Rusalka : M.Still, Ticciati / LPO, S.Matthews, E.L.Johnson, Roslavets, Bardon, etc (2019 Stereo)
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 12/February/2021
このディスクで最も讃えられるべきは、ティチアーティの引き締まったテンポによる劇的かつ切れ味鋭い指揮。メトでのネゼ=セガン(フレミングが歌った2014年の時のもの)も悪くなかったが、ティチアーティの指揮は、私の知る限り最高の出来だと断言できる。確かにこのオペラ、美しい名旋律と素晴らしい場面に事欠かぬ名作だが、終幕など、台本のせいもあって、無駄な「引き延ばし」もある、ちょっと凡長な作品だと思ってきたが、それは指揮者のせいだったのだと言っても良い。この水準の指揮なら、誰も退屈することはないだろう。2006年のネーデルランド・オペラでは素敵なフィオルディリージだったサリー・マシューズ。第1幕の「月に寄せる歌」では少々とうが立ったと思わざるをえなかったが、幕を追うに従って、どんどん良くなった。長身のリロイ・ジョンソンは浮気性のイケメン男にぴったり。イェジババ、ヴォドニク以下、脇役陣も悪くない。 スティル演出はビエロフラーヴェクが振っていた頃(2009年)から使われていたもので、ルサルカ(第1幕「月に寄せる歌」の前、ちょっとだけ)や森の精たちがワイヤー吊りで水中を泳ぐ(実際にはフライングする)のが眼目。このオペラの演出ではパウントニー(英語版)、カーセン、クーシェイ、ヘアハイムと凄いものをたくさん見せられてしまったので、この程度で驚くわけにはいかないが、ドラマの骨格はしっかり押さえられており、悪くない出来。4 people agree with this review
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