Don Giovanni: Kusej Harding / Vpo Hampson D'arcangelo C.schafer
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un portrait | 東京都 | 不明 | 03/November/2007
クーシェイの演出はレポレッロを狂言回し化し、その欲望を具現化するロマン主義的主人公としてのドン・ジョヴァンニを描く.ドンナ・アンナ―ドン・ジョヴァンニの関係の背後にある騎士長の視線や3人の女性の欲望の階層的な差異までをも掘り下げており、ヴィジュアル的な面白さや一筋縄でいかなさも含め見応えある.歌手陣も演技達者で、ハンプソンのはじけっぷりも見ものだが、彼を筆頭に音楽的には斑も多い.盛り上げるのは上手いが詰めの甘いハーディング、やる気の薄いウィーン・フィルを差し引いても、最高をつけないわけにはいかない.1 people agree with this review
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カバポチ | 横浜市 | 不明 | 25/December/2006
ハーディングの指揮が余りにも素晴らしくて、何度も鑑賞しているうちに、画像の美しさに魅せられて、最初は抵抗のあった演出もかえって面白く、モーツァルトを味わう至福の時をかみ締めています。絶品!私の今年のベストソフトは、アーノンクールの「ティート」とこのハーディングの「ドン・ジョヴァンニ」だ!評価を「すばらしい」→「最高!」に格上げします!0 people agree with this review
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村井 翔 | 名古屋 | 不明 | 24/December/2006
クーシェイの名を高からしめた名演出だが、舞台は娼館という解釈ではドラマ全体がパロディになってしまう。特に煽情的な身振りをするわけでもない黒い下着姿の女性たちは、むしろ主人公の死のオブセッションの視覚化と見た。ジョヴァンニとレポレロがお互いのアルター・エゴ(もう一人の自分)であることなど、各登場人物の深層意識がここまできっちり描かれた演出は初めてだ。地獄落ちの斬新な新解釈も神なき時代の『ドン・ジョヴァンニ』にふさわしい。エクサン・プロヴァンスの頃と比べても長足の進歩を見せる、切れ味鋭いハーディングの指揮も最高1 people agree with this review
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