アーノンクール&コンセルトヘボウ管/テルデック録音全集(42CD)
2026年03月27日 (金) 12:15 - HMV&BOOKS online - Classical

名門コンセルトヘボウ伝統の響きと、アーノンクールの急進的な知性が共鳴した38年。
歴史的探求が音楽に命を吹き込み、ウィーン古典派からロマン派まで、
全演奏を「現代の規範」へと昇華させた全集
アーノンクールは、過去数世紀の世界に深く沈潜していました。それはおそらく、当時の聴衆が偉大な巨匠たちの作品をどのように体験したのかという、答えのない問いに少しでも近づくためだったのでしょう。彼は当時の資料を研究し、当時の音楽家たちが実際にどのように演奏していたのかを学びました。彼にとって、そうした歴史的背景こそが音楽に色彩を与えるものでした。彼の類まれな才能は、その知識を現代のシンフォニー・オーケストラの響きと演奏実践へと翻訳したことにあります。
ニコラウス・アーノンクールとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の関係は、現代オーケストラ史において最も変革をもたらしたパートナーシップのひとつであり、38年間にわたり計276回もの演奏会が行われました。1975年(バッハの『ヨハネ受難曲』)に始まったこの関係において、オーストリア出身のこの指揮者は、世界で最も伝統的なロマン派オーケストラのひとつに対し、自身の急進的な「歴史的情報に基づく演奏(HIP)」の理念を持ち込みました。このコラボレーションは、楽員たちにフレージングやアーティキュレーション、そしてビブラートの使い方を再考させることとなり、最終的には古き良きシンフォニックな響きとバロック的な真実味との間の溝を埋めることになったのです。
このパートナーシップを類まれなものにしたのは、マエストロと楽団の間の相互尊重でした。多くの伝統的なオーケストラが、当初はアーノンクールの厳格な楽譜解釈に抵抗を示したのに対し、当時のオランダが古楽復興に盛んであったこともあり、コンセルトヘボウの楽員たちは彼の知的な厳格さを快く受け入れました。数十年にわたり、彼らはオーケストラが誇る伝説的な音の温かみと、アーノンクールの鋭く劇的なエネルギーを融合させ、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンといった「ウィーン古典派」を演奏するための独特な「アムステルダム・スタイル」を築き上げました。
この共同作業による録音の遺産は、今なおクラシック音楽カタログの金字塔であり続けています。高く評価されたモーツァルトやハイドンの交響曲集、そして批評家やコレクターにとっての指標であり続けるシューベルトの交響曲全集などはその代表格です。また、このセットには、トーマス・ハンプソンを主演に迎えた有名なモーツァルトの「ダ・ポンテ三部作」(『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』『コジ・ファン・トゥッテ』)をはじめ、ブルックナー、ヨハン・シュトラウス、ブラームス、さらにはドヴォルザークの主要交響曲とピアノ協奏曲を含む4枚のアルバムも収められています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
モーツァルト:
1. 交響曲第40番ト短調 K.550
2. 交響曲第25番ト短調 K.183
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:VI.1983, Concertgebouw Amsterdam
Disc2
モーツァルト:
1. 交響曲第26番変ホ長調 K.184
2. 交響曲第28番ハ長調 K.200
3. 交響曲第30番ニ長調 K.202
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:22-23 & 25.I.1988, 1-4.II.1988, Concertgebouw Amsterdam
Disc3
モーツァルト:
1. 交響曲第39番変ホ長調 K.543
2. 交響曲第29番イ長調 K.201
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:V-VI. 1984, Concertgebouw Amsterdam
Disc4
モーツァルト:
1. 交響曲第33番変ロ長調 K.319
2. 交響曲第31番ニ長調 K.297『パリ』(第2楽章別ヴァージョン付)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:IX.1981, Concertgebouw Amsterdam
Disc5
モーツァルト:
1. 交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』
2. 交響曲第32番ト長調 K.318
3. 歌劇『ルーチョ・シッラ』 K.135〜序曲
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:27, 29-30.XI.1984, Concertgebouw Amsterdam
Disc6
モーツァルト:
1. 交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
2. 交響曲第34番ハ長調 K.338
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:XI.1980, Concertgebouw Amsterdam
Disc7
モーツァルト:
1. 交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
2. 交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:IX.1981, III.1982, Concertgebouw Amsterdam
Disc8
1. モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365*
2. チック・コリア:2台のピアノのためのファンタジー
3. フリードリヒ・グルダ:2台のピアノのためのピンポン
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
チック・コリア(ピアノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)
