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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - June 8th, 2008 -

Sunday, June 8th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  June 8th, 2008
 
 

Bo Diddley “You Can’t Judge A Book By Its Cover” 3.10
The Chess Box The Chess Box/Chess MVCM32041-2 所収

ダウンロードは His Best所収
  79歳でなくなったボー・ディドリーは初期ロックンロールの開拓者の一人でした。あのジャングル・ビートがなければ60年代のイギリスのビート・グループたちは一体何を演奏していたのでしょう…..リクエストがあればもちろんいくらでも取り上げますが、とりあえず追悼で一曲。
 
 
 

Jimmy McGriff “All About My Girl” 3.55
Best Of The Sue Years Pullin’ Out The Stops/Blue Note 7243 8 30724 2 2 所収 / Best Of The Sue Years 1962-1965所収 

  こちらも先日なくなったミュージシャンです。72歳でした。主に60年代にヒット曲を飛ばしたオルガン奏者のジミー・マグリフは特にブルーズ色の濃い演奏で知られる人でした。この曲はジョージィ・フェイムのカヴァーで知って大好きでしたが、90年代までオリジナルを聴いたことがなかったのです。
 
 
 

The Soul Sisters “ I Can’t Stand It” 2.41
Ana Hina I Can’t Stand It! - The Best of Sue Records/Liberty TOCP8375-6 所収 / Soul Of Sue -Uk Sue Story Vol.3 所収

  先ほどのジミー・マグリフの曲のシングル・ヴァージョンを以前スー・レーベルのコンピレイションで使ったことがありましたが、そのコンピレイションの中からとりわけ好きな60年代のヒット曲です。かつてスティーヴ・ウィンウッドがまだティーネイジャーだったころスペンサー・デイヴィス・グループがカヴァーしていました。
 
 
 
Geoff Muldaur “I Can’t Stand It” 2.59

Geoff Muldaur “I Can’t Stand It” 2.59

  ソウル・シスターズと同じ曲ですが、70年代にかなり違った編曲を施したこのヴェージョンはデモだけで終わったものです。いまツアー中のジェフ・マルドアのコンサート会場だけで販売されている未発表曲集CDからです。
 
 
 

Geoff Muldaur “River’s Invitation” 3.10
The Mississippi Sheiks CD Rare and Unissued - Collectors’ Items 1963-2008 (no number) 所収

  同じくジェフの未発表ライヴです。こちらは79年、エイモス・ギャレットとのデュオでやっていた頃の演奏ですが、歌はエイモスです。
 
 
 

Amos Garrett “River’s Invitation” 3.40
Tribute to Percy Mayfield Get Way Back - A Tribute to Percy Mayfield/Stony Plain SPCD1330 所収

  曲は先ほどと一緒ですが、今度はエイモスのでたばかりの新作から。パーシー・メイフィールドの最もよく知られる曲の一つですが、このエイモスの新しいヴァージョンも実に素晴らしい!
 
 
 

Billy Bragg “Mr Love & Justice” 3.10
Mr Love & Justice Mr Love & Justice/Anti- EICP990 所収

  正義の味方という立場を貫いてきたイギリスのシンガー・ソングライター、ビリー・ブラッグの新作のタイトルは、50年代終盤のロンドンで注目され始めていた黒人文化に取りつかれていたコリン・マキネスの小説に因んで付けました。
 
 
 

Sargasso Trio “Heels On Fire” 3.30
Burnin’ Burnin’ Burnin’ Burnin’ Burnin’ Burnin’/P-Vine PCD93100 所収

  こちらはリスナーからのリクエストです。イギリスの若い、アクースティックな感じのグループですが、女性のリード・ヴォーカリストは以前サンバのマーチング・バンドのメンバーだったそうです。
 
 
 

Abbie Gardner “Ain’t Misbehavin’” 3.33
Frank - Deluxe Edition Honey On My Grave/Gimme Some Ribs Music (no number) 所収

  ドブロを弾きながらルーツっぽい曲をわりと素朴に歌うアビー・ガードナーは、ファッツ・ウォラーのオリジナルではおちゃめな感じだったこの曲のテンポを少し遅くして、ストレイトに歌っているのはなかなか魅力的です。
 
 
 

Sierra Hull “From Now On” 3.18
Secrets Secrets/Rounder 11661-0601-2 所収

  このシエラ・ハルは16歳のブルーグラスの新人で、既にマンドリンの腕は一流です。このデビュー・アルバムは出たばかりですが、7月に来日します。7月27日、埼玉の川口にあるリリア・ホールで、ブルーグラスを演奏するアメリカの高校生たちを集めたコンサートに出演します。入場無料ですが事前予約が必要です。因みにぼくが司会を務めます。
 
 
 

Donnie Fritts “One Foot In The Groove” 3.07
Sunday Morning in Saturday’s Shoes One Foot In The Groove/Leaning Man Records LMR-01 所収

  アラバマ州マスル・ショールズはソウル・ミュージックの歴史の中でとても重要な場所ですが、そこを出身地とする歌手でソングライターのドニー・フリッツの名前は久しく聴いていませんでした。2001年に腎臓移植をしたようで、そのお陰でこの素敵な新作を作りました。マスル・ショールズ仲間のダン・ペンがプロデュースしていて、トーニ・ジョー・ワイトやスプーナー・オールダムなどが参加しています。
 
 
 

Emir Kusturica and the No Smoking Orchestra “Vasja” 3.52
Live is a Miracle in Buenos Aires Live is a Miracle in Buenos Aires/Warner 825646 257225 所収

  ミュージシャンよりも映画監督として有名なセルビアのエミール・クストゥリッツァはパンク的なバルカン音楽を大所帯のバンドで演奏します。6月26日に東京ドームの脇にあるJCBホールでコンサートをやります。
 
 
 

David Hidalgo & Louie Perez “Til The Hands Fall Off The Clock” 3.24
 Unreleased Unreleased Songs & Rare Recordings/Big Stink Research Records (no number) 所収

  ロス・ロボスのメンバーでもある二人が未発表曲をウェブサイトだけで販売しています。ぼくのようなファンならやはり聴きたくなりますね。
 
 
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