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Battles インタビューその2

Wednesday, October 10th 2007

  インタビュー
  Battles スペシャルインタビュー
―インタビュー続き―


―― ではアルバムを作っていた時にはどんなジャンルの音楽を聴いていたんですか?


Tyondai:ジャンル?幅広く聴いていたよ。カントリーミュージック以外はね。


Dave:あとクリスチャンロックも聴かないね。(笑)


―― なんだかこうして会うまで音楽に対してもそうなんですが、もの凄くストイックなイメージがあったんですけど実際会ってみるとみなさん明るいんですね。


Dave:え?実際会ってみるとオタクだって?いや、ネクラだって??(笑)
スタジオでは笑いもたくさんあるし涙もたくさんあるよ。



Tyondai:  喧嘩も。


Dave:そう喧嘩も。そして痛みも。大抵僕が痛みのもとなんだけどね。いい時もたくさんあるし、悪い時も時々ある。(『時々』の部分に大笑い)


Tyondai:僕らはストイックではないよ。みんな何かあると熱しやすくて、それぞれに自分の信念があるから、よくぶつかり合うんだ。だからいつもスタジオは大変だよ。でもだからこそ音楽が磨かれるんだ。


Battles スペシャルインタビュー
  談笑中(笑)
 ―― みなさん音楽に対してそれぞれの意見があるんですよね。


Dave: そうだね。強い意見があるし、それぞれに違うよ。


―― では、最後はどうやって決めるんですか?




Dave: (コインをポケットから取り出して上に投げて)コインで決めるね。(笑) こっちが君の意見。こっちは僕の意見。ちくしょう、負けたってね!  


Tyondai: みんなうまく交渉しようと努力するし、メンバーそれぞれが交渉上手だよ。でもそれぞれに自分の意見を強く信じてるから時々難しくなるんだ。みんなそんなに若いわけじゃないし、年齢を重ねた頑固なオタク同士が喧嘩するんだ。


Dave: 何の意見もない時も何かしら意見を作らなきゃいけないんだよね。喧嘩に立ち向かわなきゃいけないからね・・・(笑) 


Tyondai:いやいや・・・。
でも僕らは家族みたいに喧嘩するんだ。兄弟みたいにね。1年のうち4分の3の毎分毎時間を一緒に過ごしてるからこそそれが自然になるんだ。



Dave: いや、1年の半分くらいだよ。だって3月から11月だろ。9ヶ月だよ。


Tyondai: うん、だから4分の3だろ。


Dave: そうかそうか。(大笑)算数の話になったね。(Tyondaiに向かって)そうか、お前のカレンダーはまだ18ヶ月でできてたな。(笑)


―― バトルズを語る上で、ポスト・ハードコアとかハードコア通過などと例えられることも多いですが、それについてはどう思いますか?


Tyondai: あーわかるけどね。たとえばJohnはハードコアのバックグラウンドからきてるしね。でもこのバンドはいろんな要素を持っていて、要素の中にはシンプルな定義に収まらないものもあるよ。それぞれのメンバーが違うバックグラウンドからきていて、違う音楽生活をしてきているからね。もしバトルズを語る上でハードコアという言葉が使われるならそれには反論したいね。でもほかの言葉でも語られるのは知ってるよ。


Battles スペシャルインタビュー
 
―― では、影響を受けたアーティストはいますか?


Dave: えっと・・・、僕らは音楽が好きじゃないんだ。何の音楽も聴かないんだ。・・・うそうそ。(笑)


Tyondai: いろんな音楽を聴くよ。あえて一つ言うなら僕はオーケストラの音楽がすごく好きなんだ。よく聴いてるよ。インタービューでは毎回質問されるんだけどね。僕はRite of Springが好きなんだ。ストラビンスキーのRite of Springだよ。Igor Stravinskyって聞いたことある?作曲家なんだけど、彼の作品をたくさん聴いてるよ。


Dave: 僕はIgor Stravinskyの兄弟のトニー・ストラビンスキーが好きだよ。ファンクだね・・・(笑)(注:トニー・ストラビンスキーはただの冗談)


―― 日本への初来日公演はマーズ・ヴォルタとの共演でしたが、そのマーズ・ヴォルタのオマーは「自信を無くすからバトルズの後に、Liveは行わないことに決めた」とコメントをしています。では、あなた達から見てマーズ・ヴォルタのライヴや作品をどう思いますか?


Tyondai: 彼らはすばらしいグループだよ。


Dave: 僕らも彼らの前には演奏したくないね。こっちも自信なくすから。(笑)彼らはすばらしいバンドだね。


Tyondai: それに友達だ。


Dave: そういうお褒めの言葉をもらったなんてうれしいね。でもそうじゃないんだよ。僕達はまったく違う別々のバンドだから。もしセリーヌ・ディオンが僕らの後に歌ったら自信を失くすべきだ。だって、僕らが吹き飛ばしてしまうからさ。でもマーズ・ヴォルタの場合は一緒にやってうまくいくよ。


―― そのマーズ・ヴォルタも、そしてあなた達バトルズも現在のロック・シーンを切り開く一歩進んだ存在であり、まさしくトレンドセッターともいえるのですが、その自覚や気負いなどありますか?


Tyondai: 僕らはいろんなことに挑戦することを恐れないバンドなんだ。それは現代音楽においては珍しいことだと自覚しているよ。それで賞賛に値するかどうかということではなく、単にほかのバンドがしないことをやっているということを意識しているんだ。


―― 他に、あなた達がシンパシーを感じるアーティストやバンドはいますか?


Tyondai: 友人でもあり一緒に演奏したこともあるし共感するのは・・・、ブラック・ダイスって聴いたことある?アニマル・コレクティブ、ニューヨークのギャング・ギャング・ダンスというバンド、ダーティー・プロジェクターズ・・・。そういったバンドとはいつか共演したいと思っているよ。


―― では、本日もこの後に追加公演となるライヴを控えてますが、日本のバトルズのファンにメッセージをお願いします!


Tyondai: 長いツアーの後に、僕らの音楽やステージに新風を吹き込んでくれてありがとう。日本のファンのために演奏することは大きな喜びだよ。


Dave: 助けてもらっているよ。ツアーは長いことやってきたけど、日本のファンは僕らのバンドに違う一面を与えてくれる。それはとてもいい勢いだよ。モチベーションだね。





――ありがとうございました!!


 
(2007年10月1日 渋谷クワトロ楽屋にて 協力:Beat Records/BEATINK )


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