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Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト) - April 27th, 2008 -

Tuesday, April 29th 2008


      OTONamazu x HMV.co.jp : Barakan Beat Playlist
   Barakan Beat Playlist (バラカンビート プレイリスト)
  バラカン・ビート
  毎週日曜 13:00-14:00 (再放送はアーカイブストリーミングにて)                 OTONamazuウェブサイトへ

  インターネットレディオ「OTONamazu」で放送中の「Barakan Beat」は、 国境やジャンルにこだわらず、ピーターバラカン氏が素敵な音楽を英語のナレーションにのせて紹介する番組。10年の実績のある人気番組です。
  当ページは、その「OTONamazu」と「HMV」によるコラボレーション企画ページ。DJのピーターさんから「ひとこと紹介コメント」をいただいて、Barakan Beatで放送された楽曲を改めてご紹介する「音楽ファン」のためのページです。
 


『魂(ソウル)のゆくえ』新版 ピーター・バラカン著

発売中

  ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!
1989年に新潮文庫の1冊として刊行された『魂(ソウル)のゆくえ』は、長年多くの音楽ファンに愛され、また多くの音楽ファンを育ててきた名著ですが、長らく絶版となっていました。その『魂(ソウル)のゆくえ』に大幅な加筆を施し、CDガイドも最新のリリース状況に合わせて一新した上で、装いも新たにお届けする全音楽ファン待望のニュー・ヴァージョン登場です!

『魂(ソウル)のゆくえ』新版 特集ページへ
 
 
  April 27th, 2008
 
 

Cheikh Lo “I Still Haven’t Found What I’m Looking For” 4.59
Cheikh Lo CD In The Name of Love - Africa Celebrates U2/Shout Factory PCD93111 所収

  アフリカ各地のミュージシャンたちが歌うU2のヒット曲集、ボノが最貧国の債務帳消し運動でだいぶ活躍したものなので、恩返しのような企画かと思いますが、音楽的に予想以上に面白い内容です。わりとストレイトにやっている曲もありますが、セネガルのシェック・ローはかなりアフリカ的な解釈を加えていて、元々好きな曲だったし、これがいいね。
 
 
 


Daniel Lanois “Not Fighting Anymore” 3.32
Daniel Lanois CD Here Is What Is/MSI MSIG0468 所収

  U2のプロデューサーをブライアン・イーノと共に務めていたダニエル・ラノアの最新のソロ・アルバムです。彼の創作風景を描いたちょっと実験的なドキュメンタリーのDVDのサウンドトラックといった内容なので若干つかみ所がない部分もありますが、彼のファンなら喜ぶと思います。もう争いごとは要らない、欲しいなら持って行け…といった姿勢を表したこの曲を特に気に入りました。
 
 
 


The Specials “Too Much Too Young” 6.06
Joe Jackson CD Specials/Two Tone TOCP66041 所収

ダウンロードは Too Much Too Young 所収
  先週イギリスのMojo誌で特集されたスペシャルズに影響を与えたジャマイカのミュージシャンの曲をかけましたが、今回はスペシャルズ自身です。まず記念すべき1979年のデビュー・アルバムアから、彼らと同世代の若者に対する警告の歌。
 
 
 

The Specials “Ghost Town” 3.40
The Specials CD Stereo-Typical - A’s, B’s & Rarities/EMI 7243 5 27154 2 8 所収

ダウンロードは The Single Collection 所収
  81年にイギリス中で暴動が起きてしまいました。その様子をリアル・タイムでちょっとおっかない感じで表現したスペシャルズのこの曲はシングル盤だけの発売でしたが、チャートの1位になりました。
 
 
 


The Specials “War Crimes” 6.13
The Specials CD In The Studio/Two Tone TOCP66043 所収

  グループの分裂などの問題で3年間作品を出さなかったのですが、84年の3作目は音楽的にだいぶ洗練されたものとなりました。変拍子を多用したジャズィーな雰囲気と社会問題の意識を反映した曲の内容は万人向きではなかったかも知れませんが、これは実にいいアルバムです。
 
 
 

Harold Burrage & His Combo “You Eat Too Much” 2.44
Lee Jackson “Fishin’In My Pond” 2.38
Duke Jenkins “The Duke Walks” 2.56
Otis Rush “Groaning The Blues” 3.03
The Complete Cobra Singles CD The Complete Cobra Singles/P-Vine PCD18528-31 所収

ダウンロード Lee Jackson “Fishin’In My Pond” は" Chicago Blues A Quarter Century"所収

  コブラ・レーベルは1956から58年までの2年間だけシカゴで存在したブルーズのインディ・レーベルでした。全面的にクリエイティヴな作業を任されたプロデューサー/ソングライター/ベーシストのウィリー・ディクソンのもとで、天才オーティス・ラッシュをはじめ、マジック・サムやバディ・ガイの他、知名度こそないけれど実力溢れるミュージシャンたちのシングルが次々と発売されました。それらを全て集めたこの4枚組ボックス・セットはシカゴ・ブルーズのファンなら狂喜する内容です。
 
 
 

Warren Zevon “Don’t Let Us Get Sick” 3.06
Warren Zevon CD Life’ll Kill Ya/Artemis ESCA8228 所収

  4月29日銀座の朝日ホールで行われる水俣病に関する記念講演の司会を担当することになりました。その告知の関係で、健康でいたいという素朴な願いを表現したウォレン・ジーヴォンの名曲を…
 
 
 

Michael Franti and Spearhead “Bomb The World” 4.28
Stuff CD Everyone Deserves Music/Boo Boo Wax KCCD098 所収

  5月5日にもう一つの司会の仕事を引き受けました。幕張メッセで開催される、憲法9条に関する会議で、音楽と平和の結びつきを追求する部分があって、各演奏者の短いディスカションのMCを務めます。主催者はマイケル・フランティに出演してもらいたかったですが、残念ながらスケジュールが合わず実現しませんでした。その代わり、という訳ではありませんが、彼の最高の平和賛歌で今週の番組を締めくくります。
 
 
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