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Wagner (1813-1883)

DVD Parsifal : Lehnhoff, Nagano / Berlin Deutsches SO, Ventris, W.Meier, etc (2004 Stereo)(3DVD)

Parsifal : Lehnhoff, Nagano / Berlin Deutsches SO, Ventris,  W.Meier, etc (2004 Stereo)(3DVD)

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  22/November/2009

    舞台は荒廃した世界、聖杯騎士団をカルト宗教のような硬直した集団としてネガティヴに描くなど、基本コンセプトはフリードリヒ、クプファー以来の『パルジファル』演出の延長線上にある。コンセプト自体の見せ方はクプファーの方がうまいと思うが、レーンホフには珍しく一貫性のある解釈でこれも悪くない(特典映像で演出家自身が演出意図をべらべら喋ってしまうのは、ちょっと興ざめだが)。アハスヴェール(さすらいのユダヤ人)であるクンドリーが死ぬことによって救われるというエンディングが反ユダヤ主義的、女性蔑視的と物議をかもして以来、ワーグナーのト書き通りの幕切れはほとんど見られなくなったが、この演出ではアムフォルタスが死んだ後、パルジファルは受け取った聖杯王の冠をティトゥレルの遺体に返すと、クンドリーに続いて騎士団を見捨てて出て行ってしまう。聖槍を掲げるグルネマンツのもとからも騎士たちが一人また一人と離れて、新世界を目指す彼らについてゆく。歌手陣ではマイアーが相変わらずの貫祿。前述のような演出方針もあって、彼女がこのオペラの「主役」になってしまっている。一方、題名役のヴェントリスは見た目が役のイメージに合わない。アクの強い保守頑迷なサルミネン、弱々しく女性的とも言えるハンプソンは、いずれもこれらの役の伝統的イメージとは正反対だが、完全に演出意図通りの歌唱。細身でシャープな指揮も新世代の『パルジファル』にふさわしい。

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  • ★★★★★ 

     |  広島県  |  不明  |  14/November/2009

    ナガノの音楽によるきわめてクリアーで透明感のある『パルジファル』だ。これを支えるベルリン・ドイツ交響楽団は、ヴィオラ、チェロの中低音がことに充実し、重厚感と厚みのある演奏だ。また、レーンホフの演出はそれほど新しみはないが、無駄なくよく引き締まったものとなっているし、舞台の大きくないバーデン‐バーデンの劇場を最大限に生かしたものだ。全3幕にはそれぞれ工夫が凝らされているが、第2幕は歌舞伎の様式を取り入れたものだ。歌手陣ではサルミネン、マイアーは文句なし。しかし、ヴェントリスは声、歌唱はいいのだが、柔道家のような体型に、ネイティヴ・アメリカンのようなコスチューム、演技もぎこちない。これが唯一残念なところか。音質と画質は極めて上質。

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  • ★★★★★ 

    たんとりす  |  山形市  |  不明  |  11/June/2005

    ナガノの指揮、すばらしい。 ただ、場面転換の音楽で鐘の音が聞こえてこないような気がするのだが…。 歌手も粒がそろって、個人的には映像がなければなおすばらしい。 パリジファルはただでさえ、映像にしてほしくない作品である。

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