ニコラウス・アーノンクール(指揮:1)
録音:20-21.VI.1983, Concertgebouw Amsterdam
Disc9
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537『戴冠式』
2. ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:IX.1983, Concertgebouw Amsterdam
Disc10-12
● モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588 全曲
シャルロッテ・マルギオーノ(フィオルディリージ)
デロレス・ジーグラー(ドラベッラ)
ジル・カシュマイユ(グリエルモ)
デオン・ファン・デル・ヴァルト(フェランド)
アンナ・シュタイガー(デスピーナ)
トーマス・ハンプソン(ドン・アルフォンゾ)
オランダ・オペラ合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:I.1991, Concertgebouw Amsterdam
Disc13-15
● モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527 全曲
トーマス・ハンプソン(ドン・ジョヴァンニ)
ロベルト・ホル(騎士長)
エディタ・グルベローヴァ(ドンナ・アンナ)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(ドン・オッターヴィオ)
ロバータ・アレグザンダー(ドンナ・エルヴィーラ)
ラースロー・ポールガール(レポレッロ)
アントン・シャリンガー(マゼット)
バーバラ・ボニー(ツェルリーナ)
オランダ・オペラ合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:X.1988, Concertgebouw Amsterdam
Disc16-18
● モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』 K.492 全曲
トーマス・ハンプソン(アルマヴィーヴァ伯爵)
シャルロッテ・マルギオーノ(伯爵夫人)
バーバラ・ボニー(スザンナ)
アントン・シャリンガー(フィガロ)
ペトラ・ラング(ケルビーノ)
アン・マレイ(マルチェリーナ)
クルト・モル(バルトロ)
フィリップ・ラングリッジ(バジーリオ)、他
オランダ・オペラ合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:V.1993, Concertgebouw Amsterdam
Disc19
● モーツァルト:英雄劇『エジプトの王、ターモス』への音楽 K.345
トーマス・トマシュケ(バス)
ジャネット・ペリー(ソプラノ)
アン・マリー・ミューレ(メゾ・ソプラノ)
マリウス・ファン・アルテナ(テノール)
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)
オランダ室内合唱団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:XI.1980, Concertgebouw Amsterdam
Disc20
1. サリエリ:劇場用ディヴェルティメント『まずは音楽、おつぎが言葉』
ロベルト・ホル(バス)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
ロバータ・アレグザンダー(ソプラノ)
ユリア・ハマリ(ソプラノ)
2. モーツァルト:歌劇『劇場支配人』 K.486
クリスティーナ・ラーキ(ソプラノ)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
マグダ・ナドル(ソプラノ)
ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:27, 29-30.XI.1984 (2), 1986 (1), Concertgebouw Amsterdam
Disc21
ハイドン:
1. 交響曲第93番ニ長調 Hob.I:93
2. 交響曲第100番ト長調 Hob.I:100『軍隊』
3. 交響曲第68番変ロ長調 Hob.I:68
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:X-XI.1986 & III.1987 (2,3), I.1992 (1), Concertgebouw Amsterdam
Disc22
ハイドン:
1. 交響曲第94番ト長調 Hob.I:94『驚愕』
2. 交響曲第95番ハ長調 Hob.I:95
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:II.1990, Concertgebouw Amsterdam
Disc23
ハイドン:
1. 交響曲第96番ニ長調 Hob.I:96『奇跡』
2. 交響曲第97番ハ長調 Hob.I:97
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:XI.1992, Concertgebouw Amsterdam
Disc24
ハイドン:
1. 交響曲第98番変ロ長調 Hob.I:98
2. 交響曲第99番変ホ長調 Hob.I:99
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:II.1990, Concertgebouw Amsterdam
Disc25
ハイドン:
1. 交響曲第101番ニ長調 Hob.I:101『時計』
2. 交響曲第102番変ロ長調 Hob.I:102
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:I-II.1988, Concertgebouw Amsterdam
Disc26
ハイドン:
1. 交響曲第103番変ホ長調 Hob.I:103『太鼓連打』
2. 交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104『ロンドン』
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:VI.1987, Concertgebouw Amsterdam
