太平天国 皇帝なき中国の挫折 岩波新書
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ニグンノテイオー | 沖縄県 | 不明 | 21/July/2021
「(世界)史上最悪の内戦」とまで評される、太平天国の乱の新しい概説書。人物・地域社会・政治・国際関係の背景と、事件そのものの概要を非常に手堅くまとめている印象であった。首領の洪秀全は貧しい客家の生まれで科挙に落ち続けて、キリスト教布教のための中国語パンフレットに出会うところから始まった、という基本的情報しか知らなかったので非常に有益であった。上帝のもとに平等であるというイデオロギーを奉じながら一面では包容力を欠き、キリスト教をベースにしながらも、結局あまりにも中国的な部分を引きずっていたので欧米列強にそっぽを向かれ、権力の集中を嫌って五王制を敷いたはずなのに、内訌を起こして権力独占を企むものが出た。これらさまざまなちぐはぐさで失敗した過程を知ることができた。0 people agree with this review
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kam | 大阪府 | 不明 | 08/April/2021
流れのわかりにくい太平天国の顛末がよくわかって良かった。しかしこの噴出したパワーを何かもうちょっと建設的なことに生かせなかったものなのか。1 people agree with this review
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