Piano Concerto, 19, 27, : Piemontesi(P)Manze / Scottish Co +rondo K, 386,
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 07/October/2020
イタリア系スイス人のピエモンテージとマンゼ指揮/スコットランド室内管弦楽団によるモーツァルト・ピアノ協奏曲集の第二弾。第19番もしなやかで美しい演奏だが、第27番が非常に面白い。第2楽章でも、きわめて雄弁な旋律装飾が行われているが、同じことが終楽章ロンドでも行われている。最初の提示の時から主題前半は譜面通り弾かれているが、後半になると早くも譜面通りではない。以後、この主題が戻ってくるたびに、旋律は華々しく装飾されている。前回録音の第26番「戴冠式」でもこのコンビ、ロンドでの旋律装飾をやっていたが、こんなに派手ではなかった。第27番のすぐ前に入っているロンド イ長調でもピエモンテージはアインガングとカデンツァを書き足したばかりか、大幅な旋律装飾を加えているが、これはこのロンドが未完で、ちょっと頼りない作品だからだろうし、第27番ロンドの主題は歌曲「春への憧れ」K.596からの借り物だからと言えるだろう。一昔前なら、こんなことをやろうものなら大ひんしゅくだったはずだが、このピアニストの旋律装飾は雄弁ではあるがセンス良く、少なくとも私は気持ちよく聴けた。第27番は最後の年、1791年の1月に最後の仕上げが行われたことから、最晩年特有の清澄さや諦念が強調されてきたが、アラン・タイソンの自筆譜研究によれば、書き始められたのは1788年とも言われ、もう少し華麗さを加味したこんな演奏もありだと思う。マンゼ率いるオーケストラも申し分ない共演で、第1楽章展開部で主題がト短調になるところなど、すこぶるセンシティヴだ。1 people agree with this review
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