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宮下誠

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20世紀音楽 クラシックの運命

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  • ★★★★☆ 

    とある白いうさぎ  |  所在地  |  不明  |  16/January/2012

    著者の宮下氏は20世紀西洋美術史であり、姉妹本として『20世紀絵画』も執筆している。 本書は門外漢でありつつも、クラシック音楽に親しんできた者として、20世紀の音楽を手軽に紹介するために著者が筆を取り書かれたものであるようだ。 その為、音楽学的な知見を期待するのは期待外れとなるだろう。 クラシック音楽を通じて、20世紀の西洋文化の一端を覗くこと、そして、そのことが存外面白いことであることを紹介するのが本書の目的のようだ。  本書は著者の設定した大まかな枠組み(「飽和」「拡散」「変容」)の下、具体的な作曲家とその代表的な作品を列挙し、所々解説を挟むといった形で構成されており、巻末には人名索引や音盤紹介もある。新書と言う手ごろな形で、20世紀音楽を取りあえず俯瞰してみるには便利な一冊であることは間違いないだろう。その点で、著者の目的は達成されているように思える。

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  • ★★★★☆ 

    珠多院  |  東京  |  不明  |  09/October/2006

    新書で20世紀のクラシック音楽のみを扱ったものが今まであっただろうか?ぼくは不勉強で知らない。 それに440ページもある。中々の分量だ。 シェーンベルクとかブーレーズといったガチガチの20世紀らしい音楽家が出てくるけど、それよりデッサウ、ヒンデミートなんかがフューチャーされてて、なんか捻くれている。シベリウスもヒンデミートもオルフも、20世紀人なのだ、アバンギャルドのご近所さんだ、とこの本は主張している。20世紀には「物語」に対してニヒルながら人間に対し真摯な作品がたくさんあることを教えてくれる本だ。

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