HMVインタビュー:DRU
Tuesday, June 9th 2009
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DBSKっていうグループ名(東方神起のこと)だったと思うけど、彼らが「Stay With Me」のカヴァーをアルバムに収録してくれてるんだ・・・そんな感じで、世界を相手にソングライティングできてる環境に少しずつなってきたんだ。
- --- では、アルバム『The One』のコンセプトについて教えてください。
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まず、このアルバムではストーリーラインよりもサウンド面にフォーカスしたかった。ソニックな部分で完全な作品を作りたいって気持ちが強かったからね。サウンド的に誰もがエンジョイできるような、ね。1番インスピレーションを受けたのは、オレの娘の母親でもある元彼女で、2人の間にあったジャーニーを綴った内容になってる。全体でいうと自分自身の人生をそのままベースにした作品だね。
- --- 収録曲について数曲コメントしていただきたいのですが、まずはタイトル曲の「The One」は元彼女と出会ったときに、「彼女しかいない」って思ったときのことを歌ったものだとのことですが・・・
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フィール・グッドでハッピーな曲。誰もが「The One(最良の相手)」を探してるわけで(笑)。これがなかなか難しい。もしくは既にその相手を見つけてるかもしれない。「Wow 彼女(彼)こそが待ち望んでいた相手かもしれない」って感じたときの興奮を伝えたかったんだ。オレとルパート・ゲイルでこの曲を書いたんだけど、彼にこの曲のアイディアを持っていって、フィラデルフィア出身のマトラックスがビートをくれて、すごく自然に作れた曲なんだ。確か1時間か1時間半位で書き上げて、2〜3時間でレコーディングしたんだ。仕事はさっさとやりたいタイプだからね。あまり時間をかけると、最初に持っていたフィーリングを途中で失っちゃうことがよくあるから。家で曲を書いて、スタジオにいってレコーディングをするってスタイルは好まないんだ。
- --- 「Seasons」は?
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恋愛関係における過程を季節に例えて歌ってるんだ。夏に出会いがあって、その頃は全てが美しく、気候も最高で、何もかもハッピーな状態なんだ。夏にキミに出会い、あの頃は全て順調にいってるように感じてたんだってね。でも秋になって大分互いをより深く知ることができ、勘違いしたり、混乱したり、問題にぶち当たったりするんだ。冬になったらまるで凍りついたように(互いの気持ちが)冷え切ってしまうんだ。どうにかしてその厳しい冬を乗り越えて春に到達できたら、って願うんだ。で、春になったら、次は楽しい夏が待ち構えてるからね(笑)。でも多くの人は秋や冬の段階で別れちゃうからね、あまりにも気持ちが冷め切ってしまうから春まで持たないんだ。
- --- 最後の「Stay With Me」は如何でしょうか?
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とにかくプロダクションが好きなんだ。カナダ出身の若手プロデューサー、(Micha)チョーズン・ウィリアムズがプロデュースしてくれたんだ。当初オレはあのビートを使って曲を書くつもりじゃなくて。ルパートと一緒にチョーズンのビートを幾つか聴いて、彼にどのビートが一番世界的なマスアピール(大衆受け)があると思うか訊いたんだ。で、彼はあの曲のビートを選んできたから、コーラス部分にあわせて「Stay with me」って歌いだしたんだ・・・そしたらルパートが「そのまま続けて・・・」って言ってきたから、そのまま「Without you girl I’m incomplete I’m addicted to your love」って。そんな風にコーラス部分はたった2分で仕上げちゃったんだ。で、その後二人で腰掛けて、この曲のコンセプトを話しあって、書いていった。音楽がオレに歌いかけてくれたから、俺もそのまま歌い返しただけなんだけどね(笑)。そういうことが大切なんだよね。
- --- ソングライターとして今までどんなアーティストの楽曲を書いてきたんですか?
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新人アーティストのジェイ・ハギンズ、彼はもうすぐデビューするはずだよ。それから他にも今後名前を耳にするだろう新人アーティストたちの曲を書いてるんだ。リンカーンとも一緒に楽曲を書いてるし。先日LAに行って、Day26のために書いた楽曲をプレゼンしてきたばかりなんだ。上手くいくことを願ってる(笑)。自分のパブリッシング会社OLEを通じて、エイコンやクリス・ブラウンにも楽曲をプレゼンしてる。あとそれからDBSKっていうグループ名(東方神起のこと)だったと思うけど、彼らが「Stay With Me」のカヴァー(「Flower Lady」という曲名)をアルバムに収録してくれてるんだ。韓国ではシングルカットされてるみたいだよ。そんな感じで、世界を相手にソングライティングできてる環境に少しずつなってきたんだ。
- --- アルバムの中で思い入れが特に強い曲はどれですか?
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まず、「Through My Eyes」はまさしくそうだね。あとは「Changes」、「Stay With Me」、それから「Seasons」だね。その辺りの曲が一番自分の感情をストレートに表現してる曲だと思うからね。
- --- DJ KOMORIのリミックスはもう聴かれました?
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もちろん。ホットだよね!すごく気に入ったよ。ダンスホールっぽい雰囲気を持たせてくれて、この曲に別の意味での広がりが出たと思う。最高だよ。
- --- 日本のファンにメッセージを、特に女性に向けてお願いします。
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日本のファンのみんな、もうすぐ日本に行く予定だから、待っててね。今までサポートしてくれて、みんなのラヴに感謝するよ。来日したら、みんなの期待してた通りのライヴをやるから。日本に行って、女性ファンに是非会いたいって思ってるし。日本のファンみんなに会いたいけど、来日の本当の目的は女性ファンに会うためだから(笑)。
- 新譜One
- 2009年美メロR&B大決定版!現在シングル「Stay With Me(Always)」がクラブヒット、輸入盤が大ヒット中!カナダのR&Bグループ、イン・エッセンスのメンバーだったドリューによるソロ・デビュー・アルバムがスペシャル・プライスで遂にリリース!日本盤のために2曲新曲をレコーディング、さらにDJ KOMORI氏によるリミックスも収録!
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- One
Dru - 2009年6月24日発売
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- One (輸入盤)
Dru - 2009年3月10日発売
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- 呪文: Mirotic
東方神起 - 2008年12月発売
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- Exclusives R & B Hits: 3
DJ KOMORI - 1993年7月発売

トロント出身のシンガー、ソングライター、そしてプロデューサーの ドリュー(本名アンドリュー・グランジ)は93年より音楽活動を本格的にスタート。カナダのR&Bグループ“イン・エッセンス”のメンバーとして活躍し、JunoアワードやMMVAアワードなどを獲得。そして昨年よりソロ活動をスタートさせており、「ワン」「ステイ・ウィズ・ミー(オールウェイズ)」「シーズンズ」などのヒット・シングルを連発、カナダ全域のトップ・ラジオ局にてヘビー・プレイされる。そして昨年暮れにアルバムをリリースし、ビルボード誌にて“最も重要なカナダからの新人の一人”、“北から訪れたプリンス”などと称され大絶賛され、メジャー・レーベル各社の興味の的となっている。影響を受けたアーティストはマーヴィン・ゲイ、ダニー・ハサウェイ、スティーヴィー・ワンダー、ディアンジェロ、そしてジェイZ。
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