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Beethoven (1770-1827)

CD Beethoven: Symphony No.9 `choral`

Beethoven: Symphony No.9 `choral`

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  • ★★★★★ 

    robin  |  兵庫県  |  不明  |  09/April/2024

    ティンパニーが籠ったような音?我が装置では打ち込んだ音がはっきり力強く左上段から聴こえます。やはりワルターはすごい、と思わせる第九です。音楽が硬くならずスケールもあり歌心も十分。何よりニュアンスが豊かで第九を聴いたという感じがする。響きはふくよかで新鮮でみずみずしくしかも力強い、こんな第九はワルタしかできないと思う。フルトヴェングラーのデモニッシュな第九とは違った素晴らしい第九の演奏である。セルやショルティの機能的な第九を好きだという人、でかい音の響きだけの第九に酔っている人に聴いてもらいたい。ワルターの深く温かい心が反映した第九のCDである。左右のステレオ感、音の切れは今のデジタル録音以上で、聴いていて新鮮で心豊かな音であり演奏である。

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  • ★★★★★ 

    苦沙弥  |  北海道  |  不明  |  03/July/2021

    このMeyer NewMaster盤のベートーヴェン第9は,CBSコロンビアのLPの雰囲気がありながら,迫力,すごみ,威力,音の輝き,空気感と質感,音の密度,エネルギーの点でこれまでのLP,CDをはるかに超えている。1楽章から実演で聴かれるオーケストラの音を完璧に再現する。第3楽章はこれまで以上に香り高く,安らぎに満ちている。第4楽章を聴くと,これまでの盤ではオリジナルソーステープに記録されていた本当の演奏を十分再現できていなかったことがわかる。新盤での第4楽章はあまりに素晴らしく,数え切れない回数聴いてきたにもかかわらずはじめて聴くように聴き入ってしまう。このたびのNew Master盤では弦楽器,打楽器,管楽器の響きや鳴り方が非常にリアルで威力があり,ワルターの真の演奏を聴くことが出来たことを実感する。ワルターの偉大な第9の演奏の本当の姿がやっと明らかになった。最高のベートーヴェン第9の演奏である。

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  • ★★★★★ 

    フロイデシェーネルゲッテルフンケン2014  |  北海道  |  不明  |  18/May/2014

    この第九も、ワルターならではの柔と剛の同居が大きな効果をあげている。 ベートーヴェンが長い模索の中で見いだした極限の世界を、高貴な理想の精神と、柔と剛をしっかり兼ね備えた音楽により、再現している。 ワルターの第九はよく、第3楽章が非常に高く評価されており、スケルツォは話題にならないが、僕が今まで聴いた範囲ではワルター以上のレベルのスケルツォ演奏は聴いた事はない。スケルツォ部の独特の巨大なスケール感と激しさ、平等と祝福にあふれたユートピアを思わすトリオ、双方が素晴らしいの一語だ! もちろん、人間が大きな何かを築き上げてゆくような音楽に不思議な悟りと宇宙的な要素を感じる第1楽章や、高貴な安らぎに満ちた第3楽章も素晴らしい。 それと、特筆に値するのが第4楽章のチェロとダブルベースによるレチタティーヴォが非常に良いということや、声楽ソロの重唱部の歌い回しがハートフルで素晴らしい。特に終結のプレストに突入する直前の「あなたの優しい翼に抱かれれば、あらゆる人々は同胞となる」と非常に感動的に歌われる四重唱部分は私が聴いた範囲内の第九の演奏の中では、まさしく最高の四重唱であるし、歓喜の主題をベースにした「本物の親友を得るという難しい幸福を得た者も、心やさしき嫁と添い遂げる事が出来た者も、慶びの声を合わせよう・・・・・・」と歌う重唱部分の祝福に満ちた歌い回しも実に良い。 ほとんど話題にならないが、特に中でもソプラノのクンダリと、バスのウィルダーマンは本当に良いと思います ワルターの第九のフィナーレは、ベートーヴェンが、そしてワルターが本物の理想とする、億万の人々が認めあい寄り添う、本物の高次元のユートピアへの提言であると思えてならない。

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  24/July/2010

    ワルター&コロンビア響のベートーヴェン交響曲全集は、同全集の中でも異彩を放つ人類の宝として不変の価値を持つと思う。ただ、バラで一曲一曲を聴いた場合、時として好き嫌いの壁にぶつかるのかもしれない。 個人的には、この第9番(と第7番)は、同曲中の最高の演奏と言って差しさわり無いと考えている。 もちろん第9番には、フルトヴェングラーやハイティンク(1980年のライブ)などの名演も存在するが、誤解を恐れないで言うなら,こういった(ワルターのような)「しみじみ系」の第9番の中では 群を抜いて最高だ。単に「テンポがゆっくり」だとか「音に粘り気がある」と言ったような客観的要因だけでなく、なにより指揮者の主張が徹頭徹尾しっかりしている。

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