Giuseppe Verdi La Traviate
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ombredouble | 東京都 | 不明 | 31/October/2009
エクス音楽祭での上演に先立ち、同シーズンのベルリン・フェストターゲでプレミエされたプロダクション.当年は舞台関係者ストの影響で公演がほとんどキャンセルになり、十全な条件での収録ではなかったとは思うが、それにしてもフレージングの貧しいオケといい平板な歌唱といい(満足できるのはパパ・ジェルモンのルチッチくらいではないか)、こうしてソフトにするにはちょっと色々損をしている.(尚、音響がデッドなのは露天の大司教館劇場での収録のため.)舞台には奥へ続くハイウェイの路面、その前面に舞台の視覚像を暈かしスクリーン代わりにもなる紗幕、そこへライトの仕込まれた白い半透明ドレスのヴィオレッタ(ミレイユ・ドランシュ)がモンローよろしく白塗りブロンドで登場し、妖しげな魅力を振りまく.しばしば判別の難しい意味ありげな登場人物たちとともに、すべてはヴィオレッタの幻想であるかのように進行する演出は、ドラマ的な方向性を掘り下げるよりは視覚像に音楽が染み込んでゆくかのような効果を狙っている.もしムスバッハが優れた演出家なら、これだけでも見応えのある舞台を作れたかもしれないが、生憎元々彼は演技付けは下手くそであり、意味不明な部分が多いのも単純に出来が薄いことの裏返しだろう(結局、《椿姫》の「怖い横顔」を露わにしたソフトは今のところ存在していないわけだ).それでもエーリヒ・ヴォンダーの手になる舞台装置やヴィデオ映像の繊細な質感は見ものであり、第3幕で急に舞台の広がりが露見し奥行き方向に閉ざされた感覚が表れるのは印象的だった.ベルリンではベルク《ルル》と対にして両方ともシェーファー主演で上演されており、舞台写真からは全く別演出のような印象も受けるので、そちらを見てみたかった事には変わりない.0 people agree with this review
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烏 | 広島県 | 不明 | 03/October/2009
たしかに車道に倒れた娼婦(しかもあまり高級ではない)の夢というコンセプトだが、その夢さえもがかならずしも美しいものではない。すなわち、ここでのヴィオレッタはその夢の中でも疎外され、孤独な存在だ。ムスバッハの解釈は説得力を持ってはいるが、それは「このような解釈も」といった種類のもので、原作が本来持っていたものとは違うだろう。だから、ファーストチョイスにはお勧めしない。また、ドランシュのプラチナブロンドの鬘も、厚化粧もまったく似合っていないが、これも演出のうちなのだろう。なお音質、画質ともに2003年の収録にしては不満足だ。0 people agree with this review
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