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Tchaikovsky (1840-1893)

CD Sym, 6, : Markevitch / Nhk So (1983)

Sym, 6, : Markevitch / Nhk So (1983)

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  • ★★★★★ 

    藤枝梅安  |  東京都  |  不明  |  07/September/2014

    すごい演奏である。感動しなかったらおかしい。日本のオーケストラ がこんな素晴らしい表現を具現化していたとは驚きである。楽器そのものが しゃべっている様な錯覚に陥るほど生々しい音である。録音などどうでもいい 世界が繰り広げられる。特に1.3楽章の表現はムラヴィンスキーさえも 超えていると思った。 唯一、ムラヴィンスキーというか全盛期のレニンクラードのとてつもない 技量にはN響でも遠く及ばない。ただしそれ以上の神がかった情熱が ここにはある。深い表現を聞きたければこちらに軍配か。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  03/February/2013

    チャイコフスキー交響曲第6番の個人的趣味を書かせていただきますと、フリッチャイ、オフチニコフ、ポリャンスキーそしてこのマルケヴィチ&N響ということになります。ロシア音楽だなあ、と感じさせてくれるのがオフチニコフとポリャンスキー、交響曲第6番「悲愴」と感じさせてくれるのがフリッチャイと当盤。この2つに共通するのは音楽の厳粛さ、まさに孤高の芸術という言葉がぴったりくる演奏です。最晩年のマルケヴィチが到達した高みがこのライブ盤に記されています。ライブ故の傷は散見されますが、慟哭する音楽を前に批判は実に無意味なことだと思います。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城県  |  不明  |  09/July/2011

    すっかり感動してしまった。心を揺さぶられることを感動というならば、『悲愴』を聴いて感じる感情とは少々違ったけれども。聴くべし。

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  • ★★☆☆☆ 

    ushio  |  東京都  |  不明  |  12/February/2011

    皆さん絶賛だが、私は異を唱えたい。「伝説の名演」とのことで、期待して聴いたが、録音レベルが低すぎ、どんだけボリュームを上げなきゃいけないんだぁ・・・。しかもマルケヴィチの鋭い音楽はまるで入っていない。ムラヴィンスキーもそうだった。やはり、この人、スタジオ録音で聴くべき人である。

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  • ★★★★★ 

    森林浴  |  京都府  |  不明  |  24/October/2009

    4,5,6番はムラヴィンスキー=LPOとマルケヴィッチ=LSOの東西横綱で充分とまで思っていた。が、このマルケヴィッチ晩年のN響との演奏は、張出横綱級。メトロノーム顔負けの、あの右手の厳格な拍打ちとテンポコントロール、床が振動する重いアタッカ、起点終点の明晰さ、弱音の逆コントラスト、どこをとっても彼の中年期の解釈を更に純化させた強烈な説得力をもって鳴り渡る。デュトワ着任前の反応鈍麻なN響に、短期間のリハーサルでここまで叩き込むのはさぞ苦労したであろうと思うが、聴後の満足感、納得感は充分。「自分は6番のスコアをこのように解釈し、こう鳴らすだ!」というマルケヴィッチの、ど真ん中の直球勝負の記録である。同日聴いた展覧会の絵もリリースして欲しいのだが。

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  • ★★★★★ 

    節子さん  |  岸和田  |  不明  |  22/July/2007

    何も言えない。お手並み拝見といったように聴きはじめた私を見事に破壊してくれた。こんな経験はいままでではじめてである。私の心の隅々にまで「悲愴」が浸透し、のりうつり、聴き終わった後にはもう何も残らない。ただそこに「悲愴」があった、ということ。 聴いていて、名演 超名演 というよりも、私は「大演奏」ということばが思い浮かんだ。 こういう「悲愴」を待っていた!

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  • ★★★★★ 

    labeille  |  Sagamihara, Japan  |  不明  |  23/January/2006

    特にライヴ盤ではご自身の思い出が投影されすぎ,購入前の参考にできかねるレヴューが多いのですが,これは納得。まさにこのような「悲愴」が聴きたかった。冷徹,芳醇,峻厳,重厚,精緻などなど。余計な形容詞の一切を求めない,ただ「悲愴」あるのみの演奏が。全楽章を通じ,まったく息をつかせない。演奏後にもたらされる余韻も,ただひたぶるに素晴らしい。

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  • ★★★★★ 

    ポイズンピル  |  調布  |  不明  |  27/April/2005

     中3の冬、神奈川県民ホールで聴いたマルケヴィッチ・N響の悲愴は、強烈、鮮烈、爆裂、とにかく圧倒的体験でした。終演後、何を語るべきかも分からず、友人と無言で帰路に着いたことを思い出します。この録音は、その100分の1ほども捉え切れていませんが、それでも名演とされるあまたの悲愴の価値を無価値化します。私の宝物です。

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  • ★★★★★ 

    k-shonen  |  Suginami  |  不明  |  21/March/2005

    「悲愴は極めた!」というあなた、本当にそう思ってますか?この演奏を聴いてから結論を出して下さい。今までいろんな評判の良い悲愴を聴いてきた。フリッチャイ、メンゲルベルク、フルベン、アーベントロート、マルティノン、カラヤン、バーンスタイン、ゲルギエフ。でも全く感動できなかった。しかしこのマルケヴィチ&N響を初めて聴いたときの感動は今でも忘れられない。興奮のあまり全身鳥肌だらけになったのは、後にも先にもこの演奏だけである。これはロシアの天才が我々クラシックファンに遺した最後のメッセージだ!

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  • ★★★★★ 

    七海耀  |  さいたま市  |  不明  |  27/May/2004

    このチャイ6には驚いた。まさに鬼気迫るとはこのことである。音楽の密度が高く、緊張感に満ちた名演奏で、これに優る同曲の演奏はちょっと思いつかないくらいだ。

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  • ★★★★★ 

    福永陽二郎  |  藤沢  |  不明  |  13/March/2004

    死の2ヶ月前、N響定期で聴かせた「悲愴」の超名演は私の人生の中でも屈指の忘れがたい演奏会であった。演奏会評は総じて絶賛であったが、待望久しかったCDの方の評価は今一歩のように思う。評論家諸氏の耳も大したことはない。LDも持っているが、この緊張感は只事ではない。各楽章で1箇所ずつテンポを落とし、この世への生きた証しを遺した鬼才マルケヴィッチよ、日本での最後の演奏会後、握手した時の笑顔は生涯忘れません。孤高の天才指揮者マルケヴィッチ万歳!!

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