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Der fliegende Hollander : Curran, Fabio Luisi / Maggio Musicale Fiorentino, Gazheli, M.Owens, M.Petrenko, Berchtold, etc (2019 Stereo)

Wagner (1813-1883)

User Review :4.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
753904
Number of Discs
:
1
Label
:
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
Blu-ray Disc
Other
:
Import

Product Description


ポール・カラン演出の『さまよえるオランダ人』
ファビオ・ルイージ指揮、2019年フィレンツェ五月音楽祭劇場でのライヴ映像


ワーグナー初期の傑作『さまよえるオランダ人』。オランダ人船長が神を呪った罰で永遠に海をさまよい続けるという近代イギリスの伝承をもとに、作曲者自身が遭難しかかった体験を重ね合わせて書かれた、ワーグナー20代後半の傑作です。
 本作は、チューリッヒ歌劇場の音楽総監督やメトロポリタン・オペラの首席指揮者などを務めるイタリアの指揮者ファビオ・ルイージによる、2019年フィレンツェ五月音楽祭劇場でのライヴ映像です。緻密な様式感と溢れ出る音楽的情熱をあわせもったルイージらしく、ドラマティックな音楽を雄弁に響き渡らせます。演出はスコットランド出身のポール・カラン。手に汗握るような緊張感と迫力を引き出しています。
 歌手陣も当代きっての人気バス歌手ミハイル・ペトレンコをはじめ、オランダ人を演じたトーマス・ガゼリ、呪われた船長を救うため命をかけるゼンタ役のマージョリー・オーウェンズら世界屈指のオペラ歌手を揃えています。(photos by Michele Monasta)(輸入元情報)


【収録情報】
● ワーグナー:『さまよえるオランダ人』全曲


 トーマス・ガゼリ(オランダ人)
 マージョリー・オーウェンズ(ゼンタ)
 ミハイル・ペトレンコ(ダーラント船長)
 ベルンハルト・ベルヒトルト(エリック)
 アネッテ・ヤーンス(マリー)
 ティモシー・オリヴァー(舵手)
 フィレンツェ五月祭合唱団
 アルス・リリカ合唱団
 ロレンツォ・フラティーニ(合唱指揮)
 マルコ・バルガーニャ(合唱指揮)

 フィレンツェ五月祭管弦楽団
 ファビオ・ルイージ(指揮)

 演出:ポール・カラン
 舞台:サヴェリオ・サントリクィド
 衣装:ガブリエラ・イングラム
 照明:ダヴィド・マルティン・ジャック
 映像デザイナー:オットー・ドリスコル

 収録時期:2019年1月
 収録場所:フィレンツェ五月音楽祭劇場(ライヴ)
 映像監督:ティツィアーノ・マンシーニ

 収録時間:146分
 画面:カラー、16:9、1080i
 音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.1
 言語:ドイツ語
 字幕:英韓日
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。


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最も素晴らしいのはHIPを踏まえた様式感の...

投稿日:2020/07/23 (木)

最も素晴らしいのはHIPを踏まえた様式感の的確なルイージの指揮。メトのライブ・ビューイングでゲルギエフの締まりのない指揮にいたく失望した後だけに、とりわけ高く評価できる。快調なテンポで進め、因襲的な部分では速めのテンポをとりながら、「ゼンタのバラード」の特に「愛のモティーフ」では遅めのテンポというペース配分もいいし、随所で鋭い譜面の読みを見せ、超一流とは言い難いがそれなりに味のあるオケを巧みにリードしている。歌手陣ではミハイル・ペトレンコのダーラントが面白い。好々爺で小物といういつものイメージとは違って、もっと性格的な人物になっている。ガゼリの題名役はキャラクターとしては悪くないが、あまり声に力のある歌手ではない。常にいっぱいいっぱいの状態で歌っているのを迫真力があると評価することもできるが、ダーラントと二人の場面ではペトレンコの方が力強いので、普段の二人の関係が逆転してしまっているのは、どうもまずい。オーウェンスは歌の表情自体は美しいが、こういう映像ソフトではなかなか辛い巨漢の歌手。その割には声の力はいまひとつだ。 演出は第1幕冒頭からプロジェクション・マッピングを多用。第2幕の舞台は沢山のミシンが置かれた集会所らしき場所で、時代は19世紀と思われるが、読み替えをやろうという意図は全くなく、正攻法のアプローチ。ただし、課題となる幕切れの処理もうまく行ったとは言えない。そもそも終幕に至っての突然の筋の急転は、オランダ人の「勘違い」が原因というドラマトゥルギー上の弱点は隠しようもない本作、正攻法の演出ではもはやどうやろうと観客の心を動かしようがないことを改めて痛感する。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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