シュタットフェルト/『ショパン:リターン・トゥ・ワルシャワ ワルシャワへの帰還』
2026年03月06日 (金) 17:00 - HMV&BOOKS online - Classical

マルティン・シュタットフェルトが描くショパンの新たな作品世界
『ショパン:リターン・トゥ・ワルシャワ ワルシャワへの帰還』では、ピアニストのマルティン・シュタットフェルトが、フレデリック・ショパンの音楽に宿る、憧れ、思い出、そして帰還という深い主題に光を当てています。このアルバムの中心には、ショパンが故郷ワルシャワへ帰還の折に演奏しようと思い描いていたとされる、想像上の『ピアノ協奏曲第3番』が収められています。しかしこの願いは実現することはなく、幻の作品となりました。今回、この幻の『ピアノ協奏曲第3番』は、ショパンの演奏会用アレグロ Op.46とボレロ Op.19をもとに作曲家ティモ・ヨウコ・ヘルマンによって再構成されました。彼独自のオーケストレーションと共に、シュタットフェルトはショパンの実現できなかったビジョンに命を吹き込みます。この録音は、亡命と希望の間で揺れ動く作曲家ショパンの姿を、そして、帰ることのできない故郷への想いを描いています。
この協奏曲を中心に、マルティン・シュタットフェルトはショパンの様々な人気作品にメディテーショナル(瞑想的)なアレンジを加えています。これらはショパンという有名な作曲家の作品世界を斬新かつユニークな視点で見つめ直す、新たな変奏曲です。(輸入元情報)
【収録情報】
ショパン:
01. ノクターン・メディテーション(ノクターン第12番ト長調 Op.37-2)
02. フューネラル・マーチ・メディテーション(ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35『葬送』〜第3楽章)
03. ピアノ協奏曲イ長調『ワルシャワへの帰還』(T.Jヘルマン&M.シュタットフェルトによる再構成)
I. 演奏会用アレグロ アレグロ・ドゥ・コンセール Op.46(T.J.ヘルマン編)
II. インプロヴィゼーション(ボレロ Op.19)
III. メディテーション(ボレロ Op.19)
IV. ボレロ Op.19(T.J.ヘルマン編)
04. ポロネーズ第11番ト長調 B.1
05. ラルゴ 変ホ長調 B.109
06. ノクターン第2番ホ長調 Op.9-2
07. チェロ・メディテーション(チェロ・ソナタ Op.65〜第3楽章:ラルゴ)
08. スプリング・メディテーション(19のポーランドの歌 Op.74〜第2番『春』)
09. ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1『子犬のワルツ』
10. 子守歌 変ニ長調 Op.57(短縮版)
11. マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3(ヴァイオリンとピアノ編)
12. マズルカ ハ長調 Op.56-2(ヴァイオリンとピアノ編)
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
アンドレア・チカレーゼ(ヴァイオリン:11,12)
ハイデルベルク交響楽団(03)
ティモ・ヨウコ・ヘルマン(指揮:03)
録音:
2017年3月11,12日 ドイツ、シュタットハレ・ハイデルベルク
2025年8月7,8日 ドイツ、ベルリン、サークル・スタジオ
【マルティン・シュタットフェルト】
1980年10月19日ドイツのコブレンツに生まれる。
7歳の頃からピアニストを目指し、9歳にして初のリサイタルを開催した。対位法と和声を探求してフランクフルトでレフ・ナトチェニーに師事し、ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで入賞した。2002年のライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールでのセンセーショナルな優勝は、マルティン・シュタットフェルトのキャリアの出発点となり、世界の主要な音楽祭やコンサートホール、オーケストラとの共演へと活動の場を広げることとなった。その後20年間にわたり、バッハ、ベートーヴェンのソナタ、ドイツ・ロマン派作品、さらにモーツァルトからラフマニノフに至るピアノ協奏曲でのオーケストラとの共演など、幅広いレパートリーで世界各地に招かれている。
これらの活動と並行して、ソニー・クラシカルより26枚のCDをリリース。数々の賞を受賞し、国際的な批評家からも高評価を得ている。彼のディスコグラフィーの中心はバッハ作品であり、「ゴルトベルク変奏曲」、「平均律クラヴィーア曲集」などが収録されている。同時に、ショパンの練習曲、モーツァルト、ベートーヴェン、ドイツ・ロマン派の録音も行い、新たな解釈を提示し続けてきた。こうして多様な作品と向き合い続ける中で培われた探究心は、必然的に作曲活動や自由な編曲作品へとつながっていく。
近年は自作や自由な編曲作品にも取り組み、「ヘンデル・ヴァリエーションズ」、「ピアノ・ソングブック」、「バッハへのオマージュ」、「ドイツ民謡集」、「ジェネシス」(全曲自作)、「バロック・カラーズ」などを発表。これらはCD、ストリーミング配信をはじめ、ショット・ミュージック社から楽譜が出版されるなど成功を収めている。
また、長年にわたり音楽教育にも力を注ぎ、学校訪問、子どもや若者向けのコンサート、CD、ラジオの放送などを通してクラシック音楽の普及に貢献。現在はブレーメン芸術大学のピアノ教授として、後進の指導にあたっている。(輸入元情報)
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