Robert Schumann Sinfonie Nr.4 D-Moll Op.120 / Johannes Brahms Sinfonie Nr.2 D-Dur Op.73
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遊悠音詩人 | 埼玉県 | 不明 | 03/December/2013
実に危ういシューマンとブラームスだ。まるでマーラーかと思うほどの分裂気質に彩られている。ケーゲルはライプツィヒ放送響とドレスデン・フィルという、何れもゲヴァントハウスやシュターツカペレの陰に隠れたマイナーオケを率いていたが、それが幸か不幸か、ケーゲルの芸風には合っていたのかも知れない。LGOもSKDも、ドイツの、いやクラシック音楽そのものの伝統の担い手であり、正統派である。ケーゲルははっきりいって異端である。交響曲の構造を自ら破壊しにかかるような大胆なデフォルメが、そこかしこで見られる。特に曲の終盤の見せ場のようなところで、病的なほどのアゴーギクやディナーミク、パオゼなどが現れ、不穏な空気を醸してしまう。彼の悲惨な最期を云々するまでもなく、これは危険な音楽だ。ドレスデン・フィルも、そんな半ば強引な棒についていけないところが散見され、アンサンブルが乱れたり音が裏返ったりすることもしばしばだ。よって、ドイツのオケと指揮者がシューマンやブラームスをやっているというだけで、何やら正統的で上手い演奏を期待してしまった人は、見事に裏切られるだろう。そういう人は、例えばサヴァリッシュのシューマンやヴァントのブラームスを聴けば宜しい。ケーゲルの演奏は、普通の演奏に飽きたらず、平静を装いつつラディカルなものを求める向きにこそ、うってつけと言えよう。1 people agree with this review
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