GOMAインタビュー
Sunday, June 10th 2007
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世界最古の木管楽器ディジュリドゥの可能性をアグレッシブに追求し、その道をひた進むアーティストGOMAの最も熱く、ぶち踊れるメインプロジェクト、GOMA&JUNGLE RHYTHM SECTION。
AJICOやマグノリアなどに参加する椎野恭一(ds)、ジャンベを中心にグルーヴを前へ前へ押し上げていく辻コースケ(per)、リトルテンポから参加、Latin/Reggaeのエッセンスをたっぷり含んだバックビートで聴衆の腰を揺さぶる田鹿健太(per)の3人による最強のリズムセクションとディジュリドゥが放つ倍音の超絶グルーヴを内田直之(Dry&Heavy,Little Tempo)にるmix&recで瞬間密封。
ありとあらゆるリズムが緻密に絡まりあったこの夏最も熱く、腰に来る100% PURE GROOVEが詰まった傑作の誕生!!!
今回はGOMA&JUNGLE RHYTHM SECTIONのリーダーであるGomaさんにインタビューを敢行!Hear My Voiceで応募した皆様からの質問をもとに、アルバムのことディジュリドゥのこと、これからの展望などいろいろ聞いてみました!!
Goma&Jungle Rhythem Section
/Rhythm & Breath
7月18日発売。「FUJI ROCK FESTIVAL 07」Field Of Heavenステージにも出演決定!そして9/17にはLIQUID ROOMにてリリースパーティも決定! 犬式/FLYING RHYTHMS/勝井祐二+沼澤尚+益子樹+迫田悠セッションという豪華なメンバーを迎えて行われます!このあとも豪華なメンバーが参加予定!!
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Goma & Jungle Rhythm Section HP ※オフィシャルページにて、プロモーションビデオ“ONE GROOVE” を無料試聴中!!!
Goma HP

− ではASK THE ARTIST でいただいた質問から。“JUNGLE RHYTHM SECTIONは辻コースケさんをはじめ推野さんなど強烈なメンバーで構成されていますが、メンバーそれぞれの性格(アピールポイント?)を教えてください!”(タナカユウコ)
GOMA: みんなかなりいい人ですね(笑)まったりして、まぁステージ上は結構みんなハードやけど普段はスゴイそれとは対照的で、みんなピースフルな仲間ですね。
(プレイで言うと)コースケ君はグルーブ的、演奏的にいうとイケイケなリズムが、前に前に行くリズムが得意で、ケンタ君はバックビートっていうか、ちょっと後ろのめりのビートが得意で、推野さんはすごいフラットで、ロック的なビートが得意ですね。
それぞれ個性が違うから、何演奏してもあたらないというか、全員の個性がちゃんと出るように、その辺をチョイスしてって感じですね。
− では次の質問に。これはこの間のラフォーレのライブ会場に行かれた方ですかね。“原宿のライブが最高でした。GOMAさんがディジュリドゥを操る使命を授かった、特別な立場のお人に見えました(笑)わたしは、幼い自分の子供にもディジュリドゥの音を聴かせてあげたい、一緒に聞きたいと思いました。GOMAさんは演奏するとき、会場に集まるオーディエンスに向けて、その都度合わせて表現に工夫をなさったりするんでしょうか?また、オーディエンスと向き合って一番嬉しい、気持ちのよいこととは何ですか?”(ソルフェージュ)
GOMA: 曲も変えるし、ライブの形態を変えます。クラブでやったりするときには打ち込みを使ったり、コンピューターを使って踊れるっていうのが、はまるし。別に、お寺とかそういうところでやるときには、もっとまったりしたセットがはまるし、場所の雰囲気によって音を変えるのが好き。
− どういう時が一番気持ちいいですか?
GOMA: その会場の雰囲気をイメージしてセット考えるじゃないですか、それでいって、その思い描いていたような雰囲気がつくれたらバッチリですね。 それはもう、やってるほうも絶対感じるから。会場の一体感みたいなもの、その一体感が自分で感じられたときがベストですね。
先週だと富士山の頂上で吹きながら撮影があったりだとか、5月の末ぐらいにはご来光のために静岡のほうで、山の中腹から、朝3時とか4時とかに集合して、みんな40〜50人ぐらいかな、そのまんま30分ぐらい歩いていって、日に出と共に一本吹き。
− (一同)お〜スゲ〜。
GOMA: 自然の中で一本吹きするのもやっぱ好きやね〜。
− クラブでやるのも好きですか?
