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Battles スペシャル・インタビュー

Thursday, October 11th 2007

    インタビュー
  Battles スペシャルインタビュー
『Battles』 待望の初フル・アルバム『Mirrored』をリリースしたBattlesがフジロック・フェスティバル07に続いて単独公演のため来日!!今回のライヴのチケットは、なんと2分でソールド・アウト!さらには再々追加公演も決定!!

去る10月1日@渋谷クワトロでの追加公演のステージを夜に控えた彼らにスペシャル・インタビューを敢行してまいりました!今回インタビューに応えてくれたのは、David KonopkaとTyonday Braxtonのお2人。終始笑顔で応えてくれる2人だったので、インタビューもとてもなごやかにおこなわれました。




Battles スペシャルインタビュー
  今回で5度目の来日!
―― では、よろしくお願いします。


Dave:(隣の部屋でインタビューを受けているJohnとIanに向かって)そっちの方静かにしろー!!


――(笑)今回、なんと5度目の日本への来日となりますが、日本はどうですか?


Dave:日本は大好きだよ。


Tyondai:パフォーマンスする上でも日本は世界中で気に入っている国のひとつだね。


――日本のどんなところが好きですか?


Tyondai :これまで体験した国の中でも日本はパーフェクトな文化を持っている国だと思う。歩き回っていても、日本は最先端でありつつ礼儀正しいマナーも持ち合わせていることを感じるよ。


Dave:アメリカとは全く違う文化だね。いろんな意味で異質だから経験するのは楽しいよ。相手を尊重することが文化の中に染み付いていると思う。ツアーするバンドをいろんな部分で日本の人はよく扱ってくれる。だから僕らも常に楽しんでいるよ。


Battles スペシャルインタビュー
  とても気さくなTyondai
―― 日本で必ず行くお気に入りスポットなどありますか?


Tyondai :東京とか大阪の都市が好きだよ。京都でも演奏したよ。すごく美しかった。


 ――お寺とか? 


Tyondai : そうだね。お寺は少ししか見てないけど。福岡とか南の方にも行ったことはないけどぜひ行きたいよ。日本の北の方とは違うと聞いたんだ。日本としての姿が違うと聞いたから、ぜひ見たいね。日本のいろんな場所が見たいよ。



――では、次の質問にいきますね。
フジロックでのパフォーマンスはどうでしたか?またオーディエンズの反応はどうでした?情報によると入場規制&モッシュが起こったとか…  



Tyondai:そうだね、本当にクールだったね。  


Dave:クレイジーだよ。


Tyondai:そして、観てくれたオーディエンスもすばらしかったよ。日本人はすごくノッてくれるよね。それは僕達みたいなバンドにはすごく大事なことで、パフォーマンスする側とオーディエンスの間には相互のプロセスがあるから、オーディエンスがエキサイトしてくれるとそのショー自体がすごくいいものになるし、パフォーマーも演奏でエキサイトできるんだ。


Dave:日本の文化で気づいたことなんだけど、日本人はすごく一生懸命働くし、遊びにもすごく一生懸命になるよね。ライブでは、僕らが働いている(演奏している)一方みんなは大いに遊んでるんだよね。だからうまくいってるってことだよ。(笑)



――そして、今日も予定されている追加公演ですが、今回の単独公演のチケットはなんと2分でソールドアウトしてしまったようです。これほど加熱している音楽シーンでのバトルズの注目度を、当事者であるあなた達はどう思っているのでしょう?  



Dave:(2分といところに反応)なんでそんなに長くもかかったんだ?あははは!(笑) 


Tyondai:こんなに日本のファンのみんなに迎えてもらって、すごくエキサイトしているよ。
エキサイティングなことだし、僕らと同じくらいみんなにも僕らが書いた音楽を好きになってほしいと思うよ。そういうふうに好きになってくれたら、すごくすごく幸せだよ。



Dave:僕らの音楽を好きになってほしいといつも願ってはいるけど、実際こういうことが起きると驚くし興奮するよ。たとえばチケットが2分で売り切れたなんて僕らにとってはクレイジーなことだし、僕らはこんなことに慣れているわけじゃないんだ。すごくハッピーだし興奮しているよ。



Battles スペシャルインタビュー
  たまにジョークを飛ばすDave
――では、新作『Mirrored』についてのお話を聞かせて下さい。
新作はユーモアのセンスを入れたかったということですが、ワープというテクノ・レーベルからのリリースということを意識したことはありましたか?  



Tyondai:
ワープからリリースしたのは、特にユーモアのセンスを意識したことはないよ。
ワープと今回一緒にやったのは、まず僕らのものの見方とワープのものの見方がある意味同じだからだよ。だから一緒に働いていてうまくいくんだ。


――見方って?


Tyondai :僕らのバンドは新しいことに挑戦するのが好きなんだ。そして結果がどうなるかを知らず試すのが好きなんだ。
僕らはこういうことが好きだし、ワープも同じことをしていると思う。ワープは90年代エレクトロニックミュージックの活動で有名だったけど、今は新しいバンドと契約をしたりと活動の幅を広げているよね。そしてその結果何が起こるかはまだわからないわけだよね。だから僕らは一緒に新しいことを試しているんだ。これはいいことだよ。

それからユーモアということに関しては、いい説明になるかわかんないけど、このバンドは両極端な部分を持っているんだ。つまり音楽の中に楽しさと悲しみが同時に存在するんだ。だからどちらか一方ではないんだ。おもしろくないとかマジメじゃないってことではなくて、同時に存在するんだ。これで意味が通じるかな?


―― 新作はアフリカン・ミュージックに傾向していたIanの影響が色濃く感じられる作品ですが、他には制作中どんな音楽を聴いていましたか?


Dave:僕はセミの音を聴いていたよ・・・。うちの裏庭でね・・・。


―― え、ほんとに?


Dave: そうだよ。


Tyondai: 僕らはみんないろんな種類の音楽を聴くよ。・・・セミの音も含めてね。


Dave: 僕は大体HMVの通路3に並べてあるものを聴くね。・・・(笑) HMVが揃えているものならなんでもね。(笑)


Tyondai: 僕らはみんないろんな音楽を聴くし、それぞれ全く違うタイプの音楽を聴いてるよ。単純にIanがアフリカンミュージックを聴くというだけじゃなくて、僕らはみんなそれぞれ違う影響を受けてそれを一つのポットに混ぜこんで今の僕らがいるんだよ。そしてそれぞれ影響を受けたものの中からいいものを取り入れているんだ。




―続く―
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