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Shigeo(SBK)の「やっぱ歌が好き!」10曲

Thursday, October 16th 2008

shigeoのこの10曲
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SBK言わずとしれたSBKの中心的存在のSHIGEO。SBKは1995年結成。当時としては珍しい、ラップスタイルのボーカルと生楽器の融合されたバンドとして注目を集め、2000年2月『スケボーキング SUPER BEST』でメジャーデビュー。ブレイクビーツ、テクノ、ロックなどあらゆるジャンル音楽を取り入れSBKサウンドを確立した。 それ以外にもSteady&Co.に参加するなど多岐にわたる活躍をしている。今年は活動していたSBK がニューシングル『elegy train』をひっさげ活動を再開。
HP http://www.sbk.cc/


Shigeo(SBK)の「やっぱ歌が好き!」10曲
PLAYLIST
  1
Alexkid“Don’t Hide It” 
Sonics CDMint 収録  

 
たとえば歌が乗ってないトラックに対してDJとかが『歌モノをかけた』っていうのは元々歌がない状態のところでヴォーカルトラックがかかるから、歌モノって言うと思うんです。僕が好きな歌モノって、トラックとか曲との相関関係のマッチングなんですよね。トラックと歌の両方が引き立てあってるというか。この曲は基本的にワンループでコードは変わらないのに歌だけで展開し曲として成立させている所が好きです」

  2
MGMT“Time to Pretend” 
Sonics CD Oracular Spectacular  収録     

 
「多分今年のベスト10に10人中7人はこのアルバム挙げるだろうっていうくらいの作品です(笑)。MGMTはとにかく歌メロの刺さり具合が強烈で、さきっちょが刺さったら抜けない鏃のような形をしてると思います。こう言うのがアンセムと呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。ライヴも行ったのですが、なかなか生な感じでちょっと意外でしたが、また何年か後にどう変化しているか楽しみです」


  3
rex the dog“I Can See You Can You See Me” 
Sonics CDRex The Dog Show 収録     
   

 
「これもトラックと歌の妙が好きです。メランコリックな感じとちょっと寂しげな感じと。歌が入らなくても完結されてるものはあるんですけど、人の声が入ることによって完結されるものもある気がして……パズルの最後のピースていうか、それで完全体になるっていう。バンドアンサンブルも、エレクトリックなものでも、トラックとベースとウワモノのシンセがあって最後に歌っていうパーツが全部を1個のものにすると思うんですよ。だから歌がやっぱり顔になるんでしょうけど」


  4
Trentemoller“Always Something Better(Vocal Version Featuring Richard Davis)”
Sonics CDLast Resort 収録     

 
「基本的にこの人はミニマルの人なんですけど、リチャード・デイヴィスの鼻づまり的な声がマッチしてないようでマッチしてるのが好きです(笑)。トレントモラーの別バージョンでは歌が入っている部分がスクラッチになってる曲が入っていて、これはそのヴォーカルヴァージョンなんです。歌が入ってないやつも、それはそれで完結されていて。歌の入り方ひとつで全然違うものになって、でもどっちも正解だし、歌とスクラッチの対比と、だから口スクラッチする奴が出てきたのか……と感慨深い」

  5
TV On The Radio“FAMILY TREE”
Sonics CDDear Science 収録     

 
「この人達は歌の積み方、重ね方が凄くて、やっぱり黒人ならではのソウルというか。バッド・ブレインズよリビングカラーとか、黒人がロックをやろうとすると8ビートがシェイクして直線ダッシュからひねりあるカズダンスみたいになるのが好きです。ふたりで歌ってますけど、気がつくとゴスペルぽくなって日曜の教会的コーラスの積み方も面白いし、凄くソウルを感じます」

  6
Tracy Thorn“It's All True(Martin Buttrich Remix)”
Sonics CDOut Of The Woods  収録     

 
「エヴリシング・バッド・ザ・ガールのヴォーカルの女の人なんですけど、これで久々に歌っているのを聴いて――これもアレックスキッドとかレックス・ザ・ドッグとかと同じ括りで、トラックと歌の対比のよさ、程よいミニマリズムが凄く際立っているんですよね。やっぱりそこの対比にハッとさせられた時、面白いと感じるんですよね」

  7
坂本龍一“きみについて”
Sonics CDCm / Tv 収録     

 
「これは教授の80年代の曲で、歌っているのは少ないワードですけど刺さってくる歌詞で、あえて完結させない歌詞がまた新鮮だったりするんです。シンプルなのに刺さってくる言葉でいえば?宇多田さんとかも対応年齢の幅広さ、よく聞くと一曲に人格が3つぐらい入ってたりする。でも歌詞は難解じゃないっていう。この曲も一聴シンプルですが、よくよく考えると凄い深いこと言ってるのが好きですね」

  8
Adele“Hometown Glory”
Sonics CD19 収録    
   

 
「単純に声が好きなのと、若いのになんでこう枯れた感じになるのかなって。流行りのポップスというより、もう少し深いところに根がある気がして。若さゆえの危うい感じも貴重な感じがするんですよね。日本に来るって言ってて結局こないとことか(笑)。そのきかん坊っぷりが許されるポテンシャルがあるというか。こういうアルバムの中の隠れた名曲って、ビッグヒットになる可能性と、アルバムの中のバラードの1曲で終わる可能性があって。今って早足な時代でコンテンツ過多にどんどん通り過ぎってっちゃうけど、こういう曲をアルバムの中で立ち止まって聴けるように、心は豊かでいてほしいです」

  9
The Flaming Lips“My Cosmic Autumn Rebellion”
Sonics CD At War With The Mystics  収録    
   

 
「本当に変なことを普通に聴かせるというか、歌によって普通に聴けてしまうっていう。実際は変態過ぎることをやっているのに、歌の力で全部を繋いでマスプレゼンテーションできちゃうというか。そういう意味ではポピュラリティが歌にはあるんだなって改めて思いますね。本当の玄人はそういうところで遊び始めるんだろうなと(笑)。ただの変態で終わらずに、どうやったら変態を受け入れてもらえるだろう?っていうことで工夫するのが一番上手い人達なんだろうなと思います」

  10
 The Samos“Don’t Know Why”
Sonics CD Kafka High  収録     
   

 
「手前味噌なんで恥ずかしいんですが、これもアルバムの中に埋もれたバラード的な1曲というか。ジェシー・ハリスの曲なんですけど。結局SBKの後期ってインストに近い形になっていって終息を迎えて。そこでモールドっていうユニットでミニマルテクノがやりたかったんですけど、自分がそこまで整頓された人間じゃないってことに気づいたんですね(笑)。で、歌を入れるのを前提にしたセイモスをやり始めたんですよ。そこでもう一回歌っていうものが戻ってきたから自分の居場所を見つけたというか。肉声――フィジカルとテクノロジーっていのは相対するものだと最初は思ってたんですけど、でも一緒にすることで自分が納得することに途中から気づいて。楽器は違う楽器に置き換えられてもいいけど、歌だけは置き換えられないし、誰かが歌わないと歌にならない。置換不要のアウトプットの仕方に惹かれるんですよね」

 
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