GOMA: うん好きやね。もともとダンスやってたからね。そういうのと、自然の中のアウトドアで吹くっていう、そのバランスをうまく保ってないと俺はダメで。ダンスとアンビエントのバランスが大事。
− 吹き方っていうも微妙に変えたりします?
GOMA: あ〜もう全然変わる。もう感覚的に全然違うっていうか、呼吸の使い方が全然違うんですよね。 テンションあがってるときって人間呼吸がすごい速くなってくるから、逆に自然の中で大きく深呼吸しながら吹くと、人間て大きく深呼吸するとメディテーションというか、スーっと気分が落ち着いてくる効果があって、そういう大きな呼吸の波で、その上で音を作っていくか、ビート感のあるリズミカルな呼吸の上で音を作っていくというのは全然違う。
− 吹き方って循環呼吸ですよね?
GOMA: そう循環呼吸。サーキュラーブリージングっていって、吐きながら同時に吸う。
− (一同)う〜ん
GOMA: 口で言ったら難しいんですけど、実際やってみるとできると。
− 普通の人はできないですよね?訓練しないと。
GOMA: うん訓練しないと。 でもはまるとスゴイおもしろいから。
− でも練習方法があるわけではないんですよね?
GOMA: まぁ実際吹くのが一番。
− ディジュの寿命というは?
GOMA: いや〜寿命的なものは俺もこれから続けていかないとなんとも言えないですね。
− 音は変わってきたりするんですか?
GOMA: 音はやっぱ変わる。どんどん変わってくる。
− メンテナンスなどは?
GOMA: オイルをちょっと流してあげたりだとか、まぁそのくらいかな〜。後メンテナンスというよりも、吹いた場所から次に移動する時に、あんまり温度差をつけないように、ということに気を使う。生き物やから、アリが中を食べて自然にできてるものやし。 無茶な温度変化とかあるじゃないですか、冬やったら、むっちゃ寒いところで吹いて、室内のあったかいところに急に持ってくるとか。そういうふうにするとすごい割れる。 ただでさえ、ユーカリの生えている場所っていうのが、2シーズンの熱帯の場所やからね、雨季、乾季しかないから、日本に来て四季とかを体験させちゃうと、最初ビックリしちゃうんですよね。人間と一緒やから、急に冬とか体験させちゃうと大変。
−では次、ちょっと軽めの質問を。“GOMAさんというお名前はどうやってつけられたのですか?なにかエピソードがあれば教えてください。
GOMA: これは、もう昔からのニックネームで、学生のときからの。ようなんか難しいこと言われるんですけど、全然そんな意味はなくて。
− ご自分の本名とかにかかってるんですか?
GOMA: いや全然かかってないんですよね。ゴマアザラシに似てるとか(笑)
− 本当ですか?(笑)
GOMA: 俺がゴマむっちゃ好きやから、ゴマって言う人もおるし、ゴマアザラシにむっちゃ似てたから、ゴマって言う人もおるし(笑) 最初すごい嫌だったんだけど、みんなそう呼びだしたし、海外に住んでたときにスゴイ覚えてくれやすかったんですよね。 アフリカ語でも“ゴマ”っていう言葉があって、それはもうサイコーみたいな感じらしいんですよね。そういうのもあってすごい覚えてくれやすかったから。かなりグローバルで使える名前やな〜と(笑)
− ではお子さんの話ですけど、今何歳ぐらいですか?
G 2歳4ヶ月。
− 質問は“前作あたりでお子さんがお生まれになってますよね?まだ小さいと思いますが、やっぱり、音楽家になって欲しいですか?それともなにかさせたいこととかありますか?”(re-born)
GOMA: いや〜何になってほしいとか全然思わないですね。ただ女の子やし、普通にいい男性に出会って、幸せな結婚して、子供を生んで欲しい。それぐらいしか思わないな〜。
− ライブは大体連れて行かれるんですか?
GOMA: 野外のやつとかは連れて行く。室内とかでも逃げ場があるような広いところであれば。
− お子さんは聴かれたりするんですか?
GOMA: 聴く、大好き(笑)
− 踊ってますもんね。
GOMA: うん、踊ってる(笑)
− 家でもディジュの音とか聴かせたりします?
GOMA: するする。
− どういう反応しますか?
GOMA: でも普通にありすぎてて、なんともないというか。
− 胎教なんかにも良さそうじゃないですか。
GOMA: うん、妊娠してた時もすごい吹いてたし。
− すっごい良さそうじゃないですか。
