Semyon Bychkov & WDR Sinfonieorchester (9SACD)(Hybrid)
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 25/June/2020
指揮者は年齢とともに大成するとかつて言われたが、今はそうではないということを我々は知っている。バレンボイム、ラトル、シャイー、ゲルギエフ…若い頃のほうが魅力的だった指揮者が多数派なのだ。セミヨン・ビシュコフはその中で年齢を重ねるごとに音楽が成熟してきた稀有の指揮者である。パリ管やベルリン・フィルを振っていた頃の彼とは比較にならない。今大輪の花を咲かせているビシュコフの充実を聴くのにこのセットはもってこい。どれも実に素晴らしい出来栄えで鳥肌ものだ。リヒャルト・シュトラウス、ワーグナーはティーレマン、ネルソンスよりはるかに優れた練り上げられた音楽になっていると思う。声楽作品が多いが、その声楽陣がまた最高の出来。「エレクトラ」のポラスキは多分彼女の最上の歌唱であろうし、「ローエングリン」のボータ、ピエチョンカもベスト。ボータは亡くなっちゃったんだなあ。ヴェルディの「レクイエム」は数年前にマゼールの透徹した演奏を聴き深い感銘を受けたが、ビシュコフのものはもっと肉感的であり、よりヴェルディらしいといえるだろう。ラフマニノフの2曲も超名演。これまで愛聴盤だったプレヴィンに比べオケ、合唱のレベルが格段に上。近年のドイツのオケ水準は世界に冠たるものであり、WDR交響楽団が聴ければベルリン・フィルは別に聴かなくてもいいというくらいだ。これだけ胸を熱くさせるセット、カバーの写真はもっとましなものはなかったのか。解説も「鐘」の声楽陣がごっそり抜けていたり、「エレクトラ」のグレアム・クラークがグレアムになっていたり雑な作りなのが本当に残念。1 people agree with this review
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