ファン・メヘレン&ア・ノクテ・テンポリス/ラモー:ピグマリオン、イゾ:ゼミード
2025年09月01日 (月) 17:45 - HMV&BOOKS online - Classical

ラモー屈指の名作と、知られざる同時代の1幕物の真価に触れる
名歌手レイナウト・ファン・メヘレンを中心に、「ALPHA」や「Ricercar」で数多くのフランス・バロック声楽作品アルバムを制作してきたア・ノクテ・テンポリスによる、ラモーの人気作『ピグマリオン』に、同時期の謎多き作曲家ピエール・イゾ[1715-1794]の『ゼミード』を組み合わせたアルバム。
自ら彫り出した女性の彫像に恋してしまった若き彫刻家ピグマリオンの想いが天に通じ、彫刻が命を得て話し出すという物語が、フランス王ルイ15世の公妾ポンパドゥール夫人の依頼により、ラモー作曲の1幕物音楽劇となったのは1748年のこと。数年後フランスにはイタリア歌劇団が訪れ、音楽様式の違いと優位をめぐるブフォン論争がパリの論客たちを二分する騒ぎとなり、その過程で王室音楽アカデミー劇場(通称「オペラ座」)という大舞台での上演機会を得たのが若き作曲家イゾの1幕物『ゼミード』でした。
その主人公を演じる王女役のエマ・ニコロフスカの伸びやかな美声の傍ら、指揮のファン・メヘレンや人気歌手ブロンデールら第一線の歌手たちは個性的な役柄をよく歌いこなし、3/3/4/4/1と中低音域を厚くした弦楽編成を含む器楽合奏と緊密なアンサンブルを聴かせ、ラモー作品と共にロココ期のフランスならではの細やかな和声語法がきわだつ名演を味わわせてくれます。器楽勢にはフルートにアンナ・ベッソン、オーボエに河合隼佑、クラヴサンにロリス・バリュカンなど個人の活躍が知られる俊才たちの名も。フランス最前線の古楽解釈に触れられる1枚です。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラモー:舞踏音楽劇『ピグマリオン』(1748)
● イゾ:舞踏音楽劇『ゼミード』(1745)
エマ・ニコロフスカ(メゾ・ソプラノ/シロスの女王ゼミード、セフィーズ)
レイナウト・ファン・メヘレン(テノール/ピグマリオン)
グヴェンドリーヌ・ブロンデール(ソプラノ/恋の神)
ヴィルジニ・トマ(ソプラノ/彫像)
フィリップ・エステーフ(バリトン/ゼミードの恋人ファシス)
ナミュール室内合唱団
ア・ノクテ・テンポリス(古楽器使用)
レイナウト・ファン・メヘレン(指揮)
録音時期:2024年11月27日〜12月1日
録音場所:ベルギー南部ナミュール地方ナミュール、グラン・マネージュ(ナミュール・コンサートホール)
録音方式:ステレオ(デジタル)
収録時間:80分
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