DSK Interview part2
Thursday, July 17th 2008
| インタビュー |
| DSKと座談会 part2 |
―インタビュー続き―
◆それではぼちぼち、曲について聞かせて下さい。まずは「Promised Land」についてなんですが。この曲の歌詞の内容。DSKさん自身を歌っているのかなって感じだんですが。
DSK:「それはもう本当に僕の心境です。F1で例えるとシューマッハをずっとアロンソが破ろうと頑張ってたんですけど、結局破ったんですが、そのアロンソが今年に入っていきなり遅くなったんです。ルイス・ハミルトンって若者が出てきて、そいつがチャンピオン獲る勢いで。アロンソは2番手でそいつに勝てないんですよ。なんかそういうの見てると、なんというか、時代の流れの速さっていうか、そこで負けたら終わりじゃないですか?『絶対負けねぇ』みたいな。20代の頃って若いし勢いがあったから、いろんな事やれたし、恐れもなく。ただ、一回知っちゃうと恐れがあるじゃないですか?だからやっぱり守りっていう事も知っちゃうけど、そこで守ってる自分ていうのはもう認識しながらも、でもやっぱり攻めるしかないっていうか、なんか自分の"いま" の立場とか、1回チャンピオンを獲ってしまったスポーツ選手の心境って、僕はまだチャンピオンとってないですけど(笑)、獲りたいですが、俺は獲るまでやめないっていう宣言で。アロンソはチャンピオン獲ってから、そこから先の生き様っていうか、いま2位で負けているけど絶対彼は自分の時代がまた来ると信じて走り続けている訳で。まぁ、多分スポーツ選手皆そうだと思うけど、そういう気持ちというか、チャレンジャーの気持ちをずっと持ち続けないと。でも、まぁ、普段この気持ちがないと終わりますよね。常に越境を続けるというか、峠の向こうに何かあるかもしれないみたいな…。」
◆なにがあるんですか、そこには!?
DSK:「なるほどー、そこに何があるかねぇー(笑)。いや、まぁ、人それぞれいろんなものがあるんじゃないですかー?(笑)」
◆DSKさん的には?
DSK:「フフフ、"カネ"とか言ったりして(笑)。」
―全員大爆笑!!!!―
◆これ、載せちゃって良いんですか?大丈夫ですかコレ(笑)?
DSK:「うわー、もう大暴落(笑)。なんだよ、"カネ"の為だったのかよって(笑)。
いやー(真面目に)、なんかやっぱり安らぎっていうか、自分を肯定できた状態ですね。自分が安心して作れる場所っていうか。今はまだ戦いながらやっちゃってるから…。」
◆なるほどー。変わって6曲目「Lose Occupation」はストレートなROCKナンバーですよね?ちょっと意外というか、元々DSKさんの中にあったものなのか、何か影響を受けたんですか?
DSK:「いやいや、もともとカンズからですからね、僕は。」
◆そう言えば「Welcome To The Jungle」カヴァーされてましたね。
DSK:「そうそう、ガンズとスティーヴ・ヴァイなんで、僕のギターの先生って。だから、より忠実に出していくと、こういう作品になっちゃうのかもしれない。『Lose occupation』みたいなROCKな作品に。」
◆続く7曲目「Put Some Snap」ではAURORAでもお馴染みの盟友、井上薫さんがトラックで参加されていますが、DSKさんから見た井上薫さんの印象を教えてください。 DSK:「井上くんはねー、どういう人なんだろう…。」 |
![]() Aurora/Fjord |
◆勝手なイメージですけど、なんとなく"宇宙っぽい"感じがするのですが…。
DSK:「あー、そうだね(笑)。なんか、友達じゃなくて、例えばコーヒー買ってる所を客観的に見てると、宙に浮いている、浮遊している感覚がある(笑)。一般の人と一緒に並んでたりすると、一人だけ数センチ浮いている、ホバーしているっていうか(笑)。ふと、そういうのを感じさせる瞬間がある。井上くんはね(笑)。」
◆そして、8曲目には前作『Exhoust Note』にも収録されている「Winter Lane」のMODESTバンドヴァージョン。この曲のNujabesリミックスも12inchで発売中ですね。出来はいかがでした? DSK:「すごいカッコイイ。すっごくカッコイイ!NujabesのDSKリミックス。いや、違う!あ、逆だ。すげーカッコイイ。ハマリよさそうでしょ?Nujabesのビートと俺のギター。そこにNujabesのベースラインが入って。」 |
![]() |
DSK:「なるほど、いまこうやって聴いてみてなんとなく分かりました自分のアルバムの感じが。」
◆えっーつ!?やっと消化できた感じですか?
DSK:「わりと前半飛ばして良かったんですね。後半ゆったりしてくるんで、7曲目「Put Some Snap」くらいまで『ザーッ』と走って行って、そこから先はわりとクルージングしていく(笑)。」
◆クルージングね(笑)。
DSK:「いま、もう完全にクルージング状態…(笑)。あっ、良いんじゃないんですか!?良かった。あいだ緩めなくって。」
◆それではDSKさん自身から今回の作品についてメッセージをお願いできますか?
DSK:「どーですか?聴いて。逆に………、どーですか?こういう音って!?」
◆逆質問ですかぁー!?
DSK:「いやいや、さっきから何度も言っているけど、DSKらしいなとは思うんですけど、ただDSKらしさがどんなのかってのを自分ではちょっと計りきれないというか…。『だから聴いてね』としか言えないですよ。僕らしい音を作れたし、疾走感や壮大な感じも出せたし。僕なりに音楽を昇華して、自分のフィルターを通したロックだったり、ボッサだったり、フュージョンだったり、それがもうゴチャゴチャになっているんで、ちょっと分からないです、僕は。でも、らしいですよね?僕らしいというか。でもそれはなんなんですかね〜。」
◆確かにDSKさんらしいですね。でも、何か、いろいろ喧嘩して此処にたどり着いた感じが出てますよね。
DSK:「そうそう、そうですね!ガンズとスティーヴ・ヴァイ聴いて、Port of Notesやって、AURORAやって、やっと自分のROCKバンドというか、30半ばにして辿り着いた境地というか。いや、そうです、さんざん悩みました。でもまぁ、そういう意味で、本当に迷ったあげくにやっと出来たなぁーって。こういうスタイルで音楽作るっていう事が僕は凄い大切というか、そういうのが好きだなぁ。自分に対して正直な音であるのか?みたいな。だから、それが人にどう聴こえるかってのは本当に分からない。これを良いと思ってくれる人がいれば本当に幸せだなって思う。そういう意味ではDSK以外の何者でもない音を作って行くしかないです。僕が存在してどういう音なのかを。もし、好きだったら此処にしかないと思うんで聴いてほしいし、僕はそういう存在になるために努力を続けたい。そうなりたい。誰でもない、DSKでしかない。まだまだ先は長いですね。長期計画ですよ、これは(笑)。」
以上。ここまでが、7月25日発売されるDSK の『Presents Modest』について。
その後、次回作を特別に聴かせて頂けることに!このまま5曲入りトラック『Joyful Noise Stroll』の超先行試聴会へと突入!!


