Der fliegende Hollander : Curran, Fabio Luisi / Maggio Musicale Fiorentino, Gazheli, M.Owens, M.Petrenko, Berchtold, etc (2019 Stereo)
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村井 翔 | 愛知県 | 不明 | 23/July/2020
最も素晴らしいのはHIPを踏まえた様式感の的確なルイージの指揮。メトのライブ・ビューイングでゲルギエフの締まりのない指揮にいたく失望した後だけに、とりわけ高く評価できる。快調なテンポで進め、因襲的な部分では速めのテンポをとりながら、「ゼンタのバラード」の特に「愛のモティーフ」では遅めのテンポというペース配分もいいし、随所で鋭い譜面の読みを見せ、超一流とは言い難いがそれなりに味のあるオケを巧みにリードしている。歌手陣ではミハイル・ペトレンコのダーラントが面白い。好々爺で小物といういつものイメージとは違って、もっと性格的な人物になっている。ガゼリの題名役はキャラクターとしては悪くないが、あまり声に力のある歌手ではない。常にいっぱいいっぱいの状態で歌っているのを迫真力があると評価することもできるが、ダーラントと二人の場面ではペトレンコの方が力強いので、普段の二人の関係が逆転してしまっているのは、どうもまずい。オーウェンスは歌の表情自体は美しいが、こういう映像ソフトではなかなか辛い巨漢の歌手。その割には声の力はいまひとつだ。 演出は第1幕冒頭からプロジェクション・マッピングを多用。第2幕の舞台は沢山のミシンが置かれた集会所らしき場所で、時代は19世紀と思われるが、読み替えをやろうという意図は全くなく、正攻法のアプローチ。ただし、課題となる幕切れの処理もうまく行ったとは言えない。そもそも終幕に至っての突然の筋の急転は、オランダ人の「勘違い」が原因というドラマトゥルギー上の弱点は隠しようもない本作、正攻法の演出ではもはやどうやろうと観客の心を動かしようがないことを改めて痛感する。2 people agree with this review
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