シュ・シャオメイ/バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1、2巻(4CD)
2025年09月08日 (月) 18:00 - HMV&BOOKS online - Classical

人生をかけた音の旅。バッハと歩んだ40年の集大成、待望の再発売!
シュ・シャオメイが紡ぐ平均律の深淵
【バッハとの魂の対話】
シュ・シャオメイにとって、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』は心の支えでした。文化大革命の厳しい環境の中でも、彼女は楽譜を密かに書き写し、音楽を通じて希望を持ち続けました。その姿は、困難の中でも自分を見失わずに生き抜く強さの象徴です。10歳で音楽学校に入学し、バッハに初めて触れたシュ・シャオメイ。文化大革命によって西洋音楽が禁じられた後も、彼女はモンゴルの労働キャンプで密かにバッハを演奏し続けました。北京からピアノを運び、中国伝統音楽と偽って演奏したという逸話は、彼女の音楽への情熱と創意工夫を物語っています。
【録音に込められた人生の深み】
2007年と2010年に録音されたこの『平均律クラヴィーア曲集』は、彼女のバッハとの何十年にもわたる旅の集大成です。演奏は過度な表現を避け、静謐で内省的な音の運びが特徴。バッハの構築性を明確に伝えながら、聴く者の心に深く語りかけてきます。
そして今回、第1巻と第2巻がセットになった4枚組CDが待望の再発売。バッハの音楽の普遍性と、シュ・シャオメイの人生を通じた深い解釈を体感できる貴重な録音です。
【音楽と人生をつなぐ一冊】
彼女の自伝「永遠のピアノ〜毛沢東の収容所からバッハの演奏家へ」(芸術新聞社)にも、バッハの演奏に込められた思いや背景がより深く伝わってきます。音楽と人生が交差する、静かだけど力強い物語です。
【シュ・シャオメイ(Zhu Xiao-Mei、朱曉玫)】
中国・上海生まれのピアニスト。幼少期から才能を発揮し、北京中央音楽学院に入学するも文化大革命で学業を中断。内モンゴルの収容所で5年間過ごした後、再び音楽の道へ。1980年に渡米、84年にパリへ移住。以降、世界各地で演奏活動を展開し、国際コンクールの審査員も務めるなど高い評価を得ています。(輸入元情報)
【収録情報】
J.S.バッハ:
1. 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV.846-869
2. 平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV.870-893
シュ・シャオメイ(ピアノ)
録音時期:2009年4月、5月(1)、2007年4月&2009年4月(2)
録音場所:パリ、ノートルダム・ド・ボン・スクール教会(1)、フランス、リムザン、ヴィルファヴァール農場(2)
録音方式:ステレオ(デジタル)
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