Kazuo Ishiguro

Books クララとお日さま

クララとお日さま

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  • ★★★★☆ 

    いえつん  |  東京都  |  不明  |  12/June/2021

    人工知能、ロボットといった今っぽいテーマが扱われているが、結局はいつものカズオイシグロの世界が展開されていて、安心して読める。けど、先も見えるというか、驚きも少ない。らしさを失わずに、新たな局面も見せてほしいなぁと思った。もっと名作かけますよ。期待してます。

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  • ★★★★★ 

    jamyokka  |  富山県  |  不明  |  06/March/2021

    今回のタイトルはめずらしく明るく可愛いので、ものすごく売れると思う。人と人、人と動物、人と機械、人と次は、、、カズオイシグロの作品に共通しているテーマは、新しい時代の潮流の受容と去りゆく時間、消しがたい過去の記憶の間に生じる葛藤の克服だと感じる。冷静にならんともがくことが人間の心で、そこが文学的なのである。そして、彼の作品に溢れる想いと読者にもたらされる救いは、作品の主題や結末が決して明るいとは思えない時でも、明るい未来を感じさせる希望が残ることだと思う。希望こそが最後に残るものだ。The Remains of the Day、An Artist of the Floating World 然り、小作品に至るまで、彼の作品を読むたびに、私たちが自らが歩んだ過去を正しくつかみ、しっかりと現実を見つめ昇華して乗り越え、明るい未来を築くことの大切さを感じる。家族関係ですら希薄になりつつある現代社会、年齢、性差、モノを超えて、私たちが確かな信頼関係を築く鍵は、契約やプログラムではなく、感じるという人間的な心しかない。それこそが愛だ。畢竟、私たちは、人として、自立、自律することの大切さと使命をさらに背負って生きてゆかなければならないのだ。

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