!こんな録音がまだ残っていたんですね!以前より年齢を感じさせない減り張りのある演奏には脱帽だったのですが、第九としての賛否両論はあるとは思いますが、私は久々に興奮してしまい、取り急ぎレビューを書いてしまいました。これからシューマン、特にステレオ録音の交響曲第4番などを聴くのが楽しみです!3 people agree with this review
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