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UKプレミアムキャンペーン その3

Friday, January 14th 2005

UKプレミアムキャンペーン・リスト

〜クラブミュージックで辿る「UK」〜
その1その2|その3


1980年代末から90年代初頭に巻き起こったアシッド・ジャズとグラウンド・ビートという2つのムーヴメント。UKクラブカルチャーのなかでソウルやファンクを積極的に取り入れたこれらの動きは世界的に類を見ないサウンドを形成するとともに、のちのUKソウルやクラブジャズの基盤を作り上げました。

80年代、イギリスのクラブで頻繁にプレイされていた60〜70年代のジャズ。今でいう「レア・グルーヴ」という流れがその時代のアーティストにも影響を与え、生バンドや生音をサンプリングしたスタイルでジャズを取り込んだクラブミュージックを表現するという動きが活発になります。

<Acid Jazz>レーベル

1988年に設立されたレーベル、その名も<Acid Jazz>がこのムーヴメントの牽引役となります。<Acid Jazz>レーベルからはBrand New HeaviesCorduroyJames Taylor QuartetNight TrainsSnowboyMother EarthDouble VisionApostlesQuiet Boys、そしてJamiroquaiらが輩出されて、まさしくアシッド・ジャズ・シーンの中心として大いに盛り上げました。

Brand New Heavies

ファンクを下地としながら都会的なメロディーとセンスに溢れたバンドBrand New Heavies。オーガニックでソウルフルなサウンドは当時大ヒットしただけでなくのちのUKソウルの基盤ともなり、GangstarrやPharcyde、Main Sourceらラッパーと作り上げた2ndなどは現在の生バンドヒップホップの先駆ともいえるでしょう。ファンクやジャズ、ソウルにとどまらず積極的にサウンドを展開していき現在まで第一線その活動を続けています。N'Dea Davenportなどメンバーは個々にも活動を展開。

Jamiroquai

アシッド・ジャズ・シーンのなかから登場し、最もビッグ・ヒットとなったのがJay Kay率いるJamiroquai。独特のファッション・センスとノリの良いサウンドで1992年に登場するやいなや全世界を席巻。ファンク/ソウルを基調としながらサンプリングを巧みに使いそのポップセンス溢れるメロディアスな楽曲で以降ヒットを連発。ネイティブ・アメリカンのイロクアイ族にちなんだバンド名や、宇宙旅行といったテーマなどユニークな発想と、ディスコやデジタル・サウンドなどその時代の先端サウンドを取り入れながら変化し続けるサウンドで現在まで世界中で高い人気を誇っています。1997年の3rd『Travelling Without Moving』所収“Virtual Insanity”で日本でも大ブレイクしました。近年メンバー脱退が相次いでいますが2005年には新作も期待されています。

Incognitoと<Talkin' Loud>

1990年Gilles Petersonによって設立されたレーベル<Talkin' Loud>は<Acia Jazz>と並ぶ重要レーベル。70年代末から活動を続けていたBlueyことJean-Paul Maunickを中心に結成されたバンドIncognitoはまさにその中心的存在。生バンドにパーカッションとホーンセクションを導入し、ジャズやファンクを取り入れたダンサブルなサウンドを展開。さらにボーカリストを迎えソウルフルな楽曲を数多く生み出していきました。メンバーチェンジを繰り返し、現在も活動を続け人気をほこるスーパーグループ。

<Talkin' Loud>からもYoung DisciplesGallianoOmarUrban Speciesなどがリリースを重ねシーンを賑わせました。<Talkin’Loud>はその後も4 HeroRoni Size、Innerzone Orchestraなどをリリースし現在までクラブジャズ界を牽引しています。また、GallianoのメンバーであったRob GallagherはのちにTwo Banks Of Fourを結成しクラブジャズシーンでも活躍、ソロ名義Earl Zingerとしても作品を発表するなどこのシーンがただの流行でないことを体現しています。

Style CouncilのMick TalbotとSteve WhiteもTalbot & Whiteとしてジャズファンク寄りのサウンドを展開するなどロックシーンとも邂逅し、アシッドジャズはそのサウンドを広げていきました。当然のように世界中にも広まっていき、USではUS3Groove Collectiveなど、日本でもUnited Future Organizationや初期Mondo Grossoなどがその影響を受けたサウンドを展開していました。

Soul II Soulとグラウンド・ビート

ロンドンを中心に巻き起こったもうひとつのムーヴメントがJazzie B率いるSoul ii Soulが生み出したグラウンド・ビート。うねるベースラインとゆったりとしたルーズなドラミングからなるリズム、艶やかで憂いを帯びた歌声というアメリカのソウルとは異なるサウンドを作り出しました。Massive Attackの前身Wild BunchのメンバーだったNellee Hooperなど黒人白人など人種が入り乱れていたこのグループは1989年に『Keep On Movin'』という大名盤を残し、以降レゲエやジャズなど様々なエッセンスを取り込んだサウンドで時代を築きました。そのサウンドは世界中に衝撃を与え、以降様々な形で後世の音楽に影響を与えていきます。また、シンガーCaron Wheelerはソロとしても活躍しており、ドラムで参加していた日本人、屋敷豪太B.E.Dなどで注目すべき活動を展開しています。

これらのサウンドを活かしながら(Young Disciplesのボーカルであった)Carleen Andersonや(Incognitoのボーカルでもあった)Maysa LeakD'influenceなどがより歌に焦点をあてた作品を発表し、SadeらとともにUKソウルという音楽を確立していきます。


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