Disc27
シューベルト:
1. 交響曲第1番ニ長調 D.82
2. 交響曲第4番ハ短調 D.417『悲劇的』
3. イタリア風序曲 第1番ニ長調 D.590
4. イタリア風序曲 第2番ハ長調 D.591
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:XI.1992, Concertgebouw Amsterdam
Disc28
シューベルト:
1. 交響曲第2番変ロ長調 D.125
2. 交響曲第6番ハ長調 D.589
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:V.1992, Concertgebouw Amsterdam
Disc29
シューベルト:
1. 交響曲第3番ニ長調 D.200
2. 交響曲第5番変ロ長調 D.485
3. 交響曲第8(7)番ロ短調 D.759『未完成』
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:XI.1992, Concertgebouw Amsterdam
Disc30
● シューベルト:交響曲第9(8)番ハ長調 D.944『グレート』
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:XI.1992, Concertgebouw Amsterdam
Disc31
ヨハン・シュトラウス2世:
1. 喜歌劇『ジプシー男爵』序曲
2. ポルカ『陽気に』
3. ポルカ『うわ気心』
4. ワルツ『ウィーンの森の物語』
5. エジプト行進曲
6. ワルツ『ウィーンのボンボン』
7. ヨーゼフ・シュトラウス:『ピチカート・ポルカ』
8. ポルカ『雷鳴と電光』
9. ワルツ『美しく青きドナウ』
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:VI.1986, Concertgebouw Amsterdam
Disc32-33
● ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』全曲
エディタ・グルベローヴァ(ロザリンデ)
ヴェルナー・ホルヴェーク(アイゼンシュタイン)
ヨーゼフ・プロチュカ(アルフレート)
バーバラ・ボニー(アデーレ)
クリスティアン・ベッシュ(フランク)
アントン・シャリンガー(ファルケ)
マルヤナ・リポヴシェク(オルロフスキー公爵)
オランダ・オペラ合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:VI.1987, Concertgebouw Amsterdam
Disc34
● ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB103『ワーグナー』(第2稿/1877年 ノヴァーク版III/2)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:live: XII.1994, Concertgebouw Amsterdam (or Teatro Communale, Ferrara)
2024年リマスター音源使用
Disc35
● ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』(1878/80年版)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:live: IV.1997, Concertgebouw Amsterdam
2024年リマスター音源使用
Disc36
● ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:live: X.1999, Concertgebouw Amsterdam
Disc37
● ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:live: XII.1999, Concertgebouw Amsterdam
Disc38
ブラームス:
1. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
2. ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
クレメンス・ハーゲン(チェロ:2)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:III.1996 (1), IV.1997 (2), Concertgebouw Amsterdam
Disc39
ドヴォルザーク:
1. 交響曲第7番ニ短調 Op.70, B.141
2. 交響詩『野ばと』 Op.110, B.198
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:live: XII.1997 (2), III.1998 (1), Concertgebouw Amsterdam
Disc40
ドヴォルザーク:
1. 交響曲第8番ト長調 Op.88, B.163
2. 交響詩『真昼の魔女』 Op.108, B.196
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:live: XII.1998, Concertgebouw Amsterdam
Disc41
ドヴォルザーク:
1. 交響曲第9番ホ短調 Op.95, B.178『新世界より』
2. 交響詩『水の精』 Op.107, B.195
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:live: X.1999, Concertgebouw Amsterdam
Disc42
ドヴォルザーク:
1. ピアノ協奏曲ト短調 Op.33, B.63
2. 交響詩『金の紡ぎ車』 Op.109, B.197
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ:1)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
録音:20-26.X.2001, Concertgebouw Amsterdam (live: 1)
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