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Beethoven (1770-1827)

CD Complete Piano Sonatas : Irina Mejoueva (2020)(9CD)

Complete Piano Sonatas : Irina Mejoueva (2020)(9CD)

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  • ★★★★☆ 

    L.V.B  |  千葉県  |  不明  |  07/November/2023

    4K映像で、演奏している姿を見たい。 録音したときの映像があれば、DVDやHVが発売されると購入したい。 ベートーベンのピアノ・ソナタ全集演奏を、CDだけでは、とてももったいない気持ちがする。

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  • ★★★★☆ 

    てつ  |  東京都  |  不明  |  29/May/2022

    日本の楽壇に一番貢献しているピアニストは誰かと言えば、間違いなくメジューエワだろう。毎年質の高い演奏会とディスクを出し、教鞭も取り、若手育成に力を入れ、新書まで出して啓蒙までしてくれる。来日して何年なのだろうか。感謝してもしきれない。私は彼女のファンだし、何度も演奏会に足を運んだ。彼女は間違いなくロシアンピアニズムの系譜を引き継き、強い打鍵を聞かせてくれる。しかし、いつも少し不満に思うことがある。煌びやかな高音が聞けないのである。中低音中心の音楽になる。このベートーヴェンでもそれは同じ。私は絶対に信じているが、彼女は高音が出せないわけではない。こう言う音楽を志向しているのである。それがもどかしい。また彼女は演奏会でも楽譜はピアノに置くものの、実際は暗譜である。楽譜はあくまで曲に対するリスペクトであり、その真摯な姿勢にはいつも心打たれる。それでも、私は「できるのにやらない」メジューエワの演奏に心の底から共感できない。だからこのベートーヴェンは、私にとって極めて質の高い予定調和的演奏に聞こえる。それでも私はメジューエワの演奏会にこれからも足を運ぶだろう。優勝を願い、決して応援を辞めない阪神ファンみたいな心境である。

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  • ★★★☆☆ 

    てるおはるお  |  福岡県  |  不明  |  15/May/2022

    ヘッドホンで聴き始め、少し誇張して言えば、やや遠くから、もしくは床下付近からピアノが鳴っているように聴こえた。期待が一挙に崩れた。約十年前の旧盤は、いかにもショパン弾きのベートーヴェン、という印象で、聴いていて疲れ、結局手放した。旧盤から飛躍的に成長したのか、私にはわからない。言い換えれば、自信を持って人に推薦できるソナタの全集だとは思わない。「ハンマークラヴィーア」など、良くも悪くもひどく戦闘的だ。録音面、演奏面でも期待していたほどではなかった。

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  • ★★★★★ 

    ジョナ  |  山梨県  |  不明  |  06/March/2021

    メジューエワさんが講談社現代新書から出した本を読む機会があり、そのきっかけに、この全集を聴いてみました。「このピアノ、素晴らしい音でしょう?」と言わんばかりの美音に圧倒されました(録音も優秀!)。

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  • ★★★★★ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  28/December/2020

      1回目とは比較にならぬほど更に深く豊かで自由になった出来ばえ。ここまで大きく変わるとは思わなかったので非常にうれしく思う。楽器の豊潤な響きやまろやかなコクが素直に録られていて聴いていると実に嬉しくなる。   今年はコロナ禍で彼女のベートーヴェン・ソナタ全集リサイタルも中止になる回もあり、残念な年となってしまった。チケットはとっていたが聴けなかった自分としてはその渇きを癒すに余りあるリリース。   日本の茶道や芸の世界で「守破離」という言われ方があるそうだが、メジューエワの当全集はまさに守破離の境地ではないだろうか。オーバーなと思われるかもしれないが伝統と楽譜の言いたいことを守りつつ、その殻を破り、さらに高みへと離れていくように思えてならない。   音に厚みと余裕がある。解釈に見据えるべき点が定まっているからこそ演奏に自負が生まれ、1922年製スタインウェイの楽器演への愛着と相性があるからこそ音の出し方に自信が生まれ結果として堂々とした演奏になっているのではと私は思っている。   おりしも同じ時期に同じ全集をD.バレンボイムがドイツ・グラモフォンからリリースしている。こちらも愛聴しているが、興味深いことにそれぞれの個性がきちんと出て、それゆえにベートーヴェンのソナタが面白くなっていることも付記しておきたい。バレンボイムのそれは、バレンボイムという大作家がベートーヴェンの一生を大河小説に著したような大きな流れをなしていると思う。ワーグナーの楽劇のごとき大きな流れに聴こえるのもバレンボイムならではと思う。 それに対しメジューエワの当全集はベートーヴェンの一生を追いかけてはいるが、大河小説というよりはその時々の彼の心に浮かんだ思想や人生の「スナップショット」を撮影しているかのよう。いろいろな時期や激動の時代を激動的に生きたベートーヴェンを生々しく、フレッシュな感情表現をもって32枚続けて観る個展に参加しているような印象を持っている。   どちらが良い、ということではない。それぞれがベートーヴェンの心に近づこうと、それぞれの「視点」でフォーカスを当てているだけ。二つとも収録時期もほぼ同じ、コロナ禍のさなかである。当然思うところがあって収録に向かったであろう。 その「思うところ」への所信表明や、コロナ禍で苦しむ中でその苦難に立ち向かっていこうという気概など、聴く我々へのメッセージが濃密に込められていると思う。そしてベートーヴェンの作品はをういった「気概」や「想い」を付託することができる大きな器である。だからこそバレンボイムも当盤のメジューエワもベートヴェンのピアノ・ソナタ全集収録に臨んだのであろう。 そこに想いを寄せて聴いてみることが「2020年」を体験し、生きてきた我々の課題であり、「その後」について歩いていく励みとなると確信している。   聴くべき全集です。お勧めします。

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