TOP > Music CD・DVD > News > Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - August 3rd, 2008 -

Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - August 3rd, 2008 -

Sunday, August 3rd 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  August 3rd, 2008
 
 

Maria Muldaur ”Inner City Blues (Makes Me Wanna Holler)” 5.57
Join The Parade Yes we can!/Telarc CD83672 所収

  これまでいわゆるメッセージ・ソングに対して違和感を持っていたというマリア・マルドアは35作目のアルバムでまさにそんなメッセージ・ソングばかりを特集しています。それだけ現在の地球が危機的な状況に陥っていて、何かをしなければ気が済まないわけです。特に平和への願いを強く深く込めたアルバムですが、それに絡む色々なテーマがあります。例えばこの曲、もちろんマーヴィン・ゲイのオリジナルです。とにかく素晴らしいアルバムです。
 
 
 

Jesse Colin Young “What’s Going On/Mercy Mercy Me (The Ecology)” 5.31
I’ve Got My Own Hell To Raise On The Road/Warner Bros WPCR75432 所収 

  これもまたマーヴィン・ゲイのカヴァー。70年代半ばに出たジェシー・コリン・ヤングのライヴ・アルバム、ワーナー・ブラザーズ・レコードの50周年記念シリーズから、世界初ディジタル・リマスター盤です。
 
 
 

Elvis Costello “Home Is Anywhere You Hang Your Head” 5.04
Astral Weeks Blood and Chocolate/Demon DPAM12 所収

  これはリクエストでした。この間トム・ウェイツやマーヴィン・ゲイの曲でにたテーマのものをかけたら、こんなひねったものもあるよというご指摘をいただきました。
 
 
 

Nick Lowe & Elvis Costello “Baby It’s You” 3.17
Out Of Our Idiot Out Of Our Idiot/Demon FIEND CD67 所収

  こちらもリクエスト。この曲のオリジナルを歌ったのはガール・グループのシレルズでしたが、ビートルズがデビュー・アルバムで取り上げたために世界的に知られたのでしょう。ニックとエルヴィスのこれは80年代に、たしか12インチ・シングルのボーナス・トラックとして入っていたのではないかな…。
 
 
 

Solomon Burke “The Other Side Of The Coin” 3.46
On Vine Street Don’t Give Up On Me/Anti- EICP157 所収

  またまたニック・ロウ作で、またまたリクエストです。ニック自身も後で録音しましたが、たぶんソロモン・バークのために書き下ろしたのではないでしょうか。とにかく名曲です。
 
 
 

Buika “La Falsa Moneda” 3.33
Niña de Fuego Niña de Fuego/Casa Limon 2564695477 所収


  去年最も好きだったアルバムの一つはコンチャ・ブイカの「Mi Niña Lola」でした。アフリカ系スペイン人の彼女はジャズやR&Bのフィーリングでモダン・フラメンコを歌うのですが、これはカッコいい! 新作が出たばかりです。
 
 
 

Amy Sacko “Kanou” 5.12
Live at Tipitina’s Dakan (Destiny)/ap 34479 77919 所収

  もう一枚去年大好きだった作品はマリのンゴニ奏者バセクー・クヤテの「Segu Blue」でした。その半分ぐらいの曲で彼の奥さん、アミ・サコがヴォーカルでフィーチャーされていましたが、今度は彼女のソロ作も出ました。
 
 
 

Ivo Papasov “Pink Panther” 8.39
Dance of the Falcon Dance of the Falcon/Rice HMR780 所収

  90年代初頭にジョー・ボイドのハニバル・レーベルから出たブルガリアのクラリネット奏者イヴォ・パパソフは変拍子のダンス・ミュージックを超速いテンポで、まるで昔のジェイムズ・ブラウンのようなファンキーなノリで演奏する人で、初めて聴いた時は本当にぶっ飛びました。久々に出た新作で全く失速することなく、バリバリ吹いています。
 
 
 

Vishwa Mohan Bhatt “Dhun In Rag Pilu” 9.07
Saradamani Saradamani/Rice WLR358 所収

  最後にぐっと落ち着いた曲です。ライ・クーダーとの共演アルバム「A Meeting By The River」でグラミー賞を受賞したVMバットがその前、92年に作った作品です。インドの古典音楽を自分で改良したスライド・ギターのような楽器「モハーン・ヴィーナー」で演奏しています。
 
 
 ⇒他の放送日のPlaylistを見る