Le Nozze Di Figaro: Guth Harnoncourt / Vpo D'arcangelo Netrebko
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カバポチ | 神奈川県 | 不明 | 20/July/2011
まず、アーノンクール指揮のウィーン・フィルの演奏の素晴らしさに脱帽。テンポは遅めだが、実に彫が深くて味わい深く、円熟の極致だ。そして、歌手も皆極めてレベルが高い。ネトレブコは椿姫の頃の初々しさはなくなったが、相変わらずの美声だ。ただ、残念なのは演出。特に、あの白い羽の生えた天使?は何???全く意味不明。それさえ我慢すれば、近年まれに見るフィガロの名演だ。最後に、ブルーレイで視聴した音質・画像の素晴らしさは絶品だ。数あるソフトの中でも屈指の出来だ。1 people agree with this review
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村井 翔 | 名古屋 | 不明 | 22/April/2007
ネトレプコにスザンナはもう無理じゃないかと思ったが、こういう演出ならと納得。伯爵とも性的関係があり、結婚式当日だというのに最後までフィガロとどちらにするか迷っているとは。それにシェーファーのケルビーノが恐ろしいほどはまっている。『椿姫』を歌えるソプラノを三人揃えただけのことはあるし、マクローリンの若作りなマルチェリーナもいい。クレンペラーみたいに遅いテンポ、濃厚な表情のアーノンクールの指揮と併せて、きわめて個性的な『フィガロ』になった。ただし、普通の『フィガロ』に飽きた人向けの演奏、演出ではある。3 people agree with this review
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un portrait | 東京都 | 不明 | 19/April/2007
幾つか補足するなら、アーノンクールの指揮には技術的な瑕がないわけではない(尤も彼にはいつもの事だが)。歌手で優れているのはダルカンジェロ、ネトレプコ、シェーファー(!!)、スコウフスあたりでレシュマンはやや本調子でないか。他は時に音程が安定しないなどの問題を抱えるが、みな演技できており、小粒な歌手はひとりとしていないのが流石ザルツ。シェロー《指環》も撮ったラージの映像は、うまく舞台を見せることに専念する、優れたもの。ライヴなので随所に拍手入り。箱ではリリース済みで、放送もされたこととてレヴューを書いてみたが…0 people agree with this review
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un portrait | 東京都 | 不明 | 19/April/2007
《フィガロ》を現実のどこでもない場所に置き換え、無名の”ケルビーノたち”への賛歌=鎮魂歌にしてしまったグート=アーノンクールの天才的な舞台。元の台本にないケルビムが活躍する。演劇的動きがある場所に弱点があるが、浮薄にならないのは全てを理解したアーノンクールの音楽ゆえか。夢幻的な最後の幕が次第に闇に包まれるのは、深く感動的で悲しい。尤も言われるほど暗さ一辺倒でなく随所にコミカルな味も仕込まれているが、それを楽しいと感じるどうかは観る側次第だろう。脇役にはむらがあるが、総合点で最高をつけないわけにはいかない。1 people agree with this review
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