オルガ・パシチェンコ/モーツァルト:ピアノ協奏曲第6、8、18番
2025年12月18日 (木) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical


モーツァルトが好んだモデルの楽器による快演!
作品像の真相に迫るシリーズ第3弾
19世紀以前の作曲家たちが親しんでいたモデルの楽器を探り、適切な奏法で作品成立当時の響きに迫るピアニスト、オルガ・パシチェンコ。日欧で絶賛を博したメンデルスゾーン姉弟の作品集に続くアルバムは、古楽大国ベルギーの精鋭集団イル・ガルデリーノとの共演によるモーツァルトのピアノ協奏曲集、第3弾。ザルツブルクでの青年期の作2曲とウィーンでの全盛期の作品、計3曲を収録しています。
18世紀後半当時、各地で製作家たちが試行錯誤を続けていたピアノは工房ごとに個性が大きく異なり、モーツァルトも様々な楽器を試していたことが史料から判っていますが、ここではザルツブルク時代の2曲に当時の彼が好ましいと言及したシュペート工房のタンゲンテンフリューゲル(タンジェント・ピアノ)を使用。ややチェンバロに近い独特の煌びやかな音色をパシチェンコは鮮やかに音楽的な響きへと結実させ、各パートの楽音が際立つ小編成オーケストラと絶妙なアンサンブルを繰り広げます。ウィーンの名工ヴァルターのモデルを使った第18番もニュアンス豊かな楽器の魅力が最大限に活かされた充実の名演。アンサンブル共同創設者デ・ウィンネ(トラヴェルソ)とポンセ―ル(オーボエ)をはじめ木管・金管勢の存在感も頼もしく、室内楽にも通じる活き活きとした曲の魅力が作曲当時の佇まいを想起させてやみません。当時の最新楽器による新興ジャンルとしてのピアノ協奏曲の面白さを堪能できる1枚です。(輸入元情報)
【収録情報】
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第6番変ロ長調 K.238
2. ピアノ協奏曲第8番ハ長調 K.246『リュッツォウ』
3. ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456
オルガ・パシチェンコ(タンゲンテンフリューゲル:1,2、フォルテピアノ:3、指揮)
使用楽器:
タンゲンテンフリューゲル:レーゲンスブルクのシュペート&シュマール、1794年製作モデルに基づく、クリス・マーネ製作の再現楽器
フォルテピアノ:ウィーンのアントン・ヴァルター、1792年頃製作モデルに基づく、ポール・マクナルティ製作の再現楽器
イル・ガルデリーノ(古楽器使用)
ヨアンナ・フシュチャ(ヴァイオリン/コンサートマスター)
録音時期:2024年2月
録音場所:ベルギー、アントウェルペン、AMUZ
録音方式:ステレオ(デジタル